9月12日(日)

 昨夜のイベント、告知期間が短かったのでお客さんの入りが心配でしたが、きっちり満席の盛況で一安心でした。お越し頂いた皆さん、どうもありがとうございました!自分達だけが楽しげな各国映画祭の映像や超お恥ずかしい短編もかけてしまいましたが、喜んで頂けたようでヨカッタです。これを弾みに、なんとか2005年新春の公開を目指して頑張りたいと思います!感想等、何かありましたらこっちのBBSに書き込んでみて下さい。
 そう言えば、昨夜のイベントには小説『NHKへようこそ!』の作家の方(別に御名前を知らないわけではないんですが、プライベートで来て下さったので、こういう場合、御名前を書いてイイものなのかどうか判断がつかず・・・かと言って、小説のタイトルを書けば名前を書いたのと同じなわけで、難しいです。こういうの)も御来場頂いて、非常に気に入ってくれたみたいで嬉しかったです。更に数日前にはラストの曲に使用させて頂いたMAD CAPSULE MARKET'Sの人(名前を書かないのは上記の理由と同じ)から電話を頂き、こちらもかなり気に入って頂いたようで感動モノでした。やはり、「世界」と格闘している表現者と共鳴し合えることは何にも変えがたい感動だなぁ、と思う今日この頃なのでした。



9月4日(土)

  先月31日に台湾から帰って来ました。今年が一回目の映画祭だったので、スタッフの人達は大変そうでしたが、非常に親切で至れり尽せりでした。海外からのゲストは、香港のアダム監督(&彼女)と私と雨宮さんの4人だけでした。そのこともあってか、朝メシ代として一日三千円ももらってしまって、結局「朝メシ代」だけで全てのメシ代、というか滞在費が全て賄え、一円も遣わずに済みました。貧乏人にやさしいです、台湾。
 台湾に行ったのは今回で三回目でした。一回目は『あなたは天皇の戦争責任についてどう思いますか?』という作品で98年に台湾国際ドキュメンタリー映画祭に招待され、二回目は2000年に『新しい神様』で台北金馬国際映画祭に招待されました。まさかと思いましたが、3本とも全て観ているという人が何人かいて驚きでした。その一人である記者にインタビューされたんですが、「あなたは98年にあなたの映画は社会運動の一貫である、と言っていましたが・・・」と問われ、そんなこと言ったっけ?という感じでした。海外であってもヘタなことは言えません。
 で、『PEEP "TV" SHOW』の反応ですが、非常に「日本的」というか、こちらの意図がすんなりと伝わった感じがしました。メディア状況が日本と似ているのかどうかわかりませんが、この作品のペシミスティックさ加減がしっくりいったようです。上映後に20歳くらいの青年が「僕も台北の街を爆破したいと思ってるんですよ」と顔を赤らめながら、恥ずかしがって話しかけて来たのが印象的でした。
 また、帰って来てから、映画を観たという台湾の映画評論家(彼も3本とも観ているらしい)からメールが来たんですが、「映画内のシーンで2枚のゴダールのポスターを発見した。あなたはゴダールのファンですか?」みたいなことが書いてありました。たまたま借りた人の部屋に貼ってあっただけなんですが、カルトな人です。台湾の新聞に何か書いてくれるみたいです。皆さんも映画を御覧になる時は、是非2枚のゴダール・ポスターを発見して下さい。

 昨日は、前回の日記で書いたアメリカの「RES Magazine」という雑誌の撮影でした。わざわざ東京で撮影するということは、かなり本格的な記事なのかもしれません。11月に発売されるみたいです。

 それから、やっと9.11にイベントをやることが正式に決まりました!詳細は案内ページを御参照頂きたいんですが、オールナイトのイベントです。とうとう『PEEP "TV" SHOW』を皆さんに御覧頂ける機会が出来ました!!他にも今までの海外映画祭で撮って来た映像やラ・パルマを震撼させた笑撃の短編(!?)もかけます。それから、久しぶりに『新しい神様』もやります。トークには、私と雨宮さん、主演の詩(しおり)ちゃんと長谷川クンが出演し、もしかしたら、大物ゲストも登場かもです。

 もう一週間後になってしまいましたが、9.11に是非、お会いしましょう!