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文書名

草の根電波運動

発見場所

大阪某所

発見日

1999年

発見者

H.F.さん

備考

H.F.さんのアパートのポストに投げ込まれていたという文書。

活字を組んで、イラストも入り、一見普通のエコ系市民団体のチラシに見える。しかし読み進んで行くと、素直に納得できない点にぶつかる。まず「スカラー波」のくだりだ。

この「スカラー波」、今陰謀史観ファンの間で俄然注目をあびているらしい。主に左翼勢力が工作活動に用い、環境を破壊しているというのが主流のスタンスらしいのだ。「高血圧」「副腎皮質ホルモンの分泌異常」「骨髄(骨全般)/肝臓/腎臓の機能障害」「マインド・コントロール」、果ては「藻の死滅、魚の死滅、赤潮」や「エルニーニョ現象」まで起こすという万能の電波だ。町中の電柱にもスカラー波を発生させるための工作がしてあり、電線がループ状に巻いてあったり、やたらと金具が巻いてある電柱は要注意だそうだ。

この左翼勢力のスカラー波工作を受け入れたとしても、このチラシにはまだ納得しにくい点がある。提唱している対策が、問題の大きさに対してアンバランスに小さく、的外れなのだ。

よしんば藻が本当に河川や海の環境改善に効果的だったとしても、個人が購入して投げ入れる程度でどれほどの改善効果があるのか? 魚が絶滅しかかっているのが本当だとしても、釣りや魚を食べることを止めてどれほどの歯止めになるのか?

なぜクマのことだけ特別に提言しているのか。個人がサケ・マスを放流してもどれほどクマの絶滅防止に寄与するのか。大体勝手にそんなことをして本当にいいのか。

河川や海の環境改善をしたいのならばまず家庭の生活排水を問題にするのが一般的だろうし、クマだけでなくもっと保護すべき貴重種、絶滅危機種がいるはずである。この文書ではそういうスタンダードな環境対策でなく、枝葉末節な対策を思いつきで並べているふしがある。

このチラシには反スカラー波の人たちも弱ってしまうのではないだろうか。[吉野]

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水鳥やサギなどの為に、大型魚の為にー
小中型魚の飽食や釣り(海、川共に)を控えましょう!
生態系の破壊と大気、河川、海水の汚染(貧酸素状態)により、今魚達は絶滅に向かっています。
日本のあちこちで大量死(大量に殺されて)しています。
多くの鳥達、動物達も共に滅びつつあります。
人間は、川釣りや海釣り、グルメ(飽食)等々にうつつを抜かして楽しんでいますが、次は人間が滅びる番だと気がついているのでしょうか?
自然が正常の常態に戻り、魚達が元気に生きられるようになる迄、釣りやグルメは控えましょう!
純真で節度のある自然界の生物を助け守りましょう!!

自然のリズムを破壊しているのが人工スカラー波!!
十年程前から、有害電磁波(スカラー波)がバラまかれ、現在では全国どこでも全家庭に充満し、人工スカラー波漬け状態となっています。種々のスカラー波増幅、強化工作が、左翼勢力の手により全国規模で行なわれています。スカラー波は電子を不活性化する性質を持ち、貧酸素状態や深刻な大気汚染を招いています!

動植物を助ける為に、今すぐ行動しましょう!

  * 植林をしましょう。(ブナ、ドングリ、トチノキ、クリ等がベター。川、海の栄養補給、浄化にもなります。)
  * 河川、海、大気の貧酸素状態を速やかに回復させるために、ラン藻を購入し、それを投げ入れて環境改善を図りましょう!
     o ラン藻は、原始地球の大気を一万倍の酸素濃度にしました。
     o オーストラリア沿岸や合衆国東海岸、熊本市海岸に大量に棲息しています。(熊本特産・水前寺海苔はこのラン藻の集まりを乾燥させたもの)
  * 飽食(多様の魚を沢山食す)、釣り等控えましょう。
  * ダムや堰、山の巨大開発、建設のストップ!
  * サケ、マス等は上流の沢に放しましょう。(クマ達の生存の為にー。)


市民生活を考える会

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