ミニレポート過去分

98年〜99年分のミニレポートです。日記半分と思って読んで下さい。
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1999年9月29日(水曜日)

 今週の「AERA」の「製造・販売禁止e-oneの活路」。例のソーテックのe-oneの裏話なのだが、これがなかなかエグイ。ソーテックから仕事を頼まれた川崎和男名古屋市立大学教授がコメントを出していて、ソーテックがe-oneの企画段階でこのマシンを「iMac」ならぬ「iPC」と呼んでいたこと、デザインを依頼されていたのだが、ソーテック側のあまりの「猿真似」の強要に嫌気がさして、仕事を降りてしまったことなどを証言している。
 ソーテック側は、これに対して新型e-oneの記者会見で、記事にあるような話は一切なく、デザインについても天文学的な金額を見積もり提示されたので、ソーテック側が断った、「iPC」については他社の開発依頼によるマシンのコードネームで、e-oneのコードネームは「IrDA」である、と真っ向から反論している。
 この際、真偽はちょっと横に置いておくが、とっても気になる点をひとつ。川崎和男って、はっきり言ってアップルに極めて近い人間じゃないですか。それにこんな仕事を依頼して、うまくいくと思ったのかね、ソーテックは。そこが、もう既にどうかしてる。しかも、元々彼はWindowsが大嫌いな人で、「AERA」でも「はなからウィンドウズ専用機と決めてかかる姿勢も、不満だった。『どうして、日本の企業は、独自のものづくりをめざさないのか』」とコメントしちゃうような人だ。e-oneは初心者向け家庭用低価格パソコンなのだから、Appleが互換機を認めない以上、Windows以外のOSの搭載は(特に日本語環境では)現実的な選択肢としてあり得ない。そんなことくらい判っているくせに、ああいう物言いをするところがいけ好かないなぁ。だいたい、自分がデザインした富士通の「InterTop」が全然売れなかったことは、どうなるんじゃい。
 もちろん、e-oneがパクリじゃないかと言えば、そりゃパクリだわ。でも、秀逸だったのが今日の「SPA」の「e-oneとiMac」の記事。世の中の商品は、はやりのデザインを後追いしたものばかりだけど、消費者は、似ている商品を間違って買うほど馬鹿じゃない。真似た商品を出したメーカを「サルまねメーカー」と思いつつ、価格と性能のバランスを見ながら、商品を選んでいる。という視点は、全くもってその通りだと思う。

1999年9月27日(月曜日)

 佐藤大輔「レッドサンブラッククロス 死線の太平洋1」読了。待ちに待った「レッドサンブラッククロス」シリーズの3年ぶりの続刊。版元を徳間書店から中央公論新社に移し、これが第8巻となる。なんで、版元変わったんでしょうねぇ? つい先日「地球連邦の興亡」の第3巻が出たところからすると、徳間と喧嘩別れしているわけでもなさそうなんだけど…。 本編は、初っ端から佐藤節全開なのが楽しく、しかも、船団護衛という非常に地味な素材を復活早々からぶつける胆力はさすが、という他ない。
 これで、中央公論で佐藤大輔が抱えているのは、全部で4シリーズ。しかもいずれも完結していないというのは、さすがにちょっと(いやかなり)問題ではあるのだが、すべてとは言わないまでも、ある程度の決着は付けてほしいなぁ。

1999年9月26日(日曜日)

 午前中は有明でコミックシティ。早めに切り上げて、池袋へ移動。サンシャインでボークス主催の「Doll's Party in '99 秋2nd」を覗く。ドール系のイベントに行くのは実は初めてで、とっても新鮮。密度が濃く、同人誌のファンとはまた違った「おたく心」みたいなものを感じる。大量のピンクハウスを見たのも久しぶり(笑)。
 その後は、サンシャイン60での、内藤泰弘さんと九尾たかこさんの結婚式2次会。コミケットカタログ編集長に、少年画報社の戸田取締役編集部長を紹介してもらう。まんが編集者としては現役最長老の一人だが、噂通りの愛すべき熱いまんがオヤジ。話したのはほんの10分ちょっとだったのだが、そのわずかな間にもヒシヒシと伝わってくるまんがへの情熱にひたすら感動。
 さて、以下はまったくもって単なる自慢(サイテー)。2次会・3次会は完全にバラバラになってしまったのだが、最愛のまんが家の一人谷川史子さんたちとご一緒させてもらう。はじめてお会いできてメチャメチャうれし〜。まんがのイメージそっくりのとってもかわいい方で、さらにファン度がアップしたのだった! 以上、自慢終わり(す、すいません)

1999年9月25日(土曜日)

 最近本誌での連載がいつのまにか無くなり、どうしたのかと思っていたら、別冊「YOUNG YOU」で、「結婚ぱ〜んち」登場。カラー扉絵つき、しかも扉絵の女の子は、ぼでーすーつ姿というノリノリは相変わらず。そーいや、前号の「アンアン」の結婚特集にも、姫ご登場でしたねぇ。

1999年9月23日(木曜日)

 某書店の番頭で、私の知恵袋的存在のIくんに、ある同人誌を見せびらかされる。なんと、米沢りかのやおい本。別ペンネームも使わず、まんま米沢りか(あとがきのノリもコミックスといっしょ)で、結構なページちゃんとまんが描いてるんだ、これが。ゲストに入江紀子なんかも参加してる(15年ぶりの同人誌だそうな)のもすごい。当然欲しいので、暴れるが(おいおい)、Iくんも自分のところじゃない店で見つけた本なので、おあずけをくらう(しくしく)。
 ここ数年、白泉社系の少女まんが家の他誌への流出って、えらく激しいんだけど、話を聞くと、どうにも仕事がやりづらいみたいね。先月からはじまった樹なつみの「アフターヌーン」での新連載の、誰の目にも歴然な「やる気」の違いには、その辺が影響しているのかしら。と同時に、同人誌作ってる作家がやたらと増えてるのも気になる。ちょっと、冗談で表を作ってみたんだけど、まとめたら全然シャレにならないので、非公開だわ、こりゃ。

1999年9月21日(火曜日)

 つらつらとネットサーフィンしていると、こんなモノがあるんだね。携帯電話通話抑止装置『圏外君』というネーミングもグー。携帯電話とPHSの帯域に免許なしで出せるぎりぎりの出力でノイズを流して妨害するシロモノとか。
 同じく何じゃこりゃ? だったのが、ZDNNに載った「500ドルの自作破壊兵器でPCがクラッシュ」。こちらは高エネルギーの電波をPCに当てることで、クラッシュさせる機械。うーむ、さすがメリケン、考えることが違う。  

1999年9月20日(月曜日)

 マガジン系列では唯一ぱっとしないままだった「ミスターマガジン」だが(おっと、最近は「マガジンZ」というのもあるか)、どうやら先行きがあやしいそーな。小学館の青年誌ほどのセグメント化が本当にいいのか疑問はあるのだが、講談社みたいにあんまり考えてない(としか見えん)のも、それはそれで問題だよな。
 ちなみに、講談社ついでだが、「ラブひな」は、来春アニメ化企画進行中とかいう話も別の知りあいから聞く。まあ、当然の成り行きか。赤松健のWebの日記にこの夏のコミケットレポートがあるのだが、「ラブひな」同人誌をいっぱい手に入れて喜んでいるところが楽しい。「エロでもOk」というのが、心強いです(笑)。

1999年9月18日(土曜日)

 「デ・ジ・キャラット」のアニメが「ワンダフル」のアニメ枠で11月末から一月間放映される。ブロッコリーがアニメ化を強く推し進めているのには、「セル画が大量に作れる、そうすれば安くトレカが作れる!」というのが理由らしい。うーむ、前代未聞な理由だ。メディアミックス時代に主客転倒とかいう言葉は存在しないが、やっぱり違和感は否めないなぁ。
 ちなみに、でじこは、10才だから、18禁同人誌は止めてくれという例のガイドラインだが、「あんた、キャッスルで他人の娘の裸で儲けておきながら、自分の娘だけは可愛いのか!」という非難が出るのは、当然だよな。このガイドラインと、同じ論理でいくと、10才の女の子が深夜アニメに出ていいんかい! と、言えるよーな(爆笑)。嘘でーす。

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