マヤの神　縄文の神

川村忠良（クロスカルチャー研究所主宰）

古代アメリカ文明でも縄文文化でも、ヘビが重要なモチーフであり、古代アメリカ文明では最高神、縄文文化でも最も重要な象徴の一つでした。

ヘビのシンボルは、古代アメリカ文明では土器その他に写実的に描かれているので、一見してそれと分かります。しかし、もっと抽象化して表されたものもあったはずです。私は、神殿型のピラミッドも球戯場も、ヘビを象徴化したものであると考えています。

一方、縄文では、土器それ自体がヘビであると考えられました。ヘビをイメージしたと思われる粘土ひもを土器の周囲につけたものは、広範囲に出土しています。