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ここは、三崎尚人の商業誌でのお仕事のコーナーです

最近のお仕事

・「コミックボックス'99年6月号」に「98年総決算」を書きました。

・「CD-ROM美少女ゲームPure!!」(リイド社刊)に「コラム」を書きました。


ぱふ

 雑草社刊の月刊まんが・アニメ・同人誌情報マガジン(→オフィシャルサイトへ)。10代を中心とした女の子が主な読者層なので、いつもより、ちょっとだけ軽めな文体を心がけてはいるが、これはこれで難しいなぁ。

 レギュラーのお仕事は、夏・冬のコミケット直前発売号の「今回の見どころ」と、コミケット直後発売号の「アフターレポート」。正直言って、毎回毎回そうそう見どころがあるわけはないので、結構ネタを考えるのが大変。


<レギュラーネタ>

96年1月号 コミケット49見どころ ガンダムW、エヴァ、最後の晴海etc
96年3月号 コミケット49アフターレポート
96年8月号 コミケット50見どころ 初めての有明
96年10月号 コミケット50アフターレポート
97年1月号 コミケット51見どころ レッツ&ゴー
97年3月号 コミケット51アフターレポート
97年8月号 コミケット52見どころ FF7、西4企業スペース
97年11月号 コミケット52アフターレポート
98年1月号 コミケット53見どころ ギャルゲー
98年3月号 コミケット53アフターレポート
98年11月号 コミケット54アフターレポート トライガン、頭文字D

<単発モノ>

97年2月号 同人誌界流行最前線'97 97年の同人誌界の動向を予測。
97年5月号 「セーラームーン」同人誌と女のコ 「セーラームーン」完結記念特集の中の1本
97年8月号 「何様のつもり」と言われても、ボクはボクなのよね。 那瀬久秀氏の連載「何様のつもりだ!」の6月号、7月号への物言い
97年9月号 「困ったな、噛み合っていないぞ(笑)」−−那瀬氏の反論へのコメント 上記を受けての那瀬氏の反論への再反論。

レモンピープル

 あまとりあ社(久保書店)刊の超老舗美少女雑誌。まだつぶれていないんですよ、お間違いなく。とか以前書いてたら先日つぶれてしまいました。とほほ。昨年まで頑なにB5版角背のスタイルを守っていたが、寄る年波にも勝てず、B5版中とじへと誌面刷新したが、結局はどうにもならず。

 「必見!同人誌探偵団」は、秋山道夫、沖由佳雄、そして私の3人が担当。秋山氏、沖氏が交代で1サークルを特集で紹介し、それに加えて3人が2冊ずつ見開きでおススメ同人誌を紹介するスタイル。3人が3人とも趣味がバラバラなので、実は、全然打ち合わせなしで本をチョイスしていた。もう4年近い連載で、私の紹介しようと思った本が、他の方と完全にかち合ったのは1回だけ、というのだがら、実に棲み分けがよくできていたと思う。

コミックボックス

  ふゅーじょんぷろだくと刊の不定期刊(笑)まんが・アニメ情報誌(→オフィシャルサイトへ)。決算号での「昨年の同人誌界を振り返って」のコーナーは、94年度分から私が担当している。不定期刊とはいえ、毎年年頭には執筆依頼が来るのだが、本が出るのが、春から初夏というのが大体のパターンである。まあ、今年の決算号は、思いのほか早く刊行された。えらい。ちなみに原稿料の支払いはとても早い。ヒジョーにえらい。その昔の「コミックボックス」というと、色々とグレートな事もあったけど、当時はまるで縁がなかったので、個人的な経験はないのであった。


94年度総括 コミックシティin幕張中止事件etc
スーパーコミックシティ逮捕事件 「魔法使いサリン」etc
95年度総括 ガンダムW、最後の晴海
96年度総括 この年、決算号発売されず
97年度総括 2年分の総括

DO−PE & コミックDO−PE

 あまとりあ社(久保書店)が、1989年から1993年まで発行していた雑誌。雑誌コード上は「レモンピープル」増刊ということにはなっているけど、別段エロはないです。内容は怪しげなアマチュア系の本・模型・グッズなどを集めて紹介したもので、最初に担当編集に聞かされた企画意図は確か「同人系の『モノ・マガジン』を作りたい!」というものであった。ということで、最初の頃のレイアウトは露骨にパクリだ(笑)。ちなみに、「DO-PE」という名前は、"Dojinshi People"の略。

 読んだこともない人も容易に想像できると思うが、あんまり売れなかった雑誌である。季刊の情報誌というのもちょっと無理があったし。そこで、一度「コミックDO-PE」とリニューアルし、隔月刊化されたが、厚くなってまんがが増えたけど方向性ははあんまり変わらず、そのうちに休刊と相成ってしまった。室内プールを借り切って、そこで模型を浮かべて遊んだりとか、馬鹿馬鹿しい企画が個人的には結構好きだったんだけどね。

 さて、この雑誌では、当初、私は「日曜日にはコミケでお茶を」という見開きのコラムを連載していた。この頃は商業誌というのに不慣れなということもあり、場所もわきまえずに硬い文章書いたら、編集氏からクレームがつき、その後は女の子との対談という形に路線変更した。もちろん対談相手の女の子などいるわけはなく、 ヤラセである。で、途中から同人誌の紹介コーナーを担当していた大御所ライター戸山優氏がご多忙につき、連載継続が不可能になったため、引き継いで私が「コミケで見つけた同人誌」を受け持つことになった。これが縁でその後の「レモンピープル」の仕事につながっていくことになる。この頃から本の選択には編集氏は一切口を挟まないので、好き勝手やっていたような記憶がある。

その他

「キャプテン翼以降の女性アニパロ史」

(1992年6月)

 「同人漫画大百科」(辰巳出版刊)に収録。字数が合わなかったのか、最後十行ほどが削られて尻切れになっている。この本は、ライターと編集サイドの意志疎通がうまくいかず、各サークルの連絡先掲載でトラブルが起きてしまった。当時某誌で池内浩一氏がうがった文章を書いていたが、あれは事実と反する。しかし、問題があったことは確かで、今でも大変申し訳なく思っている。

「同人誌の楽しみ方」

(1993年6月)

 「漫画の達人」(KKベストセラーズ)に収録。知ってる人には意味のなく、知らない人にはわからない、というこの手の本にありがちなパターンに陥っている。拙作「少女たちは楽園をめざす」の論旨を進めてセーラームーンブームの分析をしているところが新味。

「デパートから専門店へ−コミケット以外の同人誌即売会」

(1997年12月)

 「別冊宝島 私をコミケに連れてって」(宝島社)に収録。自分も含めてよくわからないメンバーによる本になった印象が強い。無難な文章が並び、別冊宝島でこれでいいのかしらとも思った。このときは、いろいろと多忙につき、与えられたテーマの中から一番無難なものを一本だけ選んだ。コミックキャッスルに関する文章は、何の裏付け無しで書いたのだが、我ながらいい読みであった。もっとも、ファイナルがこんなに早いとは思わなかったのだが。


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