12月28日(火)

 今年も終わりますね。結局、『PEEP "TV" SHOW』の国内公開スケジュールは決まらず、越年闘争となりました・・・そのかわり、来春早々には、ベルギーとサンフランシスコで劇場公開されることになりました(詳細はまだですが)。11月のシアトル、来月のモントリオールを合わせると世界3ケ国・4箇所で、国内に先駆け、(規模はさておき)劇場公開ということになるわけです。あんまり実感が沸かず、他人事のようですが、スゴイ事態です。
 それから、来月開かれるバンコク国際映画祭に招待されることになったので、何日か行くことになると思います。プーケットは大変なことになってますが・・・

 ホントはあんまり書くことがないんですが、一応、年末なので書いてます。

 この2ケ月で2本の長い原稿を書きました。両方ともビデオアクティビズムについてです。同じテーマなので、同じ話なんですが、違うように誤魔化すのが結構大変でした。ビデオアクティビズムと言っても何のことだかわからない人も多いと思いますが、来年3月発行予定の「ジャーナリズムの条件」(岩波書店)と5月発行予定の「ドキュメンタリーの挑戦(仮題)」(森話社)を興味があったら読んでみて下さい。両方とも読者を拒絶したような硬いタイトルですが。

 ネタがないので、この辺にしときます。
 来年もどうぞよろしくお願い致します。


12月7日(火)

 やっと国内の劇場公開のメドが立ちつつあるんですが、その条件の厳しさに若干、怒り気味です。どうでもイイような恋愛映画をロードショウで長い期間かけておいて、どうして『PEEP "TV" SHOW』がそんなに短い!?と現在、作戦を錬っている最中なんですが、あんまり文句を書いて逆効果になったりするとアレなんでやめときます・・・まぁ、おそらく年内には結果が出ていると思われます。
 それに引き換え、海外系は相変わらずイイ感じです。10月に行われたハワイ国際映画祭では、NETPAC特別賞をもらいました。それから、Feature Film Mentionをもらったモントリオールの劇場では、来年1月に4日間、特集上映されることになりました。あと、オーストラリアのブリスベン国際映画祭にも来年、正式出品されることになりました。また、オランダからは、どうしてもDVDが欲しいという熱烈ファンメールが届き、明日は『PEEP "TV" SHOW』をいたく気に入ってくれた現在来日中のカナダのプロデューサーと会う予定です。ざまぁみろ、って誰にだ!?

 話は変わり、ラ・パルマのカルロス君(10月の日記参照)から、久しぶりにメールが来ました。なけなしの貯金、400ユーロをはたいて遂にビデオカメラを買ったそうです。ただ、その為に日本行きのお金がなくなってしまったので、タダでラ・パルマ島を脱出できる名案を考えたようです。それは、「日本の映画祭に招待されて飛行機代を出してもらう」ことだそうです・・・まだ、彼はカメラを買っただけで映画は作ってません・・・それで、映画祭情報を教えてくれと言うので、あんまりあまやかしてはいけないと思い、ネットで検索するように指示しました。ところが、「Googleなんですけど、大丈夫ですか?」などと可愛いことを言って来るので、仕方なくいくつかの映画祭のURLを教えてあげました。「あなたに日本で会う為の唯一の方法は日本の映画祭に招待されることだ」とかなり悲愴感が漂っていました。彼自身を誰かが撮った方が、面白いドキュメンタリーになりそうです・・・

 関係ないけど、「電車男」面白いですね。激萌え。