同人誌総研レポート

まんが・アニメに限らず、様々なことを取り上げるミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。

■同人誌総研レポートインデックス
 ◆[最新] [2003年]
 ◆2002年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ◆[2001年11月〜12月][2001年7月〜10月][2001年3月〜8月][2001年1月〜3月][2000年][99年以前

2004年の同人誌総研レポート

2004年12月27日(月)

「少女まんが文庫カタログ(懐かし編)」(雑草社)読了。
 以前は、「ぱふ」や「コミックファン」の編集として活躍し、最近はライター家業の方がメインの山本文子さんの初単行本(bk1)。
 「少女まんが文庫カタログ」という体裁はとっているものの、実質はアンケートに答えてくれた20代後半〜30代女性たちのの少女まんが青春グラフィティ。今や遠い昔となってしまった「あの頃」(もちろん、人によって「あの頃」はバラバラだけど)の、うれしかったり・たのしかったり・はずかしかったり・恋したりの「気持ち」を、その当時ハマっていた少女まんがに仮託しつつ、個々のエピソードが描かれている。
 そうした想いの断片の数々を、しなやかかつのびやかに、しかも、面白くとりまとめている山本さんもうまい。まんがにまみれた古き良き学校生活(これも、人によってホントはバラバラだけどさ。イメージの問題と思いねぇ)が、どれほど楽しい日々だったか! それがあふれんばかりに文章から伝わってきて、そのあまりの素直さが、何とも心地よい気分にさせてくれる。昨今のおたくネタのキーワードの一つは「てらいのなさ」だったりするわけだけど、この本もそんなところが魅力と言えるのかもしれない。
 で、最後にカタログ機能だけど、誰が文庫の解説を書いているかのデータシートがあるのがよい。「この人のこの作品について、あの人は何を語っているのだろう?」というのは、本を読む重要なきっかけのひとつ。その辺は、さすが雑草社の本だ。抜かりなし(笑)。

2004年12月25日(土)

■いろいろと取り上げていただいております。
 発売後一週間、あちらこちらでとりあげていただけているようで感謝です。その中でも長めの文章は以下の通り。ありがとうございます。
 ・スラッシュドットジャパン
 ・日刊リウイチ
 ・壊れてゆく私についての考察

2004年12月24日(金)

■「同人誌バカ一代」が置いてある書店(その3)。
 ブックファースト渋谷店さんに下記のように棚を作っていただきました。どうもありがとうございます。

同人誌バカ一代ブックファースト展示

2004年12月21日(火)

小菅勇太郎さんご逝去
 なんで、今年はホントにこんなに多いのか……。以前より、メールにて加療中とは聞いていたのですが……。去年の冬コミケ(だったはず)にお会いしたのが最後かな。明日告別式ですが、神戸までは行くことができないので、弔電を打たせていただきました。

■「同人誌バカ一代」が置いてある書店(つづき)。
 以下の書店にもそれなりの冊数が置いてあります。amazonでも注文できる模様。

 ・千代田区 高岡書店
 ・豊島区  ジュンク堂 池袋店

2004年12月20日(月)

■「同人誌バカ一代」土曜日には出ていた模様です。
 正直申し上げて、商業ベースではありますが非常に部数が少ない(○千部)ので、なかなか見つけられないかもしれません。今日現在amazonでも品切れだし。久保書店に聞いてみたところ、割と多めに入荷している書店は以下の通りだそうです。

 ・千代田区 丸善 御茶ノ水店
 ・千代田区 書泉ブックマート
 ・豊島区  まんがの森 池袋店
 ・江戸川区 明和書店西葛西店
 ・千葉県  丸善 津田沼店
 ・大阪府  わんだーらんど なんば店
 ・福岡府  福家書店 キャナルシティ店

2004年12月13日(月)

■岩田次夫著作集「同人誌バカ一代」12月20日発売。
 版元:久保書店 四六判二〇八ページ 定価:1200円+税。
 本の内容的には、同人誌、少女まんがに関して、これまで岩田さんが行ってきた評論やレビューをまとめたモノになります。岩田さんの最初で最後の商業ベースの著作集となります。興味のある方は是非。ちなみに、表紙のイワえもん人形は、浅井真紀さん作。背景の書棚は、岩田書庫のものです。

同人誌バカ一代表紙

2004年11月16日(火)

岩田読書会メモリアル(コミティアWebより)。
 今度の日曜日のコミティア70では、開催20周年記念の特別企画の一環で、岩田読書会が行われます。これは、本来は昨年秋に実施するはずが、岩田さんの入院により中止になっていたものです。興味のある方は遊びに来てください。なお、ついとー本の頒布もそちらで行います。私も、本を買い終わったら(爆笑)、なるべく、読書会の場所におりますので、岩田さんについての話をされたい方は、お気軽に声をかけてください。

■岩田次夫著作集(仮)の鋭意作業進行中。
 年末合わせで、久保書店より岩田さんの著作集が刊行されますが、それの編集作業を行っておりました。過去のNiftyのログを漁ったたりして、悪戦苦闘。200Pを越える本なのですが、全然ページ数が足りません。おかげでパソコン通信関係からの再録は最低限になってしまい、かなりもったいない。ご遺族の許可をもらって、当Webでの公開を考えようと、決意した次第。

2004年10月28日(木)

永嶋理恵子さんは、イーエスブックスへ。
 結局、こうなったようで。ネット書店への転職ですが、転職後、「WEB本の雑誌」って続けることができるのかしら?

■ソフトバンク・パブリッシング、ラズベリー関係の本をすべて絶版にするらしい。
 理由は、楽天やら、ライブドアと同じく、プロ野球参入に伴う対応だそうで。ヒジョーにくだらない話ですなぁ。

2004年10月20日(水)

コミケットスペシャル4は本日消印から申込み受付開始。
 来年3月開催の24時間耐久コミケットスペシャルの申込みが開始。締切は26日消印有効。ちなみに、申込用紙は、冬のコミケット67申込書に一緒に同封されている。夜中の0時から24時間で、設営〜搬入〜開催〜撤収をやってしまおうということで、申込み数によっては、2回まわし、3回まわしというのもアリ。コミケットではできないいろんな「お遊び」ができれば面白くなるとは思うが、シャレの通じない人が増えている昨今を考えると、バランスが難しいところではあるなぁ。

オダギリジョー“ゲイゲイしい日々”告白 。(ZAKZAKより)
 公式ページのプロフィールには一応載ってはいるものの、基本的には「仮面ライダークウガ」の経歴は触れないようにしているオダギリジョーだが、このネタはどういうつもりのリップサービスなのかねぇ。不思議。

2004年10月15日(金)

な〜んだ、大森望先生、こんなこと書いているんだ〜。
 「茶木さんは有名女性書店員引き抜き工作に邁進中の模様。聖蹟桜ヶ丘店オープンに向けて多忙な日々と言いつつ、その実体はハーレム化計画か。」
 で、今出ている「新文化」には、「ときわ書房聖蹟桜ヶ丘店が11月19日開店で、茶木則雄さんが店長。まんがに60坪を充てる、女性向け商品を柱にする」という記事が出ておりますなぁ。むむむ。

『変わる秋葉原』(「Weekend Japanology」NHK-BS1)
 17日(日)早朝4:15〜5:00の放送。秋葉原、コミケット、ベネチア・ビエンナーレなどが、ネタになる模様。

2004年10月14日(木)

■「D.Gray-man」の重版は15日頃、「REBORN」は18日頃に出るらしいです。
 昨日の訂正。ちなみに、無い無いと話題の「PLUTO」豪華本は、22日とか。メールでお教えいただきました。ありがとうございます。

2004年10月13日(水)

西崎まりのさん(ナークツインズテクニクス)ご逝去。
 何か、今年は色々多すぎ……。前々からあまり体調がよろしくないことは聞いていたのですが、突然の訃報でおどろいています。最後にお会いしたのは、浦嶋礼仁さんがロフトプラスワンで開催した「もっともっと!!ヌケる漫画が見たい!」 かな。このイベントは、岩田さんも体調不良で、ドタキャンしたんですよね……。若い方はあまりご存じないかもしれませんが、DTP前の時代に、美少女系同人誌に「装丁」とか「デザイン」というものを意識的に持ち込んだ希有な方だったりします。昔出した森高千里本「非実力派宣言」は個人的にもかなりお気に入りの一冊。
 明日お通夜、明後日告別式とのこと。ご冥福をお祈りします。

■オンリー三昧な秋。その2
 10月11日(月)は、銀魂オンリー「武士魂」のため、PIOへ。朝イチの一般客は5〜600人くらいはいて盛況。でも、結構コスプレイヤーが多いような気もしますなぁ。LOVEPOTION No.9は、「銀の嵐」につづいてコピー誌。きち(吉日)さんとか、巧いし、結構好みかも。ジャンル的にはもうちょっと盛り上がってもいいような気がしますが、やっぱりサークル先行の感はあるなぁ。
 一区切りついて、お買い物仲間と、TRCの「立海de王者る!」へ。着いたときには、もう12時をとっくに回っていたのですが、結構な賑やかぶりで、テニプリはやっぱり底堅いなぁと再確認。本編も「努力・友情・勝利」を捨てたような後出しジャンケンな展開で、なんか狙ってますねぇ。

■「D.Gray-man」は、緊急重版で18日頃出るらしいです。
 「D.Gray-man」と「REBORN」は、同人誌でも先物買いしているサークルが結構出てきているので、24日のシティではチェック要かな。

■青池保子版ブラック・ジャック。
 今週からのヤングチャンピオンは、「ブラック・ジャックALIVE」と題しての競作シリーズ。 第1弾は、なんと青池保子で、「エロイカより愛を込めて」キャラとブラック・ジャックの『夢の競演』!  つーことだったのですが、内容は、「ブラック・ジャックALIVE」というよりは、完璧に「エロイカ番外編」。「エロイカ」のキャラやお約束がわかっていないと、ちーとも、面白くないだろうから、「エロイカ」を読んだことない人には、かなりつらいんじゃないかなぁ…。 話自体はとっても「エロイカ番外編」っぽく、楽しめましたが。
 それにつけても、「ブラックジャックまんがまつり」というひねりのない名前は、いかがなものかと……。

2004年10月7日(木)

■お久しぶりです。
 何だか、落ち着かない日々を過ごしております。

■J.Garden17での「ついとー本」の頒布について。
 当初委託参加の予定ですが、森田のりこさんのご厚意によりDDS(配置はO15b)に「ついとー本」を置かせていただきます。

■「ついとー本」に参加された方で、本を受け取っていない方はご連絡下さい。
 以下に挙げる方々は、連絡先が不明につき、いまだ「ついとー本」をお送りできておりません。大変恐縮ですが、このページを見ておられましたら、三崎までメールにてご連絡いただけますか? また、下記の方々のご友人の方でこのページを見ておられる方がいらっしゃいましたら、ご当人にご連絡していただけると幸いです。よろしくお願いします。また、この他にも参加したのにまだ本を受け取っていない方が、もしいらっしゃいましたら、その方もご連絡下さい。
 ・松本圭央さん、咲香里さん、小野慎一郎さん、平間リツコさん、MAP6046EUS-KEさん

■コミックレヴォリューション次回ラスト。
 まあ、色々事情は聞いていたりもするのですが、建前論だけでも、役割は充分に果たしたと言えるのでは?

■オンリー三昧な秋。
 秋は、オンリーな季節ですね。9月21日は、初の銀魂オンリー「銀の嵐」。一般入場者をかなり区切って入れていたので、会場内の混雑はそれほどでもなしだったのですが、一般の動員そのものはかなりの量。 まだ「銀魂で混んでいる」サークルというよりは、他ジャンルからの大手サークルに列ができているというような感があり、秋深まるにつれ、これからかなぁというところ? 9月26日のZENKOKU3は、混雑して盛り上がっていたのは、ジャンルとしてはよかったと思われ。欠席がむちゃむちゃ多かったのはともかくも。

■山下書店新宿本店閉店。
 9月の半ばには噂でこの話を聞いていたのですが……。そのときに一緒に流れてきた閉店理由というのは、マイシティが、レストラン街の改装の成功に気をよくして、全館「オサレ化」とそれに伴うテナント料の値上げを計画中で、山下書店との交渉が折り合わなかったから、というモノなのですが、果たして……。そして、名物店員の永嶋理恵子の去就は、皆さんやはり気になるようですね。

2004年8月20日(金)

■コミケット66
 予想以上に、初日に「ついとー本」が売れてしまったので、3日目の当サークルでは、あまり部数が残っておらず、開場1時間ちょっとで、完売してしまいました。相当数刷ったつもりだったのですがこのような結果となり、わざわざいらっしゃった方々には、大変失礼をいたしました。

■「ついとー本」の大阪での頒布。
 明日、明後日のSUPER COMIC CITY 関西10において、知り合いのサークルに「ついとー本」の委託を行います。両日共に少部数ですので、よろしくお願いします。委託先は以下の通りです。
 8月21日 3号館 キ38 江戸幕府
 8月22日 3号館 イ37 明智事務所

■追討本の再版と今後の頒布予定について。
 ということで、手に入れてない方が多数いらっしゃるようですので、「ついとー本」を再版することになりました。8月29日のコミティア69から、再版分の頒布が始まります。委託場所はF02の明智事務所となります。また、その後の即売会での頒布予定としては、10月のJ.Garden17に委託参加します。11月のコミティア70では頒布形態をコミティア実行委員会と調整中です。詳細決まり次第、ここで告知を行います。

2004年8月1日(日)

■追悼本入稿完了。
 昨日、無事に追悼本「イワえもんついとー本」の入稿が終わりました。計った(謀ったか)わけではないのですが、表紙込み108ページという煩悩の数だけのページとなったのには苦笑い。まんが、イラストを寄せてくださった47名の方々、追悼文や思い出話を綴ってくださった13名の方々、亡くなられたときにメールを下さった40名の方々、そして、表紙、穴埋めカット、書き下ろしまんがなど、今回も大活躍だった、Dr.モロー、その他、皆さんのご協力で、無事ここまでこれました。深く感謝します。
 なお、コミケ当日は、以下のスペースでの頒布が決まっておりますが、それ以外にも数カ所委託があるかもしれません。また、他の即売会での頒布についても予定はしておりますが、詳細が決まり次第、報告させていただきます。

 8月13日(金)東A01a サークル岩田次夫
 8月15日(日)東S60b 同人誌生活文化総合研究所

2004年6月10日(木)

岩田次夫さん関係の現状について、アップしました。

2004年5月10日(月)

「偲ぶ会」の模様をアップしました。

2004年5月3日(月)

■「偲ぶ会」無事終了致しました。
 昨日、「岩田次夫さん(イワえもん)を偲ぶ会」を無事終了することができました。ご参加いただいた方々、ご協力いただいた関係者の皆さん、どうもありがとうございました。

2004年4月17日(水)

■「偲ぶ会」について。
 ご連絡が遅くなりましたが、5月2日12:30〜17:00東京ビッグサイト会議棟6階にて、「岩田次夫さん(イワえもん)を偲ぶ会」を行います。詳しくは、岩田さんのページにて

2004年3月31日(水)

■ご報告遅くなりました。
 本業の遅れを取り戻すのに必死で、更新遅くなりました。先週の木曜日・金曜日にお通夜と告別式が無事とりおこなわれたことを、ここにご報告させていただきます。出棺の前に岩田さんのお顔を拝見しましたが、非常に穏やかな顔をされていたのが印象的でした。また、たくさんのメールをいただきまして、ありがとうございました。なお、「偲ぶ会」については、スーパーシティに絡めた日程の方が地方の方々が参加しやすいだろうということで、現在5月2日の夕方を予定しております。また、詳細決まりましたら改めて岩田さんのお部屋で発表させていただきます。ということで、以下、訂正。

イワエモン

2004年3月25日(木)

■たくさんのメールありがとうございます。
 みなさんの暖かい気持ちと心遣いに感謝。そして、こんなときこそいつものようにバカをしたほうが岩田さんも喜ぶだろうという話に二人でなり、Dr.モローに描いてもらいました(3月31日に絵を改めました)。

2004年3月24日(水)

岩田さんの訃報について
 詳細は、岩田さんのページにて

 50歳というと、余りにも早すぎる人生ですが、岩田さんの人生は人の2倍くらい密度の濃い人生じゃなかったのではないかと思っております。特に80年代後半の「女性系パロディブーム」勃興期のコミケットでの獅子奮迅ぶりは、すさまじく、私もそれを目の当たりにしていたわけですが、その情熱と愛情には頭の下がる思いでした。実際、岩田さんがあのときあれほどがんばらなければ、今のコミケット、今のパロディブームは絶対にありえなかったと確信しています。

 ついでに、個人的な話をさせていただくのをお許しいただければ、私が岩田さんと知り合ってちょうど今年で20年になることに気づきました。当時高校生だった私にとって、岩田さんははじめて会う知的で大人の人でした。ある意味、私にとってのこの20年というのは、岩田さんに追いつくことが目標の20年でもありました。そして、それがかなうことはついになくなってしまいました。しかしながら岩田さんには色々なことを学び、時には反発したり、時には議論をしたり、時には諭され、時には岩田さんの愚痴も聞き、楽しい20年間の師弟関係だったと思っています。よい先生に恵まれて、私は幸せでした。

 そして、時は流れ、すぐまたGWが訪れ、夏がやってきます。日々の生活や同人活動のなかで、私たちは、記憶の重層の中に、岩田さんへの思い出を残しつつ、悲しみを癒していくことでしょう。しかし、イベントの妖精王イワエモンは、有明のどこかで私たちをずっと見守ってくれるはずです……。

2004年3月06日(土)

出崎統、「AIR」のコンテに苦戦中(出崎統公式ファンクラブより)。
 ということで、12月のこのページでの既報の通り、「AIR」を出崎統がやっていることが本人のことばより明らかになりました。文中の「東映のあずまさん」というのはセーラームーンのプロデュース等で知られる東映アニメーションの東伊里弥でしょうな。しかし、やっとこれで「ガセだ」とか言われずに済むなー。ウチのページでこの手のネタを扱う時って、載せる前に相当確度に気をつかっているんですけどねぇ。

■コミックレヴォリューションとコミックルネッサンスのURL変更。
 以後は、以下のURLになるそうです。そろそろURL変えずに落ち着こうね。
 コミックレヴォリューション→http://www.comicrevolution.net/
 コミックルネッサンス→http://www.comicrenaissance.net/

2004年2月28日(土)

■お久しぶりです。恒例、年度末につき、死んでおります。
 出張も頻繁にあり、XXXもあり、その他いろいろとせねばならぬことがあり、ハードな日々を過ごしております。しくしく。

岩田さんの近況について 。
 ずっと「入院日記」が更新されず、いろいろな方々にご心配をおかけしておりますが、岩田さんのこの2ヶ月間の状況と近況をご報告します。

2004年1月21日(水)

松尾スズキ初監督作は「すごく濃いぃ〜話」 (ZAKZAKより)。
 羽生生純の「恋の門」の映画化なわけだが、この間の冬コミケでは、このための撮影が行われた。

2004年1月20日(火)

冬のコミケット65レポを一昨日アップするのを忘れてました。

■「ハウルの動く城」公開延期ネタ続き。
 その後、もうちょっとごそごそWebを見ていたら、12月29日のスポニチアネックスで「宮崎アニメ 公開が来年11月に延期」という記事が出ていることがわかった。なので、年明けに公開延期が決まったという1月17日の推測は誤り。しかし、ということは、ジブリ公式サイトの1月5日の「半年後には完成させなければならない」という書き込みは公開延期報道の後で行われたということになり、ますます不思議さが増すなぁ。

2004年1月18日(日)

■やっぱり、約一月ぶりの更新になってしまいました。
 今年も、こんな調子でいい加減な更新となりますが、できる範囲でやっていきますので、よろしくお願いいたします。

■サンシャインのアニメエキスポ東京へ。
 いろいろと、仕切がイマイチらしいことは伝え聞いたのですが、無事開催できたようで。わざわざ外国から来た方々の満足度は果たしてどうだったのでしょう? 「鋼の錬金術師」のステージなどは日本の腐女子でえらく盛り上がっていたようですが(行ったときには終わってました)。ちなみに、今回の企画は會川昇さんのコネに依るところが大きいそうで、「ハガレン」のステージもその一つとか。一方「ガドガード」の未放映話上映とかでは、ネゴリ不足でお詫びを出すことにもなっていましたが……。

■お向かいではブロッコリー10周年記念祭。
 アニメエクスポより明らかにこちらの方が集客が多いのがご時世です。ぶらり一周。木谷社長講演会とか知り合いに誘われたのですが、時間が会わずに聞けず。残念。

■とあるキャラクタービジネスの会社の風景。
 とある会社さんは、消費者ローンと提携して自社のクレジットカードをお作りになられました。この手の商売にありがちなのですが、社員・アルバイトは全員加入が義務づけられ、さらに社員には新規加入10名以上というノルマが課せられているそうです。まあ、加入者が多いと、報奨金が出ますからね、こういうビジネスでは。で、社内では「ノルマ取れないヤツは、辞めてもらってかまわないんだよ!」と社長の怒声がこだましているそうです。キャラクタービジネスの会社というよりは、社長が昔お勤めだった会社みたいなお話ですが、それでこそ、ビジネスが伸びたとも言えるわけで、すっぱいお話ではあります。

『恋する英単語』三修社)。
 『もえたん』の腐女子向けということで話題の本だが、出版社側も相当狙っているらしく、書店や取次に送られきた新刊案内のFAXには、「『もえたん』の横に置いてください!」とはっきり書いてあるそうな(苦笑)。わかりやすいなぁ。
 ちなみに「萌える」を個人で商標出願している人もいるそうで、何したいんでしょうかね、この人。

2004年1月17日(土)

(1月18日追加)
■「ハウルの動く城」公開延期の奇妙さ。
 「ハウルの動く城」の夏から11月への公開延期が、あちこちに波紋を広げている。そりゃ、公開されれば数百億円という興行収入を叩き出すことは確実なこの作品が、夏に公開されることが前提で映画会社各社とも今年のラインナップをスケジューリングしていたわけで、影響は大きい。
 ところで、この公開延期だが相当奇妙だ。このニュースが公開されたのが、1月7日。東宝からのこの件での公式発表がされたのが、1月8日。しかし、ジブリ公式ページのスタジオジブリ日誌の1月5日の記述を見ると、「どうあがいても、半年後には、完成させなければならないので、これからが本当に正念場です。スタッフ一同気を引き締めて頑張ります。」という記述がある。また、YOMIURI ON-LINEの「ジブリをいっぱい」を見てみると、12月26日付けの記事で「「ハウルの動く城」公開は7月に決定」がある。他のサイトの記事からすると、これは、12月12日に東宝が発表したラインナップでの情報だ。ということで、12月12日の段階では、少なくとも東宝は夏に公開するつもりだったのに、年明けに急転直下公開延期が決まったことになる。
 不思議さを増すのは、東宝の公式発表の文面だ。「スタジオジブリからは、あくまでも夏公開の製作スケジュールを守るとの申し出もありますが、今年最大の話題作と目される作品だけに、弊社としてはその公開の確実性と、作品のクオリティーをより高めてほしいとの願いを込めて、配給会社として公開延期の決断をした次第です。 」という事情説明なわけだが、フツーこうした発表で「スタジオジブリからは、あくまでも夏公開の製作スケジュールを守るとの申し出もありますが」なんて記述はまずあり得ないわけで、モロモロのことを考えると、公開延期を巡って、東宝とジブリの間で相当にイロイロなやりとりがあったのではないか? 推測される次第。

2004年1月16日(金)

(1月18日追加)
青少年育成条例:東京都、小中生の夜中連れ歩き禁止へ(Mainichi Intaractiveより)
 「さらに、有害図書対策として、書店やコンビニエンスストアなど販売店は、都が「不健全図書類」に指定した雑誌類を売る際は、ビニール包装を義務づける。出版社側も、「成人向け雑誌」の自主規制マークをつけて販売しているものは、あらかじめビニール包装するよう努力する。不健全図書やアダルトビデオの自動販売機は、運転免許証で年齢確認できる識別機能を持ったものしか設置できなくすることも盛り込んだ。」
 この辺の詳しい情報は「有害」規制監視隊辺りを参照のこと。

2004年1月14日(水)

(1月18日追加)
■松文館裁判、出版社とまんが家に有罪判決。
 以下、各種リンク。
 ・「わいせつ漫画:出版社社長に有罪 「過激な性表現」東京地裁」(Mainichi INTERACTIVE)
 ・「報道資料/松文館事件一審「冤罪」判決」(北の系2004)
 ・「松文館裁判」(児ポ法改悪阻止青環法粉砕実行委)
 ・「松文館裁判傍聴録(?)」(Center Of Universe)
 ・「松文館事件で有罪判決、マンガに初のわいせつ物判断」(スラッシュドット ジャパン)
 ・「【Publicity】829:「このような漫画本を許容する社会通念は形成されていない」松文館裁判、地裁が有罪判決」(PUBLICITY)

 「松文館裁判傍聴録」でしか判決要旨がわからないので正確なところはよくわからないのだが(被告弁護人の山口弁護士から今度判決文を見せてもらおう)、こりゃ、相当にナニな判決だ。原告を有罪にするためだけなら、ここまで言わなくても有罪にできるわけで、もの凄い踏み込みまくった判決。寒い時代だと思わんか……。

2004年1月13日(火)

(1月18日追加)
■今週の「SPA」。「超保存版 [“萌え”キャラ]ビジネス大盛況の?な理由」。
 「もえたん」がらみの特集。「もえたん」の最初の宣伝は、コミケでのチラシ撒きだったのね。

2004年1月11日(日)

(1月18日追加)
■コミックシティin大阪47へ。
 数年ぶりに大阪のシティへ。前日は某サークルさんと梅田で痛飲。大阪はやっぱり食べ物が美味しい。大満足。
 全館使用で1万4千サークルというと、カタログチェックが大変なので、当日は早めにインテックス大阪へ。一般参加者の多さにビックリ。待機所になっている1号館、スカイプラザは開場時点でほぼ満杯状態。何人かの知り合いのサークルさんといろいろ話をしていたのだが、近年の大阪シティでは一番多い動員なのでは? ということで皆さんの意見の一致を見る。
 コミケでも台風の目だった「鋼の錬金術師」については、2号館の配置。コミックマーケット65当日の「鋼の錬金術師」ブースは、一般参加者が集中し、混雑サークルの列が錯綜、人の流れを一方通行にコントロールするような状況であったが、大阪ではそこまでの殺到はなかった。また、混雑サークルへの行列もコミケットの場合、列が列を呼ぶ状態で、一般参加者が、サークルをよく把握しないままに行列に並んでいたが、大阪では列ができるサークルも限られており、徐々にジャンルの秩序が形成されているように思われる。もちろん、他ジャンルに比べれば、一般参加者の数は圧倒的に多く、14時過ぎまでジャンル全体が活況を呈しており、しばらくこの勢いは続きそうであることに間違いはあるまい。

■同人誌総研レポートインデックス
 ◆[最新] [2003年]
 ◆2002年:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
 ◆[2001年11月〜12月][2001年7月〜10月][2001年3月〜8月][2001年1月〜3月][2000年][99年以前

LAST MODIFIED:2005/05/13