中小企業における戦略的パソコン活用のすすめ
パソコンについて知っておくべきこと―道具としてのパソコン―
パソコンの本質を理解しているか
パソコンを導入して活用していく場合、まず知っておかなくてはならないのは、パソコンの本質というものが結局道具にすぎないということである。
パソコンが道具にすぎない以上、パソコン自身では何もしてくれないわけである。
パソコンを導入するだけで全てが解決するはずはない。
道具を使う人が道具の使い方を考えなければならないのである。
したがって、どのような道具を購入し、どのようなことに使うのかも道具を使う人が決めなければならない。
使う人に道具を利用しようとする動機、利用目的がなければ何もはじまらないのである。
料理をする必要もないのに包丁や鍋を買おうという人はいないだろう。
パソコンも同じである。
ただ、パソコンは他の機械と違ってパソコンだけでは何もできない機械であり、パソコンの上でソフトウェアを動かすことによってはじめて、意味のある機能を発揮する特殊な道具であることに注意しなければならない。
パソコン上で動くソフトウェアは星の数ほどあるため、パソコンを購入する人はパソコンを入れれば何か役立つだろうと考えがちなのである。
確かに、いろいろな道具に変身して仕事をしてくれるパソコンは間違いなく魅力的なものである。
しかし、パソコンを実際に道具に変身させるソフトウェアが、どういうことをできるものであるのかということを十分に理解しておかなくては、本当の意味でパソコンを活用することはできない。なぜならば、ソフトウェアこそがパソコンが道具になるための本質だからである。
包丁が料理の材料を切り、鍋が料理の材料を煮るという機能を持っているように、ワープロソフトや表計算ソフトにもそれぞれ文章を作成したり集計したりする機能を持っている。
しかし、これらが持つ機能は非常に多く、しかも深いものである。ワープロソフトや表計算ソフトの持っている機能のうちどこまでを知っているか、理解しているかによって活用のし方に違いが出てくる。
道具の持つ機能について100のうち10しか知らない人と100を知っている人ではおのずと活用のし方に違いが出てくるだろう。
表計算ソフトがそろばんや電卓の延長と考えている人と、数値解析による傾向分析や将来予測ができることを知っている人では利用目的や利用のし方が大きく違ってくるのである。
道具は利用目的がなければ存在価値がない。そして利用目的は道具についての正しい理解から導かれるものである。
古い道具は切り捨てるべき時期がある
パソコンのソフトウェアが何年もの間さほど変化なく提供する機能も固定的であったとしたら、ソフトウェアの機能についてどれだけ知っているかによって、活用のし方に大きな違いはそれほど出てこなかったであろう。
しかし、実際にはパソコンの性能向上とともにソフトウェアも年々機能アップしてきている。
あなたの会社にパソコンがあり、既に何等かの活用をされていたとしよう。
あるいはオフコンを導入し何等かの業務システムが動いているかもしれない。
しかし、それらのコンピュータが何年も前に導入したものであるならば、一度、最新のパソコンのソフトウェアの持つ機能について調査することを提言する。
あなたが理解している道具としてのパソコンの能力がはるかに大きくなっている可能性が高いからである。
ひょっとすると、そのソフトウェアはあなたの持っている古いパソコンでは動かないかもしれないのだ。
古いパソコンでも工夫すれば活用できると助言する人も多い。
確かに古いパソコンを活用できる場面はまだまだ多いにあるだろう。
しかし、古い道具には切り捨てるべき時期があることも確かなのである。
大切なのは使い方より何に使えるかだ
道具について知る場合、大切なことはその使い方ではなく、その道具が何に使えるかについて知ることである。
その道具でどんなことができるかが大事なのだ。
なんでも自前なんでも外注ではおかしい
従来、コンピュータ活用といえばパッケージを購入するか、オリジナルのシステムを開発をするかのどちらかであった。
そして、システムの開発には専門の知識が必要であり、そういった要員を持っている大きな企業以外ではソフトハウスなどの業者に外注するしかなっかたのである。
しかし、パソコンの登場によって、コンピュータ活用の方法に新しい選択枝が追加されることになった。
自分たちの手で手作システムを作り上げることができるようになってきたのである。
自分たちの手でできる範囲のものは自分たちでやればよいのである。
パッケージもソフトハウスも選択する
よくコンピュータの見積を一社からしかとらない企業があるが、これは絶対改善すべきだ。
パッケージもソフトハウスも選択するべきである。
注意!高いものが必ずしもいいともかぎらない
日進月歩のコンピュータ業界では一般常識が通用しない部分が多々ある。
高いものが必ずしもいいともかぎらないのである!。
古い設備しかなく製造工数がかかる企業と、最新設備で最短工数で開発ができる企業とはたしてどちらが高くつくだろうか。
見積金額の高低を比較するためには、まずそれぞれの見積工数(人/月など)について評価する必要があるのである。
共同研究、共同開発、共同外注を考えろ
よくうちの会社では高価なコンピュータは購入できない、コンピュータの専門家を雇えないという声を聞くが、本当にそうだろうか。
いつも自分の会社だけでコンピュータを購入する、業者に依頼する必要があるとはかぎらない。
共同研究、共同開発、共同外注の可能性はないのだろうか。
最後に・・・
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