7月15日(土) この日記、ほぼ一ヶ月に一回の月間報告となってしまいました… では、報告です。 足立正生監督『幽閉者(テロリスト)』のメイキング用の80本のテープチェック、先月末に終わりました。あとは8月末目標に編集するだけです。編集するだけなんですが、これまた、地獄でしょう。しかし、あと一ヶ月半と追い込まれたので、なんとかなると思います。逆に追い込まれないと何にも出来ません、私は。前々作の『新しい神様』は、追い込まれた末、一週間、まさに不眠不休で編集したので、自信はあります。ただし、体力は確実に落ちていると思うので、果たしてどうなるか… 今月上旬は、フィルムアート社から発行予定のドキュメンタリーレッスン本みたいなヤツの原稿を書いてました。「被写体になった人から編集の変更を求められた場合はどうするか?」とか「精神病理はどう映すか?」とかいう質問に答えるカタチの原稿でした。終わってみれば、たいした文字数ではなかったんですが、結構、きつかったです。そもそも、私は、長編ドキュメンタリーなど『新しい神様』一本しか撮ったことがなく、ドキュメンタリーついて云々言える程の研究者では全くないので、こういう仕事、実は、結構、困ります。俺じゃなくても、他にもっといるだろう?という感じです。ですが、もらった仕事は、真剣にやっとります。 先日、『PEEP "TV" SHOW』がカルチュラル・スタディーズ系の大学生たちが主催する映画祭で上映されました。「私は、国際関係を勉強しているけど、頭で研究する世界と日常の世界が全く結びつかず、この映画を観て、なおさらショックだった」と観客に言われ、嬉しかったです。盗撮魔の長谷川も、一流大学の研究者も同じ地平に生きてます。 今日、私の超処女作である谷川俊太郎さんとのビデオレターの上映がありました。お客さんも少なく、本当に助かりました。嫌味とかではなく、本当にお恥ずかしい作品なので。 今、発売中のスタジオボイスに先月書いた、アニメ映画『王と鳥』に関する原稿が載ってます。800字なんで、ほんの一言ですが、よかったら、読んでみて下さい。 今日、『PEEP "TV" SHOW』の北米でのDVDの売り上げ本数報告がありました。818枚だそうです。この数字、どうとらえていいのかわからない… では、とにかく、『幽閉者(テロリスト)』メイキングを8月末までに終わらせて、とっとと新作に取りかかります。もう、いい加減、ストレスが溜りすぎてます。 |