ミニレポート2000年

まんが・アニメに限らず、様々なことを取り上げるミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。
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2000年3月30日(木曜日)

 3月28日のコミックレヴォリューションの件だが、カタログはときパに間に合わない旨、関係者からご指摘をいただく。ちょっと古い情報だったようで、すいません。4月10日前後から書店売りが始まるそうなので、しばし待たれよ。

2000年3月29日(水曜日)

 今週の「SPA」を見ていると、ジャパンフリトレーからのガンダムスナック新登場の広告が載ってる。広告のノリが往年のアニメ関連商品の広告そのままなのが大笑い。メガタゾ1枚がおまけについて、第1弾としてファーストガンダムの第1話〜30話まで全70種類が用意されているところもお約束。実に「SPA」らしい広告だなぁ。

2000年3月28日(火曜日)

 コミックレヴォリューションのWebが、独自ドメインを取得。 http://www.kiwi-us.com/~pio/c_revo/ から、http://www.c-revo.com/ へ。なんと新サイトには掲示板がある。荒れずに済むとは思えないけど、大丈夫かなぁ。ちょっと心配。
 即売会自体は当落の発送も日曜日に終わり、週末のときパでカタログも発売され、5/14の開催日に向けて着々と準備が進んでますねぇ。相変わらず段取りが早いこって。

2000年3月26日(日曜日)

 「コミックファン」のリニューアル第2号。どんどん男性読者向けな雑誌になっているのに、私の原稿は「同人誌界における女の子系パロディの復活」というネタで浮いてるよーな(苦笑)。ちょっと方向性を考えないといかんなぁ。特集の「インターネットで変わるまんが生活」は、なかなかの充実ぶり。「変わるまんが生活」というところに力点を置いたところが良かったと思う。サブ特集の「知られざるアシスタントの世界」というのも、読者の盲点をうまくついている。
 ところで、スペシャル対談の斉藤環×榎本ナリコ「オタクのセクシュアリティ」は、実はコーディネートは私ともう一人でやってたりする。斉藤環先生は最近話題の「引きこもり」の専門家でサブカルチャーにも発言の多い精神科医。元々は、私が榎本ナリコさんをネタに自分の同人誌で遊ぼうと考えていて、いろいろと企画を練っていたのだが、紆余曲折の上に斉藤先生との対談ということになったのであった。で、せっかく斉藤先生にお願いするなら、同人誌で終わりにするのはもったいないので、「コミックファン」に企画を持ち込んで、今号の記事のようになった次第。当日は実に3時間を超える対談だったのだが、斉藤先生の素晴らしい聞き手としての手腕と才気溢れる榎本さんの受け答えで、至福の時を過ごすことができたのであった。コミックファンの記事はあれだけの内容をあのページ数でよくまとめており、構成の卯月鮎さんの手腕もすごい。とはいうものの、根本的にページ数が足りないのは否めなず、もったいないことこのうえないのであった。残念。

2000年3月25日(土曜日)

 美術出版社の美術手帳増刊「アニメスタイル」。小黒祐一郎渾身の編集で近年最も面白いアニメ誌のひとつだろう。アニメの「作画」ということにここまでこだわった作りは、今のアニメ誌の状況においては非常に新鮮さを感じる。長谷川眞也、後藤圭二、川元利浩、中沢一登、井上俊之、庵野秀明、桜井弘明等々といった錚々たる面々のインタービューが皆それぞれ面白い。
 特に、庵野秀明のロングインタービューはあれほど語り尽くされた「エヴァンゲリオン」の話でありながら、「セーラームーン」の影響やスタッフの割り振りの計算とか、これまでにあまり語られていなかったネタも多く非常に興味深い。
 しかし、ここまでマニアックだと果たして売れるのかしらか? ちょっと疑問。アニメーターになったばかりの新人たちが、アニメーターの事も古い作品のこともあんまり知らず、自分の隣のアニメーターのすごさも知らず、自分の好きなアニメーターが一人として挙げられず、もしかしたらアニメの事が好きじゃないのかもしれない、と井上俊之もいみじくもインタービューで語っていたような現状では、これを受容できるだけの容量がある読者はそれほど多くはないだろう。とはいえ、この密度が気持ちいいからなぁ(苦笑)。夏発売予定らしい第2号にも期待したい。

2000年3月24日(金曜日)

 今号の「週刊少年チャンピオン」の「NUDE-少女鮮明-」がとにかく笑える。どう笑えるかは、ネタ晴らしするとつまらないので、是非立ち読みを。

2000年3月23日(木曜日)

 週刊「モーニング」のグラビア。なんと、3月28日からコンビニエンスストアで、「課長島耕作」、「部長島耕作」のドリンク剤が販売されるんだと。販売元はバンダイ。ちなみに、「課長」より「部長」の方が成分が良く、お値段もお高い。なんか、「社長弁当」とか「部長弁当」とか売ってるオフィス街のホカ弁屋とどっこいのセンスの無さ。しかも、「働くサラリーマン、OLの方へオススメです!! これを飲めば出世街道まっしぐら!?」というコピーがサイテー。「これを飲めば、社畜人生まっさかさま」じゃないのかねぇ

2000年3月22日(水曜日)

 今月発売の「噂の真相」4月号の中森明夫、田中康夫、浅田彰という強烈メンバーによる鼎談「90年代の論壇・文壇状況の検証!!“身の程を知らない文化人”を斬る!」で、斬られた(笑)宮台真司の反論。さすが宮台だけあってキツイお返しなのだが、気になるのは、それが向いているのが中森明夫、田中康夫だけで、浅田彰には向いていないところ。これは、浅田の指摘が正しいと思っているのか、それとももっと別な政策判断なのか悩むところ。特に浅田の「彼も80年代には目立とうとして目立てずにいたかわいそうな人だから、90年代に目立ててよかったと思うし、アクティヴィストとして頑張っているところは評価してるよ。ただ、責任を取るってことで自縄自縛になることもあってさ。自分の本を読んで自殺した奴がいるとして、そんなことにショックを受けてどうするの? 僕はそんな奴はほっといて逃げるよ。そうじゃないとラディカルなことなんて書けない。」という発言については、何のコメントもない。私としてはこの点について宮台がどう考えているのが一番知りたかったのだけれどなぁ、残念。

2000年3月21日(火曜日)

 今発売中の「別冊花とゆめ」4月号に掲載されている浜田モモ「時限恋愛」が密かに話題。なんといっても、今この時期に小学生の時に誘拐され、8年間偽名で生きてきた少女と誘拐犯との恋愛話(!!)を載せてしまう編集者の勇気に恐れ入ってしまう。新潟の事件が起きたのは1月末。「別冊花とゆめ」の締め切りがおおよそ2月末だろうから、充分に対応する時間はあった。それに言い方は悪いが、この作品は新人賞受賞作なので差し替えてもほとんど差し障り無かったはず。つまり、編集者は「わかってて載せた」ということは間違いない。スゴイ編集者である。
 そういえば「週刊少年ジャンプ」の新連載「ツリッキーズピン太郎」も、カラーページでは「釣りキチ」だったのが、モノクロページになると「釣りバカ」になっているというあらあらな校正(苦笑)。

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