神様通信は月2回発行のフリーペーパーです


[創刊の辞]  右翼?左翼?天皇?そんなの、興味ないし、シューキョーとかあんまり関わりたくない。

・・・なんてことで映画『新しい神様』を観ないなんてことはしないでほしい。確かに、この映画のうたい文句は「天皇に依存する民族派右翼のパンクスに反天皇制の監督が対峙」である。オマケに映画の主人公である雨宮処凛、伊藤秀人らの民族派パンクバンド「維新赤誠塾」のものすごいライブシーンは出てくるし、元赤軍派議長・塩見孝也に一水会代表・木村三浩は出てくるし、「よど号」メンバーも北朝鮮映像と共に出演したりする。

 だが、ここで重要なのは、これらのある種スキャンダラスな映像は全て「背景」であるということ。背景に惑わされてはいけない。背景ではなく、この映画を支えているほかのものに注目して欲しい。それは目に見えないものであるが、普通である私達の日常生活のなかで時折感じる虚無感であり、この作品を見つめる土屋豊監督のやさしい視線であり、「何か」である。

 「何か」とは何か?この「神様通信(NEWS THE NEW GOD)」ではその答えを映画『新しい神様』を観た色んな人がそれぞれ表現してくれる。右翼について、左翼について、シューキョーについて、あまり考えない私達だからこそ、『新しい神様』を観る価値がある。そのことを伝えたいために「神様通信(NEWS THE NEW GOD)」は映画の8月の公開に向けて、月2回発行しているものなのです。


第0号(4/29発行)

第1号(5/18発行)

第2号(6/5発行)

第3号(6/30発行)

フリーペーパーから一部抜粋して、掲載します。
都内単館系映画館にて絶賛配布中!!


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