ヘビと神殿

ヘビのような神が居所不明でうろうろしていたのでは、人々は安心して生活することができません。
そこで、神の居所を明確にし、捧げものをし、神に喜んでもらおうと考えました。
それには、神にふさわしい居所が必要です。
ふさわしいところとは、神の形に似ているのが自然でしょう。

聖書では、「教会はキリストの身体である」と述べられています。
そこで、教会は十字型に作られているものが多いのです。
礼拝堂の下に聖人の遺体が安置されていることもあります。

それを考えると、ヘビを神と崇めた古代アメリカで、
ヘビに似せてピラミッド型の神殿を作ったと考えるのは、
ごく自然なことだと言えるでしょう。



毎年春分の日に、太陽の光がヘビの姿を映し出すチチェンイツァーのピラミッド。


パレンケのピラミッドでは、王の石棺の中から
粘土のヘビが飛び出てきたという話も伝わっています。






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