イベントレポート(2002年)

 2002年の同人誌即売会を中心としたイベントのレポートです。
[2003年] [2008年] [2005年] [2004年] [2003年] [2002年] [2000年〜2001年] [1999年] [1998年8月〜11月] [1998年5月〜 7月]

2002年

 12月28日〜30日 コミックマーケット63 東京ビッグサイト

設営&会場周辺の風景

・今回、おせち料理の作業の関係で、東2、東3ホールの引き渡しが遅れる。写真はパーティションの撤去作業。[写真1-1]
・ブロックの表示の設置作業。[写真1-2]
・初登場のNTTドコモの移動アンテナ車。北1駐車場の奥に設置。当日の通信状況は改善されたとは思えず、正直、期待はずれ?[写真1-3]
・年明けの出初め式用のジオラマ。[写真1-4]
・駅伝やマラソンの関係車両のようで笑えるスタッフ車両。外販は、外で一般参加者にあの重いカタログを販売する部署なので、それなりの装備が必要。[写真1-5]
・搬入が始まったばかりの東6ホール。[写真1-6]
・28日夜のマクドナルド有明パークビル店。大量のバンズ、バンズ、バンズ……(使用前)。[写真1-7]
・29日夜のマクドナルド有明パークビル店。大量のバンズ、バンズ、バンズ……(使用後)。[写真1-8]
・29日夜のM1グランプリ。大した混乱もなく開催。というか、これ目当てのお客さんはかなり少なかった模様。正直、ネットではちょっと騒ぎ過ぎだったのでは?[写真1-9]







1日目(12月28日)

・開場1時間前からこの騒ぎの東6ホール中央通路。[写真2-1]
・開場直後のLOVE POTION NO.9の行列。最長時には東1ホールセンターシャッターから東3ホールまで到達。[写真2-2]
・開場直後の東1ホールDシャッター。左右の長い行列はジキルとCookie。どちらもこの後さらに列が伸びる。ジキルは表に販売場所を移動。[写真2-3]
・開場直後の東3ホールCシャッター。真ん中の長い行列はNANA。[写真2-4]
・開場直後の東4ホールサイドシャッター付近。ワンピースも根強い人気。[写真2-5]
・開場直後の東456地区トラックヤード。左のひときわ長い行列はBlazer One。[写真2-6]
・開場後1時間の東6ホールサイドシャッター付近。男性向けサークルに多数の行列。[写真2-7]






2日目〜3日目(12月29日〜30日)

・2日目、開場直後の東2ホールセンターシャッター付近。右はBolze.の列が東3ホールから伸びてきている。この後、東1ホールまで到達。左は、Heart WorkとR-WORKS & CHORONOLOGの行列が東1ホールから進出。[写真3-1]
・3日目、シャッター解放直後の東123地区トラックヤード。あいすとちょこに殺到。[写真3-2]
・3日目、開場直後の東456地区トラックヤード。左はCUT A DASH!、右は砂場不動産株式会社。CUT A DASH!はその後4ホールまで行って帰って折り返し。[写真3-3]
・3日目、開場直後の東5ホールセンターシャッター。[写真3-4]
・3日目、ピーク時の東123地区トラックヤード。[写真3-5、3-6]
・3日目、開場1時間後の西地区外周。南駐車場を往復している巨大な列は、漣々堂と渡辺製作所。[写真3-7]
・撤収。今回割と早め。[写真3-8]
・反省会。この後、米沢代表は警察に被害届を出しに行くため(後述)、早めの終了。[写真3-9]







目についたチラシ

 同人ファン向け出会い系携帯サイトのチラシ。コミケットカタログ見れば、「ねるコミ」という言葉は既に他の人が使っていることぐらいすぐわかるのに、敢えて使っちゃうところがお里がしれますな。

 12月27日深夜に2ちゃんの特設コミケ板に書き込まれた「爆弾予告」に関する準備会の対応のチラシ。しょせんは2ちゃんねるなのでネタである可能性は大だとしても、過去に事件があった以上コミケット準備会としては対応しなければならないわけで、このようなチラシが予告対象である3日目の東4ホールの全サークルに配付された次第。3日目、やたらとお巡りさんの姿が目についたのもそのせい。ちなみに、コミケットはこの件に関して警察に正式に被害届を出している。2ちゃんねる自身も、例の動物病院の件での高裁敗訴を受けて、IPの記録範囲を広げていくことを検討しているようでもあるので、アホな書き込みは自分の人生を台無しにすることになるので止めましょう。


 11月04日 Heartfull Communication サンシャイン・シティ

・開場1時間30分前の会場内。嵐の前の静けさ。[写真1-1]
・開場1時間前の一般参加者の行列。会場直下文化会館1階のバスターミナルを利用。[写真1-2]
・開場後しばらく後の「CUT A DASH!」(右)と「あいすとちょこ」(左)の行列。[写真1-3]
・開場後しばらく後の「記念グッズ」と「JOKER TYPE」の行列。[写真1-4]
・開場後しばらく後の一般参加者の行列。写真の右奥の階段をあがって入場。[写真1-5]
・開場後しばらく後の一般参加者の行列。バスターミナルに収まらず、ワールドインポートマート側に列を形成。[写真1-6]





 事前からいろいろと話題沸騰の「Heartful Communication」だったが、何はとまれ、大きな事故やトラブルはなかったことは、良としたい。ただ、事前に予想した通り、一般参加者には厳しい即売会になってしまったことは否めない。
 一般参加した方は納得できないかもしれないが、当日の運営については、あの条件下としては、ベストとは言えないが、ベターな運営を行ったと思われる。実際、当日のスタッフの細かい不備や判断ミスはあったが、それは、コミケットやシティ、レヴォ、クリエイションなどでも起こっているレベルの話であり、取り立てて、ハトコミの当日の運営が際立って悪かったということはない。

 例えば、徹夜組へのペナルティを行わなかったことへの批判が大きいが、徹夜組へのペナルティというのが、即売会にとってどれほどリスクの大きいワークであるかということを考えると、一概にこれを責めるのは酷である。特に、今回の先頭集団は「CUT A DASH!」、「記念グッズ」、そして「あいすとちょこ」などに目の色が変わっていることが容易に予想されるわけで、千人を越えるそういった輩を十数人のスタッフでコントロールするのは、極めて難しい。しかも、使えるバスターミナルのスペースにも制約もあった。列の管理に失敗した場合、列が崩壊して大混乱になるばかりか、怪我人すら起きかねない。安全最優先ということを考えれば、ペナルティを課さなかったというのも、ひとつの考えではある。
 また、一般参加者の入場が余り早くなかったことに関しても、カタログチェックや、入場確認のためのパスの手渡しを考えると、それほど流量を上げられないし、先頭の入場者が暴走しかかったせいで、ブレーキをかけざるを得なかった面もある。
 カタログチェックについても、実際にカタログの偽造が複数発生したわけだし、また、カタログを持っていない人間の入場をお断りした以上、通常の同人誌即売会以上のチェックを行って、不正入場を防ぐ必要があった。そうしなければ「何もしないから、不正入場のやり放題を許したダメスタッフ」と言われたことは確実だったろう。
 文化会館2Fのスペック上の定員(約3000人)を見て、無理無謀と煽るサイトもあったが、あれはあくまで普通のイベントを開催する場合においての数字であり、同人誌即売会の動員とはかけ離れた数字である。コミック・レヴォリューションでの文化会館2階のピーク時の様相をちょっと思い浮かべれば、3000人どころではない数の人間をあの館に収めることが可能であることは、容易に想像できるはずなのだったのだが。そして、実際には、館外に並ぶ行列の人間の数も勘案すれば、1万人を超える参加者がこのイベントに参加することは十分に可能だったし、それだけの人数が実際やって来るであろうと考えられた。ところが、実際にふたを開けてみると、一般参加者は7000人〜8000人。つまり、数千冊のカタログは、死蔵された。これは、カタログを買ったのに事前情報に辟易としてこの即売会を忌避した人間の数には多すぎる数で、やはり複数冊購入が多かったと考えるのが現実的だろう。ある程度のカタログは死蔵されるのではないかと事前に想像はされていたのだが、これほど大量のカタログが使われなかったというのは、まったくの予想外だった。
 しかし、1万人が来場することを前提に組まれた運営のシフトは、現実に数千人来場者が減ったからと言って、そう簡単に変更することはできない。同人誌即売会の運営というのは、このくらいの規模になってしまえば(しかも、「ハトコミ」として初めての同人誌即売会ともなれば)、そんなに機動的に対応できるものではない。加えて、あれだけの大手サークルが参加していながら、参加者の大半があそこまで「CUT A DASH!」と「記念グッズ」(そして、持ち込み部数が少なかったので、すぐに終わってしまったけど「あいすとちょこ」)に集中することも予想外だった。だから、いくら会場内がガラガラになってしまったとしても、もうどうにもならなかった。口をすっぱくしてカタログを持っていないと入場できないと宣言してしまった以上、今更カタログチェックをザルにしたり、カタログを持っていない人間を中に入れることもできないし、したがって、一般参加者の流量を上げることもできなかった……。
 記念グッズの販売にしても、初期分としてかなりの数を、開場前に袋詰を行っていたが、限られた販売スペースを考えれば、すべてを袋詰にすることは無理だった。数量限定をかけなかったことについても、「ハトコミ」が一回限りの即売会であることが事前から決まっていた以上、売り残しても次に売る場所はなく、あの場で売り切るしかなかった。とは言うものの、「CUT A DASH」も「記念グッズ」も午後2時過ぎまでは販売を続けており、売れ残りのリスクを考えれば、「看板」としての責任はまあ果たしたと思う。また、他の大手サークルの持込に関しては、各サークルともこの種の他の即売会と取り立てて変わったことをしていたわけではなく、だいたい、「CUT A DASH!」と「記念グッズ」目当ての一般参加者相手になんで自らのリスクを増やすようなことをする必要があるだろう? 実際、コピー誌やら、ごく少部数しか刷らなかったサークルを除けば、大手サークルでもかなりのサークルが、開場後1時間ほどは本を残していた。「自分のところに一番に来てくれれば、まあ、まず買えたんじゃないかなぁ。それ以上の『買えないコール』まではご勘弁」という風に言っていた知り合いのサークルもいたしね。その中で、JOKER TYPEやいもむや本舗が一般参加者に渡り切るだけの量をもってきたり、うたたねひろゆきが、混乱の起きない時間まで引っ張ってから時差販売(これなら、一般参加者も平場で勝負)をしたり、氷川へきるのようにスケッチブックを描きまくったりと、それなりのスタンスを見せたサークルがあったことは評価したい。

 というわけで、安全な開催を目指せば目指すほど、一般参加者に優しくない即売会になってしまうという、二律背反がこの即売会にはあった。それでも、主催者がその状況を解消しようと何も努力しなかったかと言えば、そんなことはない。これから話す話は、実際には実現しなかったことだし、「できなかった話」が現実のフォローにもならないのは百も承知だ。しかし、この状況下では「何を言っても言い訳」にしかならないであろうから、おそらくは主催者側からは語られないであろうが、彼らが決して何も考えていなかったわけではないことの証左として聞いておいて欲しい。実は当初、一般参加者の列を「CUT A DASH!」専用列とそれ以外に分け、「CUT A DASH!」の行列の先頭には、この専用列の先頭を持ってくるという案があった。つまり、サークル参加者よりも一般参加者を優先させることが検討されていた。まあ、コミケットの企業スペースの行列の作り方に近いと思ってほしい。もっとも、一般参加者の待機用スペースに2つの列を分けるような余裕はなく、この案はその後立ち消えになってしまったのだが……。

・午後0時の会場内。かなり混んではいるが身動きがとれないほどではない。[写真2-1]
・午後0時30分頃の「CUT A DASH!」の行列の中間地点。文化会館2階では収まらず……。[写真2-2]
・階段を上がり、文化会館4階まで列が伸びる。[写真2-3]
・午後2時過ぎの「記念グッズ」の行列。[写真2-4]



 さて、上に述べたように当日の運営は「やむを得ない面」が多かったのだが、そうだとしても、今度は次の疑問が突きつけられるはずだ。「やむを得ないことをしなければならない即売会をなぜ開いたのか? そもそもハトコミは何をやりたかったのか?」。至極当然な疑問である。
 これについては、以前、私自身疑問を呈したことだし、結局ハトコミ準備会からは語られることはなかった。「金のため」、「名誉やプレゼンスのため」と巷間いろいろと言われているが、いささかうがちすぎな意見も多いように思われる。なぜなら、金や名誉などのためのこの即売会が開催されたとはとても思えないからだ。
 金銭面で言えば、この即売会でボロ儲けしているようにも思われがちが、実は、それほどでもないはずだ。確かにこのイベント当日の収支で見れば、グッズの売上をもってすれば、それなりの黒字は出ているはずだが、いかんせんかかっている経費が大きい。通常なら、800サークル近く入る文化2階に450スペース+企業しか入れていないわけで、そもそも会場費がバカ高いサンシャインでこの数ではぜんぜん足りない。しかも、この即売会の準備に費やされた工数の内、ボランティアベースの人件費は、当日スタッフと、一部事前準備を手伝った外部スタッフの分くらいで、それ以外のほとんどに何らかのフィーが発生している。「ハトコミ」の利益の大半は、それで終わってしまうはずだ。企業の主催する同人誌即売会は、いろいろな意味で「うまく手を抜かない」と儲からない。それは、コミックシティやコミックライブのやり方を見ていれば良くわかるわけで、「ハトコミ」規模で手を抜けない同人誌即売会は正直労力に見合わない(見合うのであれば、おたく周辺産業がとっくにこの事業を手がけているはずだ)。例えば、もし、金儲けをしたければ、ビッグサイトで開催して、サークルも一般参加者も可能な限り入れるようにした方が、よほど低コストだ。
 名誉やプレゼンスに関して言えば、むしろ逆であろう。「CUT A DASH!」のみならず、東京リーフ組の絵描きたちの最大限の協力を得てしまったということは、元々コミケット当日での行列の仕切等を通じて、ある程度色が付いていたといえ、よりその旗幟が鮮明になってしまったわけだ(最後は、開き直っちゃったような気もするけど)。これは主催者のコーディネーターとしての今後の仕事において、必ずしもプラスにはならない。しかも、意外にみんなお忘れだが、同人誌活動に対しては微妙な距離感を元々持っているリーフにとって、この即売会の存在が100%好意的であり得るはずもない。
 つまり、主催者にとってもこの即売会を開くメリットは正直あまりない。まあ、主催者が新しい事業を立ち上げるにあたっての打ち上げ花火の要素が無かったとは言わないが、明らかにこんな面倒な即売会を開くにはそれだけの動機では希薄過ぎる……。

 では、繰り返そう、「そもそもハトコミは何をやりたかったのか?」。これについては、おそらくはこの答えしかないのだ……、「同人誌即売会をやりたかった。ただそれだけ」。呆れるほど単純明快だが、そうでなければ、あれほどの不合理の説明がつかない。同人誌即売会を開くことが手段ではなく目的であるとすれば、「何がやりたかったのか?」と問われても、それには答えられないのは、当然だわな。「やりたいのは同人誌即売会そのもの」なのだから。
 言い換えれば、「ハトコミ」というのは、主催者の壮大な自慰行為なわけだ。つき合わされた様々な人々は、目の前で生板ショーを見せられたようなものなわけで、怒り出す人もいるのもそりゃ十分理解できる。私だって、さすがに呆れてしまうこともしばしばだったわけだし。
 でもね、一言だけ、一言だけ言わせてもらうなら、素っ裸でバカができるのも才能だし、愛すべきところがないわけではないんだよ(じゃなければ、手をさしのべる人間すらいなかったはずだ)。みつみ美里をメインで使うということは、主催者として両刃の剣であることは企画段階から明々白々だったわけで、それでもなお「ハトコミ」が開かれたのは、この即売会がみつみ美里や主催者なりの「美少女系の殿堂」サンシャインシティへの惜別でもあったわけだけだし。そんな過剰な「想い」は、現実の前では何の役にも立たなかったのかもしれないけれど、その極めて同人誌的な温性は決して嘘ではないと思っている。ただ、それだけではもはやどうにもならなかったのだけれどね……。

(2002.11)

 10月13日 運命のダダダダーン!リターンズ TFTホール

 総スペース数600、現時点で最大スペース数でのテニプリオンリー。元々は、TRCのR'nホールでの開催だったのが、規模拡大でTFTホールへ開催場所が変更。一般参加者も3000人を超えた。もっとも事前に深川警察へ行き、道路使用許可まで取ってあったとのことで、一般列の形成、誘導もスムーズ。3つあるホールを全部使うと、広いロビーとかを占有できるので、サークル参加者併せて4000人以上が入っている感じはない。3つのホールに分かれたせいで、オンリーとしての一体感には少々欠ける嫌いもないわけではなかったが、それは致し方なしというところか。カタログをパラパラとめくると、あれ、こんなところにみずき健さんが(笑)。ずっとバトロワだったのにねぇ。この間のCOMIC BOX Jr.100号記念全プレ同人誌でもテニプリパロを描いていたので、驚きはしなかったけど。その他、ここでは遭うはずのない作家さん(複数)やら、校了中のはずの某誌名物編集女史など、色々とお見かけする。
 開場前に、あっちっちとチープスープ、開場後に、POINT OUTが移動。いずれも、壁の真ん中で列の流し場所がないところ。その他行列が長かったのは、Cookie、しらたまおはぎ、VALIAN党、W-GRIP、バズーカ部、レベルデビルなどなど。他校の壁サークルは全体的に人気で、近寄れないほど。
 ただ、一般参加者の引けるのがかなり早かったのは、ちょっと気になる。ここのところのテニプリオンリーは、時間制限、入れ替え制が当たり前だったので、目に付かなかったのだけどね。やっぱり、テニプリの一般参加者は低年齢層が中心で、目当ての本を買ってしまうとお金なくなっちゃうせいなのかなぁ。有明まで来る交通費だけでもバカにならないし。
 最後に、またこういう事書くと反発買っちゃうかもしれないけど、やっぱり書いちゃう。何処とは固有名詞は出さないが、チンタラ販売していた某中堅サークルと、盛大に遅刻してきた某中堅サークル、過去の他の即売会での振る舞いとかも見ているけど、明らかに確信犯だね。わざと行列作るのってみっともねー。

・会場30分前位のTFTから望む一般参加者待機列。手前二本の行列に加えて、赤丸のところに三本目の列がある。[写真1-1]
・三本目の一般列横から逆に見たTFT。[写真1-2]
・三本目の一般列最後尾。実は、最後に四本目の列ができた。[写真1-3]
・開場後しばらく後のHALL1000の様子。場所によっては人が通れないほどの盛況。[写真1-4]



 9月1日 コミティア61&コミティアX2 東京流通センター

 東京流通センターの第2展示場の1階がコミティア61で、いつものコミティア。2階は4年ぶりのコミティアX。コミティアXは、机ではなく畳で同人誌を販売するというお座敷即売会。加えて、展示も通常のコミティアよりもさらに自由にできる。マッサージあり、似顔絵描きあり、下のように「一徹返し」ができるサークルありと、文化祭のノリが今回も楽しい。ここ最近のコミティアを見ていると、ずいぶんと参加者やサークルの質的変化があったので、正直言って、これほどコミティアXを楽しむサークルがいっぱいいるとは思わなかった。サークルのコミティアに対するロイヤリティの高さとコミティアの底力を見たという感じ。

・設営中のコミティアX[写真1-1]
・会場直後のコミティア61。一部の人気サークルに殺到。[写真1-2]
・これが「一徹返し」。とても笑えました。[写真1-3]
・これもコミティアXでの展示販売。[写真1-4]



 8月9日〜11日 コミックマーケット62 東京ビッグサイト

設営〜当日〜撤収の光景

<設営&会場周辺の風景>
・設営作業開始。床に机を置く位置を決めるために“バミ”を貼る。これは東地区の光景。[写真1-1]
・搬入作業開始直後の東地区外周。今回は盆前の交通渋滞でバタバタ。[写真1-2]
・テニプリのシャッター前サークルの搬入。男性向け並の巨大な搬入。[写真1-3]
・有明パークビルのヤマザキ・デイリー・ストアの裏の廊下。相変わらずの在庫。[写真1-4]
・ヤマザキ・デイリー・ストアの外。夏にはかき氷。[写真1-5]







<当日&撤収の風景>
・2日目、東1ホール開場直前の行列の誘導。[写真2-1]
・2日目、同じく開場直前の東1ホール外で、JUNE系混雑サークルに群がる女性の列。東地区は勝手が違うようでチト混乱気味。[写真2-2]
・1日目、開場前にすれ違ったおたっきい佐々木。相変わらず……。Webに載せていいとのことなので、載せてしまう。[写真2-3]
・2日目終了後、搬入時の東6ホールで鳩を発見。明日のバカ騒ぎとはうってかわってのほのぼの〜。[写真2-4]
・3日目午前11時、ピーク時の東456地区。人で外周が埋まってる。[写真2-5、2-6]
・撤収。[写真2-7]
・反省会。むちゃくちゃ蒸し暑かった。[写真2-8]





サークルスペースに配布されたおもしろチラシ

 例の青ブーブー通信社主催の「コミックトレジャー」。青ブーブー関係者曰く、「男性向け即売会ではありません。オールジャンル即売会です。」ということらしい。その辺の理屈も真似しなくていいのにね。

 イーバンクも、ジーシーカードも、どこまで正気? 金を持っているおたくは、チンピラにも企業にも狙われるとゆーことだな。

 割と大きいまんが喫茶チェーンの某支店の独自企画の模様。同人誌をまんが喫茶に置くメリットってサークルにはあんまりないんじゃかなぁ? 

 今回最高に笑ったチラシ。よくできてる。ただし、一言だけ述べていくならば、奥付には、住所を記載しなくても、何らかの連絡先(メールアドレス、私書箱等)は載せておくべき。なぜかというと、本の内容で何らかのトラブルが発生した場合、連絡先の載せていないと「海賊版」と思われたり、「悪いことをしている自覚があるから連絡先を載せていない」ということで、(当局が相手の場合特に)心証が思い切り悪くなるからだ。


Total:  Today:  Yesterday: