大切なのは使い方より何に使えるかだ

 道具について知る場合、大切なことはその使い方ではなく、その道具が何に使えるかについて知ることである。
 にもかかわらず、パソコンショップやパソコンセミナーでは、ソフトウェアの使い方ばかり教えていることが多い。
 伝えるべきことは、どんなことができるかなのに。

 問題意識を持っている人は、道具がどういう機能を持っているかがわかれば、何に使うべきかを知ることができるだろう。
 言い換えれば、問題意識がなく、解決策の道具としてパソコンを認識し得ない人に上手なパソコンの活用はできないということだ。
 社内でパソコン活用の推進部隊をつくる場合には、コンピュータの知識のある人よりも、仕事に対して前向きの姿勢を持つ人を選ぶべきである。
 コンピュータの知識は勉強すれば身につくが、前向きの姿勢はそう簡単に得られるものではないのだから。


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