インドネシアのマリオ・ルスタンが送る、インドネシア神話シリーズ。
インドネシアの神話は、インドの神話に大きな影響を受けています。
神々の名前は、インドの神と同じです。
ただし、大きな違いは、インドネシアでは「5人のパンダワ(またはパンダワ・リマ)」と呼ばれる英雄たちが大きな意味を持つことです。
「5人のパンダワ」とは、
ビマBima
ハルジュナHarjuna
ユディスティラYudistira
ナクラNakula
サデワSadewa
です。ナクラとサデワは双子です。
彼らの敵は、彼らをねたむ「クラワス」と呼ばれる99人のいとこたちです。
「5人のパンダワ」の母親はクンティで、一人で彼らを育てました。
パンダワたちの父親はそれぞれ違います。
インドの神話の有名な神ビシュヌ(クリシュナでもある)が、彼らの教師です。
ビマは世界で最も強い者となり、ハルジュナは最も強い弓の使い手になり、ユディスティラはすばらしい説教師であり外交官、そして双子のナクラとサデワは、無敵の馬乗りになりました。
彼らの生涯については「マハーバーラタMahabarata」に、パンダワたちとクラワスたちの戦いは「バタラユダBhatarayuda」にあります。
そのほかのインドネシアの神話のヒーローたちは、
ガトカカGatotkaca
ビマの息子で、超能力を持つ。
スリカンディSrikandi
王女の戦士です。
カルナKarna
太陽の神の息子。かつてはパンダワの仲間でしたが、他の者たちに疎まれ、クラワスに寝返りました。