ミニレポート2000年

まんが・アニメに限らず、様々なことを取り上げるミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。
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2000年10月19日(木曜日)

 今週の「AERA」のおたく文化衰退の記事については、細かいところには色々と突っ込むところはたくさんあるけど、記事全体としての気分は割と納得できるなぁ、というのが私のスタンスなんだけど、いろんな意見があるのね。知り合いからこんなメールをもらう。

>「AERA」の今週号の記事を読む→「裏日本工業新聞」をよむ→「monoマガジン」
>のオタク日記を読む→FCOMEDYのオタクアミーゴスを読む
>
>と回ってみたのですが、うーむ、改めて、岡田斗司夫って、立ち回りがうまいね!
>確か先日の『中央公論』では、岡田自身、衰退の危機が近い、ってなことも言って
>たはずなのにねえ。それが、AERA記者に予断があったと記載することで、彼自
>身は、岡田信者を敵に回すことを回避してるんだよなー。タニグチさんなんかも朝
>日憎しなのか、岡田信者なのかわからんけど、あの周辺の言動を真に受けちゃうの
>が問題というか、90年代入ってからのおたく系の弱点がもろだよなー。

 まあ、実際のところ、知り合いたちから聞くアニメの現場は、この「冬の時代」をどう乗り切っていくのか、が今の主題のようですし。それが、かつて80年代後半から90年代前半に訪れたアニメ不況と同じような単なる「景気循環」なのか、「おたく文化の衰退」なのかは、確かにまだ謎ではありますが。

2000年10月8日(日曜日)

 この日は秋の岩田読書会。諸般の事情により、夕方近くに到着。みのうらさんに私の夏の本を差し上げるという初期の目標のみ達成。早い時間には永山薫さん、伊藤剛さんといったメンバーも来ていたようだが、お目にかかれず残念。終了後いつもの飲み会。相変わらず女性陣はパワフルですぅ。

2000年9月29日(金曜日)

 蛇足を承知で一言。書かれてあることをただ単純に鵜呑みにして、皮肉も読みとれないアホってやっぱりいるんだなぁ(いやあ、某板のことなんですけどね)。ちなみに、このミニレポはそんな輩の面倒まで見ませんので、ご承知おきを。

2000年9月17日(日曜日)

 なんか夏コミケ終わってからずっと、いろいろとヒジョーに忙しいのですが…。季節の変化にもついていけず、バテ気味だったりして。

 さて、今日は「サンシャインクリエイション」へ。さすがの天候の悪さもあって少々人数は少なめか。巨大な列を作っていたのは、新刊が出ていたbolze。土砂降りの中で列に並んだ皆さん、ご苦労様でした。本もなかなかエロエロぶりに気合いが感じられますなぁ。その後会場をふらふら。HIGH RISK REVOLUTIONの岩崎さんとしばし立ち話。理念が感じられず漫然と開催されているだけなのでは? という「クリエイション」への厳しい指摘に全く持って同意せざるを得ないところが悲しいところ。

 午後からは、新宿に移動して、ロフトプラスワンの昼の部。エロゲートークライブと称した「COUNT ERO Ver1.01」へ。事前の案内に「コミケアフターレポート」、「3日目西館の話」などと書かれていたので、興味津々で参加したのだが、来場者は30人弱とかなりお寒い感じ。
 ところが、話の内容は、私の知らない話や聞いたこともない話が続出。例えば、「みみけっとではみつみ美里はダミースペースを取っていた」とか、「古本屋は、CUT A DASH!の夏の買い取りで協定を結んでいる」とか、「『Air』の発売日の次の日が『ドラクエIIV』の発売日だ」とか出てくる話に驚かされるばかり。その他、「2ちゃんねるでは、管理者削除されると『あぼーん』される」とか、「でじこは、KOFの庵のファンだ」とか、「『2ちゃんねるの本』が出版された」とか、初歩的なネタについての改めての丁寧な解説も心優しい。
 心優しすぎて、心地よい居眠りが私を襲ったのだが、その眠気を一気に覚ましてくれたのが、「こんな本があるんですよ」と言ってステージで取り出されたのが、私の夏の新刊だったこと(爆笑)。作者の方が観客席にいるんで、聞いてみましょうとか言われるのかと楽しみにしていたのだが(苦笑)、どうやら面が割れていないようで、こっちに対する突っ込みはナシ。というか、主催者の方々、ネタに使う本はみんなで事前にちゃんと読んで、どこ使うか決めてから使いましょー。
 で、一体このライブの主催者は、誰なんだろうと思っていたら、どうやら、コミックストーリーの事実上の後継イベントmilleniumのメンバーのようで。最後はその宣伝で終わったんだけど、まあ、この素晴らしいライブほどに楽しい即売会が開かれることを期待してますんで、頑張ってください。

2000年8月23日(水曜日)

 夏コミケ直後からもの凄い点数の同人誌が出品されているヤフーオークション。ここまで多いとちょっとやそっとではチェックできませんわなぁ。で、冗談で検索してみたら、その中に混じってウチの夏の新刊も3件出品されてる(苦笑)。以下参照(8月23日朝時点)。

http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/17703210
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/17938922
http://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/17804636

 全件写真付きの出品で、このうち2件には入札が入っていて、それぞれ500円と900円の値段がついております。あのー、その本は文字ばっかりでA5版28P200円で、在庫もほんのわずかですがあるんだけど…。入札された方ご苦労様です。3件とも件名に本のタイトルとともに表紙を描いてくれた門井亜矢ちゃんの名前があるのは、まあ、出品者としては当然の姿勢だよな。ちなみに、コミケ当日も30冊もまとめ買いした人もいたようで、この人も(おそらく)表紙1枚のためにご苦労さんですわ。
 ところで、「同人誌レポート」の表紙の決め方ですが、実にいい加減というか、細かいことは考えてまへん。(1)知り合い・友人関係の描き手、(2)どちらかと言えば女性作家、(3)ギャラは食事orお酒、(4)オリジナルの女の子の絵、といったところかなぁ。文字本だから表紙で売る本ではないけれど、即売会の会場では表紙の印象は大事だと思う次第。

2000年8月16日(水曜日)

 社会復帰。エンジンかからず。
 みのうらさん、ご期待いただいて恐縮ですが、「作家のセルフ・プロデュースネタ」は、「銃夢」の再録だけです。一応、今回の本の内容は以下の通り。

●男性向け同人誌の危機を語ろう!
●私をこみパに連れてって
●話を聞かないアクアプラス、即売会ができないCPS
 以上3本が新作。

●「銃夢HN問題」を巡って――作家のセルフプロデュース――
●コミケットと総会屋――報われない片思い――
 上記2本が再録。

2000年8月11日(金曜日)

 コミケ1日目終了後、某古書店主と某広告マンとお台場のホテルグランパシフィックメリディアンのカフェにお茶しに行く。ホテル日航東京は生意気にもドレスコードがあるし、夜遅く行くとバーしかない。コミケの時は深酒すると死んでしまうので、バーに行くよりは、カフェで軽く済ませるに限る。ちなみに、デックス東京や、パレットタウン、サンセットビーチレストランロー、アクアシティとかいう観光地に行く元気は当然ながらない(キッパリ)。でも、ワシントンホテルはいや〜(スゲーわがままだな、オレ)。
 3人とも生ビールにデザートのアイスクリームをつまみにするというさらにワガママなオーダー。だらだらと当日の話や明日の打ち合わせなどしていると、颯爽とウェイターが近づいてきて一言「今日の有明はいかがでしたか?」(爆笑)。「こんなに近くで働いているんですけど、ビッグサイトは天竺よりも遠いです」だそうな。もー、どこにもでもいるよ、お仲間が…。

2000年8月6日(日曜日)

 夏のコミケットには、久しぶりに新刊が出ます。先ほど宅急便を出したので一応入稿終わりました(うーん、全然大手サークルの悪口を言えるような入稿日じゃありませんなぁ、こりゃ。反省)。
 銃夢問題等、一部Webの再録もありますが、全体の約8割は新作です。同人誌生活文化総合研究所の本はWebの再録だから買わなくていいやと思っている方(苦笑)、今回は是非本の方も手にとってください。しかも、新作の内一本は、たぶんウチのWebに掲載されることはないと思いますので、読み逃したくない方は、本を買ってやってください。そして、今回の表紙は、なんと門井亜矢ちゃんです! 彼女とはもう十数年の知り合いですが、今回の表紙については、彼女から描きたいと言ってくれたので、ありがたーく描いてもらったモノ。とってもかわいらしい絵なので、乞ご期待のほど。
 スペースは、8月11日(金)東地区A-81b同人誌生活文化総合研究所ですので、よろしく〜!

2000年7月22日(土曜日)

 また、やってくれますね、コナミ。今度は「ビジュアルノベル」を商標登録(現在は出願中)しようというんだからスゲー。ただ、さすがにこれはやりすぎ。常識的に考えてもムリがありすぎる(詳しくは、石井先生のページを参照)。自分たちが以前から作っていたゲーム関連で使っていた言葉ならともかくも、「ビジュアルノベル」って、リーフが言い出してこの業界では割と広く一般的に用いられていた言葉(その元を辿れば、チュンソフトの「サウンドノベル」だし)じゃない? それを、他人が登録していないから、オレが登録してしまおうというんだから強引もいいところ。まともな上場会社のする事じゃない。
 ちなみに、コナミのWeb上の会社概要を見ると、こんな言葉がある。

 当社は、「デジタル・エンタテインメント産業」の中で、「良き企業市民」として社会貢献の一翼を担いたいと念頭しております。

 この会社の「Corporate Citizenship」とは果たしてなんなのだろうか? 現実との乖離に笑うほかない。

2000年7月15日(土曜日)

 インプレスのAKIBA PC Hotline!の今週のネタから「Soltekから妙な日本語で喋るマザーボードが発売に 」。ハードウェアのエラーを英語でしゃべって教えてくれるマザーというのが、去年話題になっていたが、今度のマザーは中国語、日本語、スペイン語にも対応している。で、爆笑なのが、その日本語の内容。「VGAどう?」、「メモリーないじゃん」、「ハードディスクつながってる?」、「メモリーだめだめ」、「CMOSだめっす?」といういかにも自作マニアが使いそうな言い回しを話してくれる。サンプルのmp3データが上記のページにあるので、声はWeb上で聞けるんだけど、残念ながらこれがイマイチなんだなぁ。素人くさい女の子が変な発音で淡々としゃべるので盛り上がらないこと夥しい。詰めが甘いな(どんなツメだ)。
 その昔には、みやむーがしゃべるHUBというのもあったけど、今ならさしずめ「でじこマザー」だな。「ハードディスクつながってるでゲマ?」、「CMOSダメにゅ」、「VGAどうにょ?」とか言われたら、みんな萌え萌えになっちゃうんでしょうか〜。ということでオレが先にネタにしたので、もしブロッコリーが製品化したら、オレにちゃんとマージン払うよーに(木亥火暴)。

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