11月19日(日) 御無沙汰です。昨日、一昨日と飲みの機会が続き、わりと体調が悪いです。寝違えた肩の痛みもひかず、さすが、来月40歳という感じです。 先日、武蔵大学のゼミにゲストとしてよばれ、1時間くらいしゃべって来ました。自分が映像に関わるようになった経緯みたいなことをしゃべって来たんですが、こういう内容の話ならインタビューやら原稿やらで何度となくしゃべったり、書いたりして来たので、わりと楽でした。よんでくれた教授に「今まで来てもらった映画監督の中で一番話が明解だった」と言われ、ちょっと嬉しかったです。まぁ、映画監督って言っても、普通の職業監督と違ってビデオアクトとかやってるから話がわかりやすかったのかと思われます。 トークと言えば、明日(20日)、『9.11-8.15 日本心中』という映画のトークに出ます。こちらもわかりやすい話をしたいんですが、映画が映画なだけにどうなるかわかりません。映画はポレポレ東中野で20時20分からです。トークは上映後。 本日、『ドキュメンタリー;リアルワールドへ踏み込む方法』(フィルムアート社)という本が届きました。森達也さんとの対談とか、原稿も何本か書いてます。ドキュメンタリーを撮りたい若い人向けのレッスン本(?)みたいな感じです。そういう人がいたら、読んでみて下さい。 足立正生監督の『幽閉者(テロリスト)』は、試写も始まり(もう、終わったのか?)、来年の1月下旬に公開みたいです。私の『幽閉者たち』は一体どうなっているのかよくわからないんですが、インタビューさせて頂いた俳優の方々に確認を取っている状況らしいです。 最近、新作への助走(が長過ぎなんですが)として、いろいろ本を読んでるんですが、『わたしを離さないで』(カズオ・イシグロ)が素晴らしかったです。小説で泣くというのはなかなかありませんが、この本のラストは来るものがありました。抑制された表現から一気に飛翔する感じが、タルコフスキーみたいでもありました。タルコフスキー、今観たら、きっと寝ますが。 今月末、韓国の民放TVがインタビューに来ます。何をどう間違ったのか、お正月の特番で『新しい神様』をメインに取り上げつつ、右傾化する日本みたいなテーマで放送するとのことです。正月から『新しい神様』って、いいのかな? |