「カルタゴ」とは、地中海に面した古代の都市国家。

小さいながらも商業で栄え、国民は皆裕福。戦争に負けても奇跡の復興を成し遂げ、

大国ローマを脅かした……と言えば、現代アジアの小さい国を思い出す人も多いでしょう。

というわけで日本では何年か前に、

「カルタゴを日本の教訓とすべき」という論調が（少し）はやりました。

結局はローマに滅ぼされたわけですが、

一度はローマを打ちまかした将軍ハンニバルが有名です。

ところが、ローマがカルタゴを徹底的に破壊してその上に自分たちの街を作ってしまったため、

どのような国だったのか、どんな生活をしていたのか、よくわかっていません。

そういう意味で、謎の民族としても、今でも（一部の）人々の興味を引きつけてやまないのです。

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