まんが・アニメに限らず、様々なことを取り上げるミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。
■同人誌総研レポートインデックス
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(12月6日追加)
◆「*12/28サークルチケット&パンフ支給*冬コミ代理購入をしませんか?*」(Yahooオークションより)。
なんか、この微妙な高飛車ぶりは、何なんでしょ?
◆「スクウェア・エニックス、合併会見の“裏話”」(ZDNNより)。
◆「多人数型オンラインゲームは長期的な視点で開発を〜IGDA東京」(ZDNet Broadbandより)。
◆「音楽関係者がファイル交換サービスの著作権侵害を追求」(日経BizTechより)。
◆「「千と千尋」DVD、「色調違う」と提訴 京都地裁」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「千と千尋」訴訟は「企業姿勢の問題」 原告に聞く」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「「千と千尋」訴訟 色分布図を証拠提出、青と緑を圧縮か」(Mainichi Intaractiveより)。
この問題に当初から熱心な毎日新聞。今回も記事3本。
◆「モード、コミック制作ツール『PowerTone PRINT! R2』を発売」(ASCII24より)。
◆「ラグナロクオンライン、有料会員10万人超でスタート」(ZDNNより)。
◆「人気ゲームサイトで個人情報漏れか ラグナロクオンライン」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「島川言成のITアキバ斬り:第57回 エニックスとスクウェアの合併、吉と出るか凶と出るか?」(SmallBizより)。
◆「エニックス、「ドラゴンクエストVIII」のゲーム画面を初公開」(GAME Watchより)。
◆「PS2「VF4 EVO」、「頭文字D Special Stage」発表! セガ「2003 春商戦 戦略発表会」開催」(GAME Watchより)。
◆「ゲーム機のワイヤレスコントローラが少ない理由」(ZDNNより)。
◆「管理者にフィルタリング導入の努力義務 大阪府が条例案」(Mainichi Intaractiveより)。
(12月6日追加)
◆「セルシス、素材集を同梱したMacintosh用マンガ制作ソフト『ComicStudioAqua バリューパック』など4製品を発売」(ASCII24より)。
◆「ComicStudioシリーズ3万本突破記念キャンペーンが1月に開催」(MacWIREより)。
◆「低年齢化する囲碁界 インターネットや漫画が後押し」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「メディアファクトリー、DVD「ラーゼフォン 第7巻」に不具合―異なる予告音声を収録、無償交換を実施 」(AV Watchより)。
◆「サン電子、PS2「Tomak -save the earth-」発売記念「榎本温子トークショウ」を12月19日に開催」(GAME Watchより)。
◆「PSゲームレビュー“戦わなければ生き残れない”仮面ライダー13人が登場する対戦格闘アクション「仮面ライダー龍騎」」(GAME Watchより)。
◆「東映、「特撮BB」で「パワーレンジャー」配信」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「ハリポタ主演・ダニエル初来日の皮算用」(ZAKZAKより)。
◆「ハリポタ主演・ダニエル初来日の皮算用」(ZAKZAKより)。
◆「竜土町の模型店に磁場が渦巻いていた時代」(MYCOM PC WEBより)。
◆「Opt-inか、Opt-outか、それが問題だ」(MYCOM PC WEBより)。
◆「ハリウッド、間もなく著作権戦争で大勝利?」(ZDNNより)。
◆「ロボット研究の20年を振り返る - 日本ロボット学会講演会(1)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「立花隆氏「ロボットが戦艦大和にならぬよう」- 日本ロボット学会講演会(2)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「瀬名秀明氏「ロボットは人間を夢見ない?」- 日本ロボット学会講演会(3)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「2冠目!「千と千尋」、米国でもアニメ賞」(ZAKZAKより)。
◆「MS、Xboxへの“賭け金”倍増も」(ZDNNより)。
◆「バンダイ、12人の美少女守護天使がやってきたPS「天使のしっぽ」」(GAME Watchより)。
◆「ウォルマート、圧倒的な販売シェアを後ろ盾にゲームを検閲か」(HOT WIRED JAPANより)。
■忙しい……。
本業が休日出勤もあったりと激多忙だったりで、プライベートは冬コミケに関する諸々の準備や某書の原稿やらで、更新がままなりません。正月までは、更新がメチャメチャになると思われますので、悪しからずご了解下さい。この状況では、掲示板やゲストブックの対応もまったくできません。それは、余りにも不誠実で心苦しいですし、下記の理由もあるので、掲示板とゲストブックとチャットは、とりあえず閉鎖させていただきます。ただし、ご意見等はいろいろ頂きたいとは思っておりますので、メールにてお願いいたします。
■もはや、ハトコミの話じゃなくなりつつあるお話。とりあえずこれでおしまい。
えーと、まず些末なところから。私、ハトコミにゲストで入っていませんし、イベントスタッフもやっていません。「サークル岩田次夫」のサークル参加です。10月14日のレポートで批判めいたことを書いているのに、主催者からゲストパスをもらうような真似はしてません(笑)。過去のレポートを見ればわかると思いますが、私は、年間でおよそ数十の同人誌即売会に行っています。その中には、私が主催者とお友達だったりお知り合いだったりで、いわゆるゲスト扱いで入れてもらったり、主催者に捕まって臨時の当日スタッフとしてお手伝いする即売会があったりしますが、多くの即売会で、一般参加で並んで会場に入っています。何時間も待つこともありますし、何時間も待つ気力のない時は、入場を諦めるときもあります。そして、そうした即売会で私も欲しくても買えなかった同人誌はたくさんあります。買えなかった本については、ヤフオクで落とすようなことまではしませんが、古本屋で買うこともありますし、友達と交換しあうこともあります。また、行けない即売会でも、私以上のイベントジャンキーの岩田さんに買ってきてもらうこともありますし、岩田さんが行かない即売会で、代わりに岩田さんの本を買ってあげることもあります。それでも、手に入らない本はあります。これは、同人誌である以上、仕方がないことだと思っています。
徹夜組に関しては、何度も繰り返しますが、リスクの問題をどう捕らえるかです。私は同人誌即売会において、群集心理で人が雪崩を起こすのを何度か見聞きしています。例えば、キャプテン翼最盛期の頃の東京流通センターのABCDホールのスロープ、晴海時代のA館体制の頃の列の形成や、有明初期におけるシャッター解放は、極めて危険な状態だったと思っていますし、実際にけが人も発生しています。「サンクリやCレヴォは徹夜組ペナルティをうまくやっているではないか?」というご意見もいただきましたが、どちらも、現場では毎回のように徹夜組とスタッフとの間で相当な小競り合いが起きています(徹夜組対策の問題のせいだけではありませんが、サンシャイン・クリエイションは、危機管理や安全な会場運営のために、経費がかさんでいて、採算が悪化しつつあると先日関係者から話も聞いています)。
皆さんもうすっかりお忘れになっていますが、「ハトコミは、会場内は大混雑してその行列で会場は埋まりパンクしてしまうレヴォよりも大変な即売会」と開催前に誰からも思われていました。当人の動機はどうあれ結果として「煽った」形になったテキスト系サイトがいくつもあったのを記憶しています。しかも、普通に考えれば、このハトコミは一度きりの開催であることはまず間違いがなく、このことは、徹夜組に対して「多少のヘタを打っても一度きりだからレヴォなんかとは違って後には引かない」という意識を持たせるわけで、ますます彼らに対する牽制は効かなかったはずです。この状況下において、サンクリとCレヴォの徹夜組ペナルティの成功事例は、参考にはなるとは思いますが、真似できるかどうかはまた別の問題です。また、当日に一般参加者が予想より少なかったからといって、「徹夜組ペナルティ」ができるようにスタッフの体制を作り直すというような機動性を整えるのは、今の同人誌即売会のスタッフワークではなかなか難しいのは、既に述べたとおりです。したがって、「リスクを考えれば、徹夜組ペナルティを課さなかったことは一概には責められない」と申し上げているわけです。もちろん、徹夜組に纏わる問題がいわゆる社会問題になって、会場問題に差し障りが出るような状況が直近に迫っているのであれば、それは即売会開催に関する重大なリスクですから、万難を排してでも徹夜組対策を取るべきでしょう。かつて同人誌のワイセツ摘発事件後、コミックマーケットがスタッフによる見本誌チェックを導入したときのように。再三の繰り返しになりますが、私は徹夜組を容認していません。しかし、徹夜組へのペナルティは、即売会運営の様々なリスクを勘案の上、その実施を決めるべきだと思います。
さて、掲示板のご意見を見て、不思議に思ったのは、なんで、一般参加者であることをかくも卑下するのだろう? ということです。自分たちのことを「下々」、「三等」と言ってしまう発想が私にはもう理解できないのですが。サークルと一般参加者の関係が固定化するなかで、一般参加者は、余りにも受け手に、そして消費者になりすぎてしまったんだなぁと再認識せざるを得ません。ある種の方便でもあることは十分に承知してはいますが、同人誌即売会に「お客」はいません。存在するのは参加者です。大変申し訳ないのですが、参加者であることを放棄しているのであれば、それまでなのではないでしょうか? 参加者であるということは、自らに主体があるということです。掲示板を見て、さらに違和感を覚えたのは、「なぜ、私に自分の鬱を晴らしてくれることを期待するのか?」ということです。自分に主体があれば、私なんかに頼らずに自分で考えて自分で行動できるはずですし、「文句言える先が2ちゃんしかない」ということもあり得ないはずです。これだけWebが発達しているのですから、自分でいくらでも情報発信ができるはずです。そして、現実世界でも「お客さん」であり続ける必要もないと思うのですが。そんな「お客さん」のために、私は掲示板を開けておくつもりはありません。
今回の問題を世代間の問題ともとらえた方もいらっしゃいました。それはそれで間違っていないとは思うのですが、すべてをそこに還元してしまうのも間違いだと思います。なぜなら、同人誌即売会というのは、おそらく誰がやっても理想と現実が激突する場所だからです。そして、必ず妥協が発生します。その妥協点を何処に求めるかは、主催者のポリシーによっても、即売会を取り巻く環境によっても変わっていきます。事故のない安全な開催という最大のリスクヘッジに注力する余り、対処できないことも多々起こりもします。きれいごとだけでは同人誌即売会はできません。でも、きれいごとを求めるのも同人誌即売会なのです。同人誌即売会は本質的に二律背反の要素を抱えていると言えます。
だから、失敗から何も学ばなかったのならば、ただのバカです。ハトコミ後、現場のスタッフからメールをもらいました。外部の批判をある種当然と考え、今回の問題点を真剣に考えていました。なぜ彼は同人誌即売会のスタッフをやるのか? それは、この同人誌という新しいものを生み出す可能性を持つ「場」を守ることに価値を見出しているからに他ならないからです。もちろん、すぐには結果は出ないでしょう。いや、永遠に答えは出ないかもしれません。でも、旗を振り下ろしてはならない。私個人のハトコミの最大の収穫は、どんな同人誌を買えたかというよりも、そういう若い世代がまだまだいるんだ、ということを再認識できたことというだったりするのですが……。その意味では、私のハトコミへのいわゆる「フォロー」は少々お節介に過ぎたかもしれません。
そして、どんどんハトコミの話から逸れていきますが、「一般参加者層は同人の一般化により拡大変化の一方を辿っているのに、主催者側とサークル参加者はそれに対して、鈍感でありかつ状況の変化を拒否する」などという馬鹿馬鹿しい発言については、どーしましょう? という感じです。主催者とサークル参加者は敏感です。敏感であればこそ、リスクを大きく見積もるのです。Webでの皆さんの苛立ちを見ていると、同人誌即売会もサークルも自分たちに「応えてくれていない」というのが、根底にあるように見受けられますが、即売会もサークルも応えようがないのです。今回のハトコミについては、ど真ん中で余りにも大きなわかりやすい花火をぶち上げてしまいました。ハトコミ固有の問題も失敗もあるし、一般化するのは余りに大雑把なのを承知で言いますが、ハトコミで起きたことは、実はどの即売会、どのサークルにも降りかかってくる可能性を含んでいます。そして、読み手の論理に殉じるということは、即売会にとってもサークルにとってリスクであるのです。だから、即売会もサークルも「応えられない」のです。さすれば、沈黙し本来己がなすべきことをただ行うしかなく、私みたいに、「飛んで火にいる夏の虫」とわかっているのにあんな文章を書くリスクを侵すはずはありません。でも、リスクを侵してでも、言うべきことはあったと私は思っていたわけですが。この判断は、一回こっきりの開催で叩かれること確実の即売会からの「便宜供与」と引き換えにするには、とても割に合わないんですけどねぇ(爆笑)。
読み手に優しい即売会であったとしても、即売会として失敗してしまえば、そのリスクは即売会が負います。サークルが、刷れるだけ同人誌を刷り、書店にも本を卸し、読み手に本を行き渡るようにして、その挙句に消費され尽くして飽きられて、大量の在庫を残しても、そのリスクはサークルのみが負うしかありません。「読み手」はノーリスクですし、同人誌のシステムとして、そもそも読み手はリスクをシェアできません。しかも、ごく一部の商業イベントとごく一部のサークルを除き、同人誌活動は、あくまでアマチュアベースでの活動です。できることに限界はありますし、ポリシーの問題や、同人誌以外の制約条件のため必ずしも大規模な活動を望まない場合も多々あると思います。これもどうリスクをとるか? という問題です。もちろん、「同人誌であること」を強調する中で、本来ならば負うべきリスクを同人誌であることで回避し、フリーライドしているサークルがいることも否定はしませんし、そうしたサークルが結構増えていることも認めます。そして、望ましい姿であるとはまったく思いません。でも、だからといって、「現実」に合わせて「同人誌であること」をやめること(そう、読み手が望む現実に合わせるということは、「同人誌」としてはもはや成立し得ないと私は考えます)が最良の解決策であるとは私にはとても思えませんが、どうでしょうか?
「同人誌」の大きな魅力は、サークルの自己決定権が基本的に担保されているということです。つまり、サークルは、自分の同人誌を好きなときに好きな内容で好きな数だけ発行することができます。もちろん、法的・物理的・金銭的な制約は存在しますが。そして、自己決定ということは、リスクを自分が取るということでもあります。自分の本の責任は自分にあります。そして、この自己決定権に対しては、外部からのサジェスチョンは与えられるにしても、それだけでしかありません。自分の同人誌をどう作るかは、自分でしか決められません。だから、読み手が自分の持っていない本を欲しいと思ってリクエストを出すことは、あくまでもサジェスチョンでしかありません。そして、そのサジェスチョンはかなえられるとは限らないし、もっと認識して欲しいのは、クリエーターにはそうしたサジェスチョンを必ずしも好ましいものとは思わず、創作意欲を殺ぐことさえあるということです。さらに、クリエーターは、自分の過去の創作物について、複雑な感情を持っていることが多く、いくらリクエストがあってとしても過去の創作物の公表には抵抗を示すことが多いです。これらを描き手の傲慢というのは、何の意味もありません。描き手というのは、常に傲慢です。でなければ、作品を作ることはできません。だから、印刷費と流通手段が確保されているからといって、クリアできる問題ではないのです。
もっとも、印刷費と流通手段を書店が負担するという考えもいかがなものかとは思います。既に現状で、同人誌書店は飽和状態にあり、「売れ筋」への特化を強めています。例えば、人気のある作品のパロディ同人誌なら2000部、そうでなければ1000部という形で納入部数をコントロールしています。また、アニメイトの仕入れ担当者から、「何で××本を作らないんですか? そっちの方が売れますよ!」と「親切に」言われた女性系サークルはいくつもいます。納入者と発注者の立場ですらこんな状況なのに、発注者がスポンサーになったら、どんなことになるかは火を見るよりも明らかです。企業として営利を追求する限り、その行為自体は彼らの立場からすれば正当な行為です。でも、こんな状況で作られた本は、もはや「同人誌」たりえないですし、そして何よりも危険なのは、こういう形で企業がかかわることによって、現状の原作提供企業と同人誌との共存関係が破壊される可能性すらあるということです。
「歴史を決めるのはいつも民衆」という言葉が掲示板にありました。この言葉は発した当人が思っていらっしゃる以上に実に示唆的です。なぜなら、民衆の選択は常に正しいとは限らないからです。革命の精神を踏みにじり、独裁者の登場を許したのもまた民衆です。最近の同人誌の風潮を見ていると、誰もそんなことを望んでいないはずなのに、「金の卵を産む雌鳥」を殺してしまっているようにすら思えます。その意味で、私の立ち位置は明確なつもりで、「金の卵」が生まれる場所を守り、新たな才能をインキュペートしていきたいということです。その力がどれくらい自分にあるかはさておきですが、そのためにはそれなりのリスクは取るつもりはあるんですけどね。
◆「松文館事件についてのページ」(WEB黄色い楕円より)。
◆「コンテンツ・フィルタリングの光と影 大阪府の条例化で検閲論議再燃も」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「オートバックスM-1グランプリ2002」(TV@niftyより)。
去年、中川家が優勝して、賞金1千万円かっさらった漫才イベントM-1グランプリ。今年も開催されているのだが、決勝戦が、12月29日にパナソニックセンター有明スタジオで開催される。そう、コミケの当日なのよ、これが。しかも、パナソニックセンター有明スタジオの中だけでやればいいのに、有明スタジオ前広場でも屋外イベントが併設ときた。もちろん、ビッグサイトからはイーストプロムナードを超えて、パナソニックセンター付近まで、一般参加者の行列が伸びるわけで、こりゃ困ったね。
◆「コミックマーケット63開催期間中(12/28〜30)、始発が30分早くなります!」(ゆりかもめ公式ページより)。
りんかい線の全線開業と埼京線との相互乗り入れに対抗。
◆「内田有紀 念願の雪舞いウエディング」(スポニチアネックスより)。
「ドレスは、幼い頃から大好きだった映画「ルパン三世 カリオストロの城」でヒロインの王女クラリスが着ていたものをモデルにしたハイネックのクラシカルな衣装。」
■最近のお仕事。
最近は、オフラインの仕事をいくつか。雑草社のまんが情報誌「ぱふ」(2003年1月号)の巻頭特集『知って得する!同人誌新常識』で、コメントしました。また、日本印刷技術協会の印刷ビジネス情報誌「プリンターズサークル」(2002年12月号)の特集「FOCUS2002/自費出版・個人出版が隆盛だ――この市場は有望なのか?」に「まんが同人誌出版の動向」という原稿を書きました。
■11月23日「Comic City in東京99」雑感。
10月にビッグサイトで会場が大規模に確保できず、このComic City in東京99がこの秋最大規模となった。11月23日というと、既に冬のコミケットの当落も通知され、早めのサークルは冬の準備に突入している日程。事前の大方の予想ではサークル・来場者ともそれほど多くないのでは? というところだったのだが、思いのほかの規模での開催となり、しかも一般来場者の数もかなり多かった。場内の雰囲気はというと、青田買いという意味では、「アイシールド21」と「ガンダムSEED」が要注意。この二つの本を出していたサークルは、軒並み人だかりという感じ。冬コミケもそんな感じになるのかしらん? そして、やっぱり人気が集中したのは、言うまでもなくテニプリだ。壁サークルのいたるところに行列ができていた。しかも、ビックリだったのは、この日に新刊を合わせていないにもかかわらず、行列ができているサークルがいくつもあったこと。
テニプリは、秋にたくさんのオンリー即売会が開催されたのだが、多くの即売会で一般来場者が多く、一般の入れ替え制を取った。入れ替え制になると、長くても1時間、短いと30分で会場を回らなくてはならない。人気サークルに並んでしまうと、その短い時間の間に欲しい本を買いきれない。また一方で、夏コミケ前後からテニプリに転んだサークルは、秋のオンリーに申し込もうと思っても、既に多くの即売会で申し込み満了となっていて、参加できない状況もあった。というわけで、このコミックシティは、サークルにとっても一般にとっても良い機会だったわけで、あちこちで行列ができたというわけ。また、赤ブーブーのスタッフも少しずつ行列に慣れてきたようで、春先のように混雑に立ちすくんで何をして良いかわからない、といった感じではなく成長が見られる。
ところで、「テニプリ同人誌が買えない」という状況は、ヤフオクを見れば一目瞭然で、チラシ2枚が4千円とか、限定コピー誌2万円とか、昨今の男性向けの低調な相場からすれば、結構な値段の入札が相次いでいる。この日のテニプリブロックには、やたらと男性の一般参加者の姿が目に付いたのだが、これって、オレとか岩田さん、番頭さんみたいな男性の女性同人誌ファンが増えたというよりは、おそらくかなりの人間は転売屋なんだろうなぁ(大苦笑)。テニプリ同人誌を手に入れる労力は男性向けに比べればはるかに楽、しかも、売値も高いとあっては、彼らが目をつけるのも当然か。熱心なこった、まったく。以前から、JUNE系でそういった傾向がないわけではなかったけど、ここまであからさまなのはテニプリからだなぁ。なんだかなぁ〜という感じ。
◆「「P2Pファイル交換による違法コンテンツの撲滅は不可能」〜Microsoftの研究者が論文発表」(Internet Watchより)。
(12月16日追加)
◆「サイバード、アニメファン向け待ち受け画面サイト「さーぱら。」の配信を開始」(ZDNet Mobileより)。
◆「イエローキャブ巨乳軍団がキューティーハニーに!」(ASCII24より)。
◆「川田工業、出渕裕氏デザインの2足歩行ロボット「Promet」公開」(PC Watchより)。
◆「Opt-inか、Opt-outか、それが問題だ(2)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「コピーコントロールは、音質変化要因の“1つ”でしかない」(ZDNNより)。
(12月16日追加)
◆「ニフティ、アニメやコミックのコンテンツを紹介する“アニメ@nifty”をオープン」(ASCII24より)。
◆「キングレコード、DVD「新世紀エヴァンゲリオン」をリニューアル―高画質化に加え、劇場版を含むすべての音声を5.1ch化」(AV Watchより)。
◆「聖闘士星矢タイピング流星拳でコスモを燃やせ!」(GAME SPOT JAPANより)。
◆「「レーベルゲートCD」についてSMEに聞く〜 レーベルゲートCD導入の真意とは? 〜」(AV Watchより)。
◆「ウイルス対策ソフト「ウイルスキラー北斗の拳2003」の体験版が公開」(窓の杜より)。
どちらかというと、ウィルスに感染されて「お前はもう死んでいる」とか言われるほうが、立ち直れませんな。
◆「「ドカン」といえば空気砲が発射される!エポック社「ドラえもん ドカン!わくわくくうきほう!!」」(GAME Watchより)。
(12月16日追加)
◆「バップ、「キャプテンハーロック」新OVAシリーズの試写会を開催―トークイベントには松本零士氏、りんたろう監督も登場」(AV Watchより)。
◆「アニメ、ゲーム産業育成へ規制緩和策 総合規制改革会議」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「デジキューブ、あのメカ沢やフレディがPS2に登場 PS2「魁!! クロマティ高校」」(GAME Watchより)。
◆「この冬注目の新作ゲームソフトは」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「ハリポタ著者直筆はがき、560万円!」(ZAKZAKより)。
◆「「チキ・チキ・バン・バン」直筆原稿、約560万円で落札」(日経BizTechより)。
◆「欧州宇宙機関がSF小説コンテストを主催(上)」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「美少女ゲーム風パッケージのマザーボード全8種類が流通!」(ASCII24より)。
◆「ガンダムPCプロジェクト、始動!」(ZDNNより)。
◆「Mobile for KIDS第9回 戦隊ヒーローの秘密兵器は“携帯電話”」(ZDNet Mobileより)。
◆「っぽいかもしれない 出渕裕デザインのインパクト〜ヒューマノイドロボット「Promet」登場」(ZDNNより)。
◆「スタンフォード大学のLawrence Lessig氏が慶應義塾大学で講演 バランスの取れた著作権法が知的所有権の保護につながる」(Internet Watchより)。
(12月16日追加)
◆「宮崎アニメ新作は「ハウルの動く城」」(スポニチアネックスより)。
◆「Korea Amuse World Game Expo 2002現地レポートユーザーサービス満点のGravityブースレポート「ラグナロクオンライン」2003年以降の予定を発表」(GAME Watchより)。
◆「「株主優待」ブーム、“限定リカちゃん”も」(ZAKZAKより)。
(12月16日追加)
◆「吉田電車」(Web現代より)。
◆「桜井亜美×真中瞳 Frozen Ecstasy Shake」(Web現代より)。
■相変わらず忙しいです……。
■冬コミケの新刊……。
オフセはムリ〜。なんかコピー誌は出すつもり(希望)。スペースは30日(月)V60bです。なお、岩田先生は、新刊の入稿が終わったようで。いつも通り、ウチのスペースで委託する予定。
◆「UNIXユーザーのためのコミックマーケット63情報ページ」(Slashdot Japan経由)。
◆「「CLOVER The Biggest Dreamer」検証サイト」。
Gさんメールでの情報ありがとうございます。
◆「先日の朝日新聞でエヴァの全面広告」。
DVDのリニューアルの割にはずいぶんと力が入ってますな。ちなみに、evangelion.co.jpって、ガンジスのドメインなのね。なお、「www.evangelion.co.jp」ではなく、「evangelion.co.jp」でアクセスすると、なぜか、「www.evangelion.co.jp」ではなく、「www.starchild.co.jp」にとばされます。不思議。
◆「コアマガジンWeb -お宝ガールズ 最新号」(公式ページより)。
藤本綾と言われるにゃんにゃん写真(死語)を見たくて買ったら、中川亜紀子がむかし東京三世社の「台風クラブ」のグラビアに出ていたという記事もあり。新婚早々あらら……。
◆「ファンの熱意で指輪物語、二つの塔の日本語字幕担当が変更に」(Slashdot Japanより)。
◆「魅惑のFotR日本語字幕版」。
◆「初心者向け・映画「ロード・オブ・ザ・リング」翻訳問題」。
字幕変更に関するPJのコメントの動画はこちらを参照。
◆「「千と千尋」アカデミー賞に大きく前進」(ZAKZAKより)。
◆「「千と千尋」にLA批評家協会賞」(スポニチアネックスより)。
◆「“生ハリー”ダニエル・ラドクリフが会見」(ZAKZAKより)。
◆「成田パニック!ハリポタ初上陸」(スポニチアネックスより)。
◆「“ハリポタ”主役のダニエル君が来日…成田パニック」(ZAKZAKより)。
◆「PCCW Japan、PS2「スイートレガシー」発売記念 桃井はるこさん、YURIAさんが歌うミニライブを開催」(GAME Watchより)。
◆「カイ、ミリア、メイが秋葉原に登場!「GGXX」発売記念『朋ちゃんねる』公開収録イベント開催」(GAME Watchより)。
◆「アイ・ヴィー・シー、DVD「惑星ソラリス」に不具合―ディスク2枚目途中で映像が停止、良品との交換を実施」(AV Watchより)。
◆「欧州宇宙機関がSF小説コンテストを主催(下)」(HOT WIRED JAPANより)。
(1月3日追加)
◆「e-mook コミックサークル」(宝島社より)。
◆「「千と千尋」がNY映画批評家協会の最優秀アニメ賞に」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「七瀬葵さんキャラデザの恋愛SHTがiモードに!」(GAME SPOT JAPANより)。
◆「『ときめき GS』『幻想』『ポップン』女性ファン向けイベントを年末に開催!」(電撃オンラインより)。
◆「帰ってきた買っとけ! DVD 第64回:ヨーダどころか全員CGでした「スター・ウォーズ エピソード 2 クローンの攻撃」」(AV Watchより)。
◆「「ソフト電池」ってなに?――ソフト販売に新工夫」(ZDNet Broadbandより)。
◆「【Internet Week 2002レポート】初日レポート ドメイン名に関する最新動向」(MYCOM PC WEBより)。
◆「若者はどこへ行った」(Mainichi Intaractiveより)。
(1月3日追加)
◆「山田ミネコが描く大河SFコミックス「最終戦争シリーズ」堂々の完結です!!」(bk1より)。
◆「「銀河鉄道999」全113話まるごと配信 東映アニメ」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「コロムビア、「鉄腕アトム」などの手塚治虫アニメを無料配信」(BROADBAND Watchより)。
◆「次世代ゲーム機や3Gケータイを高性能にする“メモリ新技術”」(ZDNNより)。
◆「「アムロ、行きまーす!」がJ-フォンでも〜バンダイの「ガンダム携帯ボイス」」(ZDNet Mobileより)。
◆「キャラクタ総合展示会「キャラ博」開催「O.R.B.S.」をはじめとした展示物、グッズ販売に注目」(GAME Watchより)。
◆「ファンタジーの金字塔「ゲド戦記」シリーズ 作者自ら「最後の書」と名づけた第4巻『帰還』から10年。アースシーの世界が、ふたたび動きはじめた!『新しい風―ゲド戦記V』『ゲド戦記 全5巻セット』予約受付中!」(bk1より)。
◆「生ダニエルに、大コーフンの連続」(ZAKZAKより)。
◆「映画『ロード・オブ・ザ・リング』を埋め尽くすデジタル俳優たち」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「合作された怪獣のイメージが象徴するものとは何か」(MYCOM PC WEBより)。
(1月3日追加)
◆「文化庁メディア芸術祭2002」(公式ページより)。
◆「文化庁メディア芸術祭が開幕――アニメーション部門の大賞に『クレヨンしんちゃん」(ASCII24より)。
◆「日本アニメの影響濃いサンフランシスコ近代美術館の展示」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「2002年、ライコスで最も検索された言葉は日本アニメ「Dragonball」」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「ガンホー、楽しいイベントやプレゼントを実施「ラグナロクオンライン」クリスマスイベント」(GAME Watchより)。
◆「ファイナルファンタジーXIがプログラムを更新」(ZDNet Broadbandより)。
◆「コナミ、e-AMUSEMENTに対応したシリーズ最新作「ポップンミュージック9」を12月下旬に稼動開始」(GAME Watchより)。
◆「ウェブを自在に使いこなせPS2、Xbox、GC「SPIDER-MAN」(GAME Watchより)。
◆「任天堂とトミー、GCとGBAのソフト販売で業務提携 第1弾は2003年春のGC「NARUTO-ナルト-」」(GAME Watchより)。
◆「『世界の果ての庭』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞! 「西崎憲の世界」フェア」(bk1より)。
◆「ハリポタ、あの美少女が回した秘密メモ」(ZAKZAKより)。
(1月3日追加)
◆「バンダイビジュアル、DVD「キングゲイナー」の発売を延期―試写用の映像を収録、既購入者には交換で対応」(AV Watchより)。
◆「コナミ、美少女専門のEZweb向け待受画像配信サイト」(ケータイWatchより)。
◆「『プレイボーイ』誌創刊者になれるシミュレーションゲーム」(HOT WIRED JAPANより)。
◆「メールのトラブル原因、「言葉の行き違い」がトップ〜IAjapan調査」(Internet Watchより)。
◆「使い勝手もよくしたいコピー防止CD 売上不振の音楽業界」(Mainichi Intaractiveより)。
(1月3日追加)
◆「今年の話題商品・ヒット商品のキーワードは,「オフバランス消費〜生活が変わる予感〜」-電通、「2002年の話題商品・ヒット商品」を発表-」(電通ニュースリリースより)。
(1月3日追加)
◆「「千と千尋」の主題歌、音の秘密はコレ!」(ZAKZAKより)。
◆「「千と千尋」G・グローブ賞から漏れる」(ZAKZAKより)。
(1月3日追加)
◆「コミックマーケット63出展中止のお知らせ」(FILM-SOFTWAREより)。
◆「おこづかいでできる はじめてのまんが同人誌」(メディアファクトリーより)。
(1月3日追加)
◆「アニメ世代の心を掴み話題沸騰---アニメ配信サイト」(日経BizTechより)。
◆「東映ビデオ、DVD-BOX「SLAM DUNK」を2003年7月21日発売―ミニサイズユニフォーム付属の「体験版DVD」を3月に先行発売」(AV Watchより)。
◆「ユーザーとメーカーに配慮したオンラインゲームシステム - Xbox Live(1)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「家庭用ゲームとは異なる携帯Javaゲームの収益構造」(ZDNet Mobileより)。
◆「とても楽しいボイスコミュニケーション - Xbox Live(2)」(MYCOM PC WEBより)。
◆「エッヂ、米国企業開発中のMMORPG「Shadowbane」国内独占販売・営業権を取得」(Venture Nowより)。
◆「エンターテインメントの世界に登場したオープン・プロジェクト」(MYCOM PC WEBより)。
◆「真の循環型社会は自然な欲望を取り入れたリサイクルから」(日経SmallBizより)。
(1月3日追加)
◆「オンラインゲームFF11が損益分岐点確保 有料会員数が20万人に」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「スクウェア、「ファイナルファンタジーX-2」3人目の仲間、女戦士「パイン」公開」(GAME Watchより)。
◆「新作発表会で公開されたムービーをスクリーンショットで紹介、GC「biohazard4」」(GAME Watchより)。
◆「サンタがゲームソフトの配送を中止?」(ZDNNより)。
◆「「2ちゃんねる」2審も敗訴、削除請求訴訟で控訴棄却 東京高裁」(Mainichi Intaractiveより)。
(1月3日追加)
◆「シャア専用ノート!? 赤いノートPC「ガンダムパソコン“CHARモデル”」」(PC Watchより)。
◆「リカちゃん衣装にダイヤ1億円分」(福島民報より)。
◆「レコード会社がやりたかったサービス“着うた”」(ASCII24より)。
◆「スターデジオ訴訟、第一興商とレコード会社が和解、放送は継続」(Mainichi Intaractiveより)。
(1月3日追加)
◆「「鉄腕アトム」開発日誌公開へ 公式サイトプレオープン」(Mainichi Intaractiveより)。
◆「作品掲載の入試問題を無断ネット配信 作家ら差し止め申請」(Mainichi Intaractiveより)。
(1月3日追加)
■コミケット63 1日目。
◆「ゲーム業界、年末に“勝負ソフト”続々」(ZAKZAKより)。
(1月3日追加)
■コミケット63 2日目。
(1月3日追加)
■コミケット63 3日目。
(1月3日追加)
■軽く打ち上げ。
紅白を見ながら、ダラダラとお酒。児童福祉法のタイムリミットである21時直前までモーニング娘。を引っ張っていたのには笑ってしまった。
◆「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」の劇場公開をお待ちいただいている皆様へ」(公式サイトより)。
戸田奈津子で正面突破。
■同人誌総研レポートインデックス
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