98年〜99年分のミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。
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KinKi Kids以来久しぶりのジャニーズ系アイドルグループ「嵐」がデビュー。ワイキキ沖の豪華客船上で、5000万円かけてのデビューとはまた派手なことで。
ジャニーズJr.で括るとあまりにも数が多すぎて拡散しちゃうか、キンキは2人しかいないのでバリエーションが2つしかない、ということもあって、ここのところ同人誌のアイドル系もちょっと停滞気味。この新グループが格好のネタを提供してくれるのだろうか? ちょっと興味がある。しかし、滝沢秀明、今井翼、渋谷すばるらを差し置いての「嵐」のデビューは不思議。今年1月に問題化した例の飲酒・喫煙事件のアオリでとん挫したプランの建て直しは、いかなジャニーズ事務所とはいえ、容易ではないということか?
「AX文庫」創刊に関する闘山の9/2の分析が面白い。「TYO」の時のソニーのソフト戦略と今回の「AX文庫」をシンクロさせるところはなかなか。
ちなみに、ソニーマガジンズは、「AX文庫」を立ち上げるにあたって、メディアワークスの小説部門の責任者だった石川女史を引き抜いている。深沢美潮、中村うさぎを育ててきた敏腕編集だけに、成り行きが注目。「コミックバーズ」の移籍の件といい、最近のソニーマガジンズは動きは派手。なんかやたらと気合いの入った役員がいるらしい。ちなみに、廃刊「ゲーメスト」にも色気を出しているという噂も聞いたけど、ホントかなぁ。まあ、「ゲーメスト」については、アスキーだの、ビブロス(「カラフルゲーメスト」てか(爆笑))だのいろんな名前が出ていて、よくわからないんだけど。
後、マルゲ屋には、おもちゃメーカが色気出してるとかいう話も聞いた。
9/10で触れた子安武人の件だが、複数のボーイズ系関係者から「あり得ぬ話」との解説をいただく。なんでも、子安の奥さんというのは、異常なヤキモチ焼きで有名なんだそうで、ファンからの差し入れを家に持って帰るだけで、一悶着あるくらいなんだとか。そんなこんなで、恐妻家の子安に記事のようなことがあったら、それこそシャレにならんはず、だそーな。うーん、こりゃ、カンペキなゴシップネタだなぁ、すいません。
今日は岩田読書会。いつもの渋谷の某所での開催。掲示板にも岩田さん本人が書いているが、岩田さんが入手した同人誌をみんなで読みふけろうというイベント(笑)。たいてい春と秋の年2回ほど開かれている。ところが、今年の春は開かれなくて今回が1年ぶりの開催。それもあってか、本もたくさん、人もたくさん。私自身は、別件があって随分遅くに着いたのだが、いろんな人とお会いできて有意義な日だった。
終了後の飲み会もいつもの渋谷の某所。2次会は、岩田読書会(初?)のカラオケ。岩田さんは、じつはカラオケは嫌いなのだが、なぜかそういう流れに。当然のごとくアニソン歌いまくり(笑)。なかなか芸達者が多く、濃〜いカラオケでございました。かくいう私も「(替え歌版)鋼鉄ジーグ」をご披露(笑)。まあ、ウケてたので、とりあえずよしということで。
最近、「社会復帰ぱ〜んち」が載らなくなって、寂しい限り(偏った読者ですいませんね)の「YOUNG YOU」だが、なんと、今月号で槇村さとるが電撃結婚を発表。お相手は、キムミョンガン。「ビッグコミックスピリッツ」で「恋愛の基礎」を連載していたゴツい顔のおっさん(おいおい、性科学者だよ)です。槇村さとるが「おいしい関係」の連載とは別に持っている「人生の穴」の対談ゲストがきっかけで、交際3週間で事実婚。いい中年同士とも思えない乱暴な展開だなぁ(あっ、いい中年だからか、うーむ)。
ちなみに、おノロケたっぷりのご挨拶は、こちら。「もう遊んでいたくない。遊びは足りた。人生の本番をやりたい! そんなカンジでした。ワタシ的には」という言葉は、ちょっとかっこいいね。
今週は声優ネタが多い週だった。木曜日の「週刊宝石」には、なぜ今頃取り上げるのか不思議の大野まりなの昔のヌードがグラビアに登場。ちょっと知っている人なら誰でも知ってることで、事務所も本人も認めていることなのにねぇ。
で、週末の「噂の真相」はなんとグラビアに子安武人が登場。「トップクラスの声優・子安武人の堂々たる不倫劇 有名女性声優やファンを食い放題のプレイボーイ」と題して、銀座の高級レストランで、デビューを条件に女性を口説いている時という写真が掲載。「噂の真相」は先月の一行情報でも、子安をネタにしていたのだが、グラビア記事にするとは驚いた。事情通のアニメ専門誌記者が子安の出演作の紹介をムーミン、エヴァ、ウテナなどとしているのだが、なんでそこに「ガンダムF91」が入るんでしょう。シュミかな? この他、ファンを食いまくりとか、同業者キラーで山本まりあ、菊池志穂とも「関係」があるのは業界では有名な話、とかなりとはっきり書いているけど、いいのかなぁ?
ところで、この話を知り合いとしていたら、「星方天使エンジェルリンクス」で主役をやったりして、最近注目されている柚木涼香って、永椎あゆ美であり、角松かのりであるわけなんですね、とのこと。おお、懐かしいなぁ角松かのりって。英知出版からぬーどな写真集が出てましたなぁ。お宝ネタというところ。
この月曜日を持って、新声社が事実上の破産となった。掲示板にも書いたが、関連リンクとして以下のようにまとめておく。
新声社の社屋に張られている代理人弁護士による告知
http://member.nifty.ne.jp/haguruma/tousan.html
「ゲーメスト」実質上の編集長であった猿渡氏のページ
(破産直前に退社した経緯等が記載されていたが、現在事実上閉鎖)
http://www.pp.iij4u.or.jp/~sawatari/gamest/
ソフトバンクパブリシングの「GAME SPOT」の記事
http://www.zdnet.co.jp/gamespot/news/9909/06/news01.html
画集についての七瀬葵のお詫び
http://www2.odn.ne.jp/~caq12640/owabi.txt
「終末の過ごし方 原画集」の金が入らなくなってしまったアボガドパワーズの社長の日記
http://www.scarecrow.co.jp/member/ura/page13/page13.htm
以下、CHOCOLATE SHOPの掲示板への書き込み。コミケット後によく起こる「本が買えなかった。何とかしてください」ネタに関するもの。ちなみに、掲示板のURLは以下参照。
http://www.tcup2.com/233/chocolat.html
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三崎尚人@同人誌生活文化総合研究所です。ここでの書き込みは初めてになります。
CHOCOさん、夏コミケは、お疲れさまでした。「PGクロニクル」のあとがきで私のWebをご紹介いただきありがとうございました。が、ジャパンミックスあんどピュアガールウオッチは、最早実質休業ですね(苦笑)。「PGクロニクル」、大変楽しく読まさせていただきました。買った本全部読み終わってはいませんが、たぶんこの夏のマイベスト1でしょう。
さて。。。
一般的に「ものを作る」ということには、必ず何らかのリスクが伴います。リスクには様々なものがあります。「作ったもの」が誰かを傷つける可能性もありますし、「作ったもの」を販売して、売れ残りの在庫を抱える可能性もあります。「作ったもの」が心ない悪意にさらされる場合もあります。そして、そのリスクは、「ものを作る」人のみが負うことになります。これは同人誌の場合でも変わりません。いや、同人誌の方が、よりシビアでしょう。出版社や流通業者、権利ビジネス業者、保険といったクッションは全くなく、同人誌を作ったサークルそのものがそのままそのリスクを背負うことになるのですから。このリスクのある特定された部分は、即売会主催者が担うことになるかもしれませんが、それはきわめて限定的です。
なお、書店委託に関しては、サークルにおいて、販売上のメリットがあると同時に、自分の本の販売の責任を自分で完結できないことは、デメリットになりうるということは、認識しておく必要があるでしょう。
消費者は、何らリスクなく生産者に要求することができますが、生産者はその要求に対してリスクの判断をしなけば、応えることはできません。要求に判断なく応えるのもまた無責任な行為です。
「本が買えないから、もっと刷れ。委託しろ。確実に買えるようにしろ。」という気持ちはわからないではないですが、刷った本に関する諸事(金銭、置場、販売、手配、在庫管理等々)というのは、すべてサークルの負担になります。いわゆる「大手」サークルと呼ばれる方々は、概ねみなさん、自分のできる範囲で、自分のポリシーの範囲内でそれなりの対応をされていらっしゃいますが、できることに限りがあることも厳然たる事実です。また、そういう雑事に追われすぎてしまうと、肝心の本を作る時間をも蝕む結果にもなりかねません。「俺の買えない本は他人も買えなくいていい」とはあまりにもばかげていることです。
誰もが幸せになれる方法があれば、それに越したことはありませんが、悲しいかな、この世の中においてそういう場合は非常に希です。せめて可能なのは最大多数の最大幸福です。僕は、CHOCOLATE SHOPというサークルが総体として現状可能な限りの努力を払っているとは思います。
「超激辛爆笑鼎談「出版」に未来はあるか?」(編書房)を読む。安原顯、井家上隆幸、永江朗の3人による鼎談をまとめたモノだが、これが無類の面白さ。この3人を集めてしゃべらせるなんて、それだけで成功は約束されているようなモノだが、テーマがよりにもよって出版業界の内幕ネタなんだから最強である。しかも、安原顯は元中央公論、井家上隆幸は元三一書房だから、ここ最近出版業界を騒がせた両出版社の状況にも精通しており、「噂の真相」もビックリの裏ネタが満載。なぜ、中央公論社が買収されたのか、三一書房でロックアウトが起こったのかが、実によくわかる。特に毒舌爆発なのは、安原顯による嶋中行雄批判。トップがこれでは…と、思わずにはいられない。それ以外にも、出版社・取次・書店を巡る諸問題、再販制度問題、出版不況など、今の出版業界を巡る構造的な問題点を鋭くえぐっている。
「噂の真相」の今月号に「“オタクの権威”岡田斗司夫を取り巻く頑迷固陋なバトルロイヤルの構図」と題した岡田斗司夫パッシングの記事が掲載されている。「噂の真相」のおたく業界ネタって、庵野秀明の時も声優の時もそうなのだが、個々の事実関係は割と丹念に拾ってくるんだけど、クロスチェックしてないので偏りがあるし、それぞれの時系列や因果関係がむちゃくちゃで、できあがった記事は的はずれに終わっちゃってる時が多い。
この記事もたぶんにそういう要素満載で、岡田斗司夫とガイナックスの関係など的はずれと思うことしきり。ちなみに、岡田斗司夫自身は、この記事について、NiftyのFCOMEDYSのオタクアミーゴス会議室でコメントを出している。それを私なりに要約すると以下の通り。「噂の真相」の善悪の基準は、「噂の真相」にとって敵か味方でしかない。「噂の真相」にコメントを求められたときに、「噂の真相」に対して嫌味を言ったり、自分の文庫の解説に「噂の真相」の「敵」である小林よしのりを起用したりといった自分の行動は、「噂の真相」にとっては、「敵」の行動としてとられるのであろう。その程度の理由であの記事が作られていると想像されるので、そんな記事の内容に興味はない。
さすが、岡田斗司夫と思うのは、この姿勢は「噂の真相」を相手にしたときの対応としては、かなり上質の部類だと思う。記事の内容はいっさいすっ飛ばして、相手の正義を疑うというというのは、うまいやり方だ。ただ、こう岡田に宣言されてしまうと、完黙しまうオタクアミーゴスの常連陣は、それはそれで情けないのでは? 岡田自身、このコメントだけですべてを終わらせられると思っているほど甘ちゃんじゃないはずで、そういう意味では逆に会議室の現状を寒く思っているのではないだろうか?
でも、ガイナックスとの関係とかはともかく、「噂の真相」の記事でも指摘されている、大泉実成、竹熊健太郎、大塚英志などとのトラブルや「エヴァンゲリオン」に対するアンビバレントなスタンスは、どうみても岡田斗司夫の方の分が悪いと思えるのだが、これについても相手の「正義」を利用してぶっちぎってしまうのは、ズルイよなぁ。まあ、岡田斗司夫にズルイと言っても仕方ないんだけど(誉めてるんだよ(笑))。岡田斗司夫っていい意味でも悪い意味でもプロデューサなのよね、未だに。そこが成功要因でもあり、トラブルの元でもあるのだが。。。