6月30日(木) 「東京人」という雑誌に依頼されたエッセイを、なんとか書き終えました。何書こうかなぁ、といろいろ考えてたんですが、考え過ぎて逆に困りました。だって、枚数はたった3枚(1,200字)。書きたいことの5分の1も書けませんでした。20枚とかでヒーヒー言ってた自分が嘘のようです。成長したもんです。しかし、3枚なら3枚なりにみんなバシッと書くんだろうなぁ。書くってことは奥深いです。発売は8月3日です。 東京での再上映の日程がやっと決まりました。詳細は、こっちでチェックして下さい。ラ・セットで観た人は半券持参で1,000円になるみたいですが、まだ、半券を持ってる人っているんでしょうか? あぁ、どっか行ってボケーッとビールでも飲みたいなぁ、と思っていたら、運良くオーストラリアのブリスベン国際映画祭から招待されました。2年も前の映画なのに嬉しいことです。オーストラリアは初めてなんで非常に楽しみです。南半球だから真冬か?と思いましたが、そうでもないらしいです。7月29日からです。帰って来てすぐ札幌なんで、体調を維持できるか若干不安です。なんせ最近は、二日酔いの回復に4日くらい要するので。 海外ネタとしては、もうひとつ、シネマニラ国際映画祭という映画祭での上映も決まりました。フィリピン、マニラの映画祭です。海外映画祭上映は、今年に入って6箇所目、結局、計38箇所の海外映画祭で上映された(される)ことになります。ついでにチェックしてみたら、計85箇所の海外映画祭や配給会社からコンタクトがあってサンプルテープを送ってました。送料を一件700円としても合計59,500円です。興味を持ってくれるのは嬉しいんですが、制作者がどんどん損するシステムっていうのはなんとかならないんでしょうか?ちなみに上映料が出る映画祭は、ほとんどありません・・・『新しい神様』+『PEEP "TV" SHOW』上映+トークのパック料金を設定して全国行脚でもしようかな、と思う今日この頃でした。 |
6月21日(火) 『PEEP "TV" SHOW』が、再び動き出しました。 上映関係は、札幌のシアターキノ、群馬のシネマテークたかさきでの公開が決まりました。シアターキノは8月6日(土)からのレイトショーです。ちょうど初日は、札幌の浅井学園大学という大学の学園祭で講演をする予定があって札幌にいるので、7日(日)にキノで舞台挨拶をすることになりました。また、7日は、キノの映画講座というヤツで『新しい神様』を上映するらしく、こちらの講座でも講師をする予定です。トーク3連発でちょっと忙しそうです。全て雨宮処凛さんも一緒に話します。 シネマテークたかさきの方は、まだ上映日程が決まってないみたいなんですが、高崎高校出身の私としては、非常に恥ずかしい限りです。「故郷に錦を飾る」と誰が言ったのかは知りませんが、出来たら、飾りたくないです。いや、上映はとてもありがたいんですが、トークの時とかに(あるのかどうかはわかりませんが)間違って幼馴染みとかが観に来てしまって、「土屋・・・キャラが変わってる・・・」とか思われるのを想像すると既に赤面です。 DVD発売関係の話も具体的になって来ました。国内は10月あたりになりそうです。無許可のテレビ映像とかはモザイクになったりしそうなので、オリジナルを御覧になりたい方は、今のうちに劇場で御覧下さい。特典映像も入れる予定ですが、何にしたらイイのか?何かリクエストがあったら、BBSとかに書いて下さい。 全米での発売は、2006年の2月になりました。そのプロモーションで、ニューヨークとシカゴの劇場で上映するかもです。また現地に行きたいけど、予算が厳しそうです。 一昨日、「Film International」という雑誌に『PEEP "TV" SHOW』のことを書いてくれたジャスパーさんと今週開催中の「Kine Club V」というイベントをオーガナイズしているマイケルさんに新宿で会いました。いろいろ話して面白かったんですが、今、思い出そうとしたら、ほとんど忘れてました。酔うと記憶も薄らぐ年齢になってしまいました・・・ 全州映画祭がお金を出しているデジタルシネマの短編3本が入った『三人三色』というDVDを観ました。全て監視カメラで撮った作品が入っていると聞いたので、期待しつつ。が、しかし、裏切られました。ビデオで撮ることにこだわりまくっている私としては、納得出来ませんでした。『三人三色』を観て「面白い!」と思える人の感性が知りたいので、そういう人がいたらBBSに書き込みよろしくです。 昨日、テレ朝の「TVのチカラ」を初めてちゃんと観ました。驚愕でした。前田(だったか?)容疑者を一億人(も観てないが)が追い詰めるという、超サイバーパンクSF的な世界に愕然としました。この番組を"無自覚"に楽しんで(しかも、東ちづるのような正義感たっぷりのまなざしで)観ている人、あなたは完全に狂っています。しかも回復不可能です。香田さんの殺害映像を垂れ流すよりも、100倍醜い番組です。皆さん、来週の放送を是非、"自覚的に"、観て下さい。 今日、注文していたウィリアム・ギブスンのドキュメンタリーのDVDが届きました。私たちは確実にSF世界の中に生きています。さて、どうしましょうか? |
6月13日(月) 10日の『憲法万華鏡』上映会、ココで告知した甲斐もあってか、わりと多くの人に来て頂いてよかったです。まぁ、無審査で全て上映なんで、面白いとか面白くないとかいう世界ではないんですが、こういう誰もが映像で主張できる場があるということは、健全なのではないかと思われます。 昨日は、「こわれ者の祭典」というヤツに行って来ました。3回目ですが、今回も面白かったです。特に謎のギタリスト、前田クンにはやられました。行ってない人には何のことやらサッパリですが、こわれてるってことは、なんて人間的なのだろうと思わせてくれます。 打ち上げ後は、映画学校の若者やメグミルクのCM「牛乳が好き!」を歌っているクールな目をしたバンドマン&『PEEP "TV" SHOW』主役達と飲み、主に"性のめざめ"をテーマに盛り上がりました。やっぱり、若いヤツらは面白い。オヤジになるのはなんとか避けたい、と思った次第でした。 ミュンヘン国際映画祭で、なぜか『新しい神様』を上映します。6月25日と7月2日です。ミュンヘンに住んでる人なんていないと思いますが、一応、お知らせしておきます。 明日は『PEEP "TV" SHOW』の配給の人と打ち合わせをするので、もしかしたら、皆さんにお知らせ出来るようなことが、決まるかもしれません。 久々にベルベッツを聴きながらでしたが、「SISTER RAY」って、やっぱりスゲェ。 |
6月9日(木) お知らせするのを忘れてたんですが、明日10日、私が主宰するビデオアクトというグループが企画した上映会があります。『憲法万華鏡』という作品です。この作品は、憲法に関する3分間以内の映像を公募して、無審査・無検閲で全部収録したモノです。全部で18作品が集まりました。上映会の詳細は、コチラを御覧下さい。 ビデオアクトについては、以前紹介した『ジャーナリズムの条件4「ジャーナリズムの可能性」』(岩波書店)に詳しく書いたんですが、カンタンに言うと、ビデオを自由に使いこなして、今のメディア状況を変えて行こうとするグループです。「公共の電波を俺たちにも使わせろ!」みたいな感じです。 ビデオアクトは、社会に対する具体的なアクションとして、私のもうひとつの大事な仕事だと思っています。 |
6月3日(金) 昨日、"ボーダー文学者"の越川さんに誘われて、慶応大学にロバート・クーヴァーの講演を聞きに行って来ました。 きっとそうだろうとは思っていましたが、やはり、通訳なし、90分たっぷり英語のみの講演でつらかったです。ただ、映像とか本人の朗読とかもあったので「CAVE WRITING」の雰囲気だけは何となくつかめた気がします。(しかし、慶応英米文学部の若造たちの英語の実力には驚いた。いつもあんな授業を聞いているのか・・・くやしい) しかし、クーヴァーさん、72歳の今でも「誰も書いたことがない新しい文体」を追い求めているとは恐れ入りました。私もそうありたい。 「バロウズとは電話で話したけど・・・」と軽くつぶやかれ、萌えました。私の卒論、「ウィリアム・S・バロウズ」だったので。 巽孝之さん、小谷真理さんとも話が出来て面白かったです。 今発売中のダカーポのプラズマテレビの広告ページで、私がよくわからないエラそうなことを言っています。ヒマだったら立ち読みでも。 |