川村渇真の「知性の泉」

思考支援コンピュータを創る


次々世代ソフトウェアの基本原理を提案する、個人的な研究活動。ソフトウェア技術の中で今後の主流となるのは、オブジェクト指向OSとエージェント指向技術を組み合わせた仕組みだと言われている。そこまでは見通しが立っているが、その次となると、明確に提案した人はほとんどいない。それを提案するのが本内容で、ソフトウェアにおける世界最先端の研究に属する。第一段階の基本原理はすでに出来上がっていて、雑誌の連載で一部を発表した。内部構造や次のレベルの機能に関しても、段階的に発表する予定だ。


●研究の全体像と思考支援までの道筋

研究を始めたきっかけ
コンピュータ中心から情報中心へと進歩
代表的な新機能の概略
研究中の機能と進捗状況
実現できる他の機能
情報中心システムの機能の実現順序

●情報中心システムの視点や考え方

使いやすさの劇的な向上には新しい発想が必要
・データ自体を直接扱うような感覚を実現する(準備中)
・知識を組み込んで自動化を究極まで進める(準備中)
・データと表現の分離で読み手の自由度を実現(準備中)
・プログラミングを極限まで不要にする(準備中)
・システムと対話しながら作業を進める(準備中)
・目的のデータの呼び出し方を数多く用意する(準備中)
・独自の処理内容は最初に定義を入力する(準備中)
・作業の対象テーマごとに最適な環境を設定する(準備中)
・知識定義を参照しながら動作するインタープリタ(準備中)
・どんな機能でも部品として追加可能に(準備中)

●情報中心システムの内部構造

 <<<準備中>>>

●情報中心システムの視点で既存技術を評価

既存技術の評価を通して、情報中心システムの考え方を理解する
オブジェクト指向:開発者向けでは成功
エージェント指向:実は情報中心システムでこそ有効
人間型エージェント:使いやすさの改良にはほとんど貢献せず

●これからのOSに求められる仕組みや機能

・開発者やユーザーに無駄や損をさせない工夫が必要(準備中)
・開発者向けのマトモなドキュメントを提供する(準備中)
・各種内部フォーマットには大きな余裕を持たせる(準備中)
・内部の構造を階層化して、変更の影響を最小限に(準備中)
・初期状態に戻す機能を標準で装備する(準備中)

●雑誌連載の内容

MacUser日本版、連載「思考支援コンピュータを創る」
連載記事の掲載にあたって
・1994/08号:第01回:情報作業環境モデルが重要な時期がやってきた
・1994/09号:第02回:高度な機能の基礎となるデータ属性
・1994/10号:第03回:リンク機能で柔軟なデータ構造を実現
・1994/11号:第04回:知識ベースと表現ルール集がコンピュータを変える
・1994/12号:第05回:項目と処理の定義を入れる知識ベース
・1995/01号:第06回:内容理解や使い勝手の向上にも知識ベースは役に立つ
・1995/02号:第07回:既存/次世代OSに見る情報中心システムの特徴
・1995/03号:第08回:データ検索や表示を助ける作業ステージ機能
・1995/04号:第09回:データ構造を強制的に意識させる入力機能
・1995/05号:第10回:できるだけ絵を描かずにすませる
・1995/06号:第11回:ユーザーの自由度が高いマルチメディア機能を標準装備
・1995/07号:第12回:高度なデータベース機能で効率的な情報整理を実現
・1995/08号:第13回:ソフトの進歩とは何か?
・1995/09号:第14回:情報をわかりやすく表示する機能
・1995/10号:第15回:情報作業の効率化を支える豊富な検索機能
・1995/11号:第16回:知識ベースと連動したシミュレーション機能
・1995/12号:第17回:説明内容を構造込みで作成するワープロ代替機能
・1996/01号:第18回:内容作成の基礎となる説明技術とはなにか
・1996/02号:第19回:説明技術に基づいた内容作成の支援機能
・1996/03号:第20回:処理内容を把握し、作業する仕組みがいかに画期的か?
・1996/04号:第21回:処理内容を把握しながら作業する仕組みの詳細
・1996/05号:第22回:好みの把握方法を簡単に追加し、仕事全体を見渡す機能
・1996/06号:第23回:データの正確さをより高めるための支援機能
・1996/07号:第24回:メモから最終作成物までを通常機能でサポートする
・1996/08号:第25回:内容を変更前の状態に自由に戻せるデータ復帰機能
・1996/09号:第26回:時間とともに「変化するデータ」、履歴を持つ機能
・1996/10号:第27回:履歴を持つデータを効率よく使うためのシステムとは?
・1996/11号:第28回:処理を向上させ、表現を豊かにしてくれるデータの属性
・1996/12号:第29回:データに属性をうまく与えて、より広く活用するには
・1997/01号:第30回:紙の発想をいまだに引きずっているHTMLの仕様
・1997/02号:第31回:役立つ情報を自動的に付加する一覧表機能
・1997/03号:第32回:画像データを適切かつ効率的に利用する属性のあり方とは?
・1997/04号:第33回:用途別の情報表示を簡単に実現する表現フレーム機能
・1997/05号:第34回:表現フレームにも対話機能を持たせ、読み手の自由度を実現
・1997/06号:第35回:表現フレームを利用し、既存のアプリに相当する機能を実現


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