まず、画質にこだわらないなら、パソコンのモニタ表示を直接撮影した方が、 てっとりばやいです。→ 3-2
- 元の画像を、あらかじめ 320x240 の大きさに変換しておく。 (最終的にビデオ出力時は 320x224 と上下がクリップされる) - パソコンリンクソフトの扱える画像形式で書き出す。- パソコンリンクソフトで「他形式読込」する。 - パソコンリンクソフトで QV-10 にデータ転送する。
絞り切替スイッチを絞る([●]にする)と、結果的にシャッター・スピード が遅くなり、画面のちらつき(明暗の縞の繰り返し)が減ります。さらに (-) (+) ボタンで露出を微調整をするとよいでしょう。もちろん、写される側の モニタ画面の輝度や明るさも調整しましょう。
当然ですが、映像が歪まないように、紙とレンズが平行になるように、真正面 にカメラをセットしましょう。これを逆手に取って、太っている人の写真を斜 めから撮ってやせさせることもできますが (^^;
初代 QV-10 では、画像の縁(周辺部分)の部分がかなりゆがむので、映像に 正確さを要求される場合は、縁の部分を避けましょう。グラフィック・ソフト で後から補正する方法もありますが。(この歪みは QV-10A や QV-30 では改 善されています。)
樽型の歪みの補正専用ソフトがあります → 6-1
近距離撮影時の樽型の歪みを回避するのに、「テレ(望遠)」のオプション・ レンズ( → 2-7 )を使い、被写体との距離をかせぐ方法もあります。
接写時のピントの合わせ方については → 2-5
鏡を使いましょう (^^; ただし、右左が反転する(だって鏡像なんだから)の で、グラフィック・ソフトでさらに左右を反転して元に戻す必要があります。
ちなみに液晶画面と同じ側にレンズをセットして、鏡に向けると、いわゆる再 帰的映像で遊べます。 QV-10 に映る QV-10 に映る QV-10 に映る ...
- 手帳、メモ帳として使う 最初のページに「これを拾ったらXXに連絡ください」と入れる。 時刻表、カレンダー、スケジュール等を撮影して入れておく。 名刺の接写と顔写真を入れればマルチメディア顧客データベースだ! 黒板は、ノートに取らず QV-10 で撮る(落第しても知らない)。 テレビで「お得な情報」等が流れたとき、すかさず撮る! - ゲーム 顔の一部分だけを超アップにして撮影し、誰かを当てる。 オリエンテーリングのチェック・ポイント通過の証拠写真に。 - アート 複数枚の写真を切り張りして、ポップ・アートを創造しよう。 デッサンが面倒なときに、下絵を撮影してしまう。 テクスチャー・マッピングやバックグラウンド・パターンの素材集め。 コマ撮りのムービーを作成する(人形劇や特撮モノなど)。 - プレゼント 各種お祝いパーティでワイワイと撮影し、本体ごとプレゼント。 パーティの写真(データ)をみんなに(現像、焼き増し代不要)。 - インターネット ホームページを写真で飾る→ 2-4 , 3-6 CU-SeeMe で静止画を送る。動画も送れる?! → 4-6 電子メールに写真を添付する(道案内図、近況報告等)。
注意: 下記の記述には、技術的に古臭い部分があります。ご了承ください。
CAM 形式の解析(→ 4-3 )と変換プログラムの登場(→ 6-1 )により、より 自然な画像を得られるようになりました。しかし現時点では、汎用グラフィッ ク・ソフトで直接 CAM 形式を扱えるものがありません(ただし、マックの Photoshop や GraphicConverter のプラグインはあります)。ここでは、参考 までに、筆者の *マック* 上での作業方法を紹介します。
GIF ファイルの作り方:
バージョン 2.7 になって、なんと CAM 形式をサポートしてくれた GraphicConverter (シェアウェア)は GIF インターレース形式や、透明 GIF の書き出しも可能です。プレビュー・アイコンも自動的に貼り付きます。登録 ユーザは、 Convert... (変換)機能で、リサイズ等のバッチ処理も可能です。
パソコンリンクソフト ↓ CAM 形式 ( iCAM ... プレビューアイコン化。ドラック&ドロップ → 6-1 ) ↓ CAMomile ... JPEG 変換。ドラック&ドロップ → 6-1 ↓ JPEG 形式 320x240 GraphicConverter 2.x ↓ 必要なら画像補正(この機能は Photoshop の方が...) ↓ 256 色化(マックのシステム・カラーに Dither 処理) ↓ インターレース GIF 形式で書き出し ( Web ページへ転送)JPEG 形式を使おう:
最近の WWW クライアントは JPEG 形式のインライン・イメージも表示できる ようになってきたので、下記の様にすることにしました。 GIF 形式のように 256 色に減色する必要はありません。
パソコンリンクソフト ↓ CAM 形式 ( iCAM ... プレビューアイコン化。ドラック&ドロップ → 6-1 ) ↓ CAMomile ... ドラック&ドロップするだけ → 6-1 ↓ JPEG 形式 320x240 GraphicConverter 2.x ↓ 必要なら画像補正(この機能は Photoshop の方が...) ↓ JPEG 形式で保存 ( JPEG 形式のまま Web ページへ転送)
移動中の電車の窓から外を撮ったり、逆に目の前を走り抜ける自動車を撮影す るときは、絞り切替スイッチを開放[○](明るくする)にしましょう。シャ ッター・スピードが短くなるので、被写体の映像が流れるのを防ぐことができ ます。ここで問題: 時速 100 Km の物体が 1/4000 秒間に移動する距離は?
QV-10 は軽いので海外旅行にも最適ですが、サブノートパソコンなどと接続す るときには、経済的な AC アダプタも使いたいものです。そこで CASIO は保 証はしてくれませんが(私も保証はしませんよ) 100 〜 240V 対応のコレ:
SONY AC-E60LA, INPUT:AC 100-240V 50/60Hz, OUTPUT:DC 6V 800mADISCMAN 用ですがちゃんと使えました。トランス変圧器じゃないので、重さが 軽いのも旅行には都合がいいです。米国ならプラグの形は日本と同じなので、 変換プラグも不要です。ちなみに日本では、国内用( 100V )の SONY 製 AC アダプタも QV-10 で使えるようです。しかし、くどいですが壊れても CASIO はもちろん、私にも泣きつかないで下さい(トラブル報告は歓迎します)。
QV-10 は、どう考えても電子機器なので、航空機の離着陸時の使用は控えましょ う。写真一枚のために計器が狂って事故になったらシャレになりません。あ、 これは海外(国際線)だけじゃなくて国内便でも言えることですね。
おっと、最近、航空機内でデジカメの使用禁止令が出たとか...
QV-10 はマイコン内蔵ですし、液晶が X 線に弱いとの話しもあるので、ハイ ジャック防止の X 線検査は避けたほうがいいかもしれません。空港の職員に 対し、 QV-10 の電源を入れてカメラであることを示す必要があります。
米国はうるさくないですが、国によってはハイテク機器を持ち込む際に、税関 等を通過するのにノウハウが必要だったりするようです(金額を証明する領収 書が必要だとか)。事前によく調べておきましょう。
Netscape 等の WWW クライアントは、 GIF アニメーション再生機能を備えてい ます(最近、これを利用した Web ページが増えていますが、やたらと使いまくっ て目が回るようなのもありますなぁ... ま、それはさておき)。
QV-10 でも、GIF アニメの素材を作ることができます。複数枚の連続する画像 を撮影したものを GIF 形式として出力し、それを一つの GIF アニメ・ファイ ルにまとめるのです。以下に、筆者がマックで作業した工程を簡単にまとめま した。さて、出来上がりは → 6-2
注意: その後、GraphicsConverter 2.7 は CAM 形式を直接サポートしました。
パソコンリンクソフト ↓ CAM 形式 ( iCAM ... お好みでプレビュー・アイコン化 → 6-1 ) ↓ GraphicConverter 2.4.x + CAMInport (プラグイン) → 6-1 ↓ [Convert...] でバッチ処理の設定画面へ(登録ユーザの特典) ↓ 必要なら画像補正、リサイズ等の指定 ↓ 8 bit; 256 色化の指定(システム・カラー、 Dither 指定) ↓ 複数の CAM ファイルの選択 ↓ [Convert →] をクリック ↓ (複数の GIF ファイルが自動変換される) GIF Builder 0.x.x ↓ 複数 GIF ファイルの読み込み ↓ 個々の画像の位置の微調整 ↓ 全てを選択して、トリミング(画像の大きさの絞り込み) ↓ 書き出し ( GIF アニメーションファイル)
QV-10 FAQ Version: 2.26 (1999-04-29)