[MySelf]


2月14日

<告知>

えー、ここのところ、土曜を丸々潰しての「天牌」全巻読み返しだとか、仲間うちによる
年始恒例の麻雀大会だとか、アイドル雀士スーチーパイばりの必殺技がバンバン使えちゃう
イノベートきわまりない麻雀大会とかに参戦させてもらったりしてたら、いつのまにか自分の
中の麻雀熱が沸々と再燃してきちゃいまして。
じゃ自分等でも久々に大会を企画してみちゃおうか?みたいな。まあ、なんとなしにそんな
ノリでいましたところ、ふと気付けば「テキストサイト最強位」なる麻雀大会が約5年ぶりに
開催される運びとなっておりました。

 → 「テキストサイト麻雀最強位3rd

名称の冠に「テキストサイト」なる古の封印呪文のごとき7文字が付いておりますが、
大会の内容自体には特に関連ございません、麻雀が普通に打てる方なら誰でも参加可能です。
そして今大会も前大会同様、ほのかなる喜びと確かなるスリルに満ち満ちた賞品の数々を
ご用意させていただきました。
新たに麻雀仲間を増やしたい方、同窓会ノリで旧交を暖めたい方、また自らをギリギリの状況に
追い詰めて己が潜在能力を追求しようとせんブシドーな方、などなど、まだ会ったことのない方、
既に面識のある方ともども、色々な皆様にお付き合いいただければ幸いです。


あ、そいや麻雀といえばこの間、隣の隣で卓を囲んでいた見ず知らぬの若人が対面に「ロン!」と
言われた途端、「どうしてそんなに面白くないことしか言えないの?」と本気ギレしだしたのを見て、
麻雀というものは自分が考えていたよりはるかに厳しいゲームであったことを改めて知りました。
もし自分ならどうするか? 

 「おーっと、ロン(笑)」
 「おーっと、ロン(笑)ロン(笑)」
 「おーっと、やっぱり出ましたかー」
 「おーっと、真弓、バース、掛布ー!」
 「おーっと、35歳を回って羊水が腐ってロン!」
 「ローン!ローン!ローン!ロンロンロンロンロン×25!ローーーン!」
 「ロリロリ〜」(白を指でなぞりながら)

もし自分ならどうするか? 未だにその答えは見つかっていません。
願わくば永久に見つからなければいいのになあと心の底から思ってます。


2月26日

<朝、目覚めてベランダを見たら、昨晩干した洗濯物が一枚もありませんでした…>

ここ最近のお気に入りワードは「この醜女が!」です。ちなみに「しこめ」と読みます。
そんなピカレスク気取りなミーがつい最近まで「親戚」を「しんい」と読んで、なおかつ
それが漢字変換できないことに対し「このIMEはクソだよなー」と悪態ついていた事は
ここだけの話にしてほしいと思います。どっちがクソなのかは一目瞭然だよね?(挨拶)


えー、「ウンコにな〜れ」の件バレ以来、僕に毎夜スフィンクスの姿勢で寝ることを強要
し始めたくだんのインド人が、昼食時、どこからともなく仲間を引き連れて給湯室に設置
してあるポットの前にとうとう行列を作り始めるようになりました。
えっと、本人いわく、日本のカップラーメンにおけるそのコストパフォーマンスの凄さに
「ウマイ!ヤスイ!スッゲ!」と驚嘆しすぎた挙句の布教活動が即座に実を結んだそうで、
まあ頭にターバン巻いたチョビヒゲ軍団が行列作ってる様は傍目から見ても相当シュールで
かなり面白いんで僕的には全然アリだったんですが、憩いの場をすっかり占拠された上に
その中を予期せぬガラムマサラ臭で一杯にされたOLの皆様などはさぞかしお困りのことと思い、
いつ彼等との抗争が始まるかと内心ドキムネしながら静観しておりましたら、あにはからんや、
妙に仲良くなっておりましたので僕は凄まじく首を捻ることとなりました。OL掴めんわー

で、つい先日のことですよ。
そんなインド肯定派OLの1人である後輩が「美人って得ですよねー」って話をいきなり
ふってきたんで、さては派遣の女子SEとなんかやらかしたなと思ってフンフン言いながら
僕には死ぬほどどーでもよくてたぶん彼女にはとんでもなく重要らしきその話、いわゆる
「美人とブスの対比論」を聞いてやっていたわけです。いや、この件に関しては思うところを
存分に語ってやっても良かったんだけど、それやったらコイツ絶対怒るしね。

と、そこへ例のインド人がヒョイと現れて「ナニ、ハナシテンノ!オレモマゼテヨ!」とこう、
まるで空気読まずにぬかしてきたわけですよ。いやあのね、文化も風土も生活様式も異なる
お国に住んでたお前さんがこの国特有の、それも非常にセンシティブな部類に入るこの手の
四方山話を理解できるとはさすがに思えんわとね、そう冗談交じりに返したら事もあろうにこやつ、
「ソレッテ、サベツ、ジャーン!」みたいな物言いをしやがって…!
それもこの真冬なのにオレ常時半袖!みたいなツラで。しかも実際、半袖で。
そんな輩の会話参加を「お嬢さん、お入りなさーい」みたいな軽〜いノリであっさり許容
しちゃう後輩も後輩ですわ。お前ね、こいつに寛容すぎるといつか本当に痛い目見るからな!

そしたら案の定ですよ。

 「ウーン、カワイイノト、ブスー、ネ」
 「ウーン、ブスー、ソンダネー」
 「ウーン、ブスー、ナニヤッテモ、ムリー」

あ、やっぱしブスとブサイクは大概なにやっても絵ヅラきついってな世界共通認識なんだ。
もうね、みるみる曇っていく後輩の顔。いつかどころかソッコーで痛い目にあってやんのイッヒー
ついでにブサイクきわまるツラしてる僕自身もなんか落ち込んできちゃってザマーないっすウヒー
で、でもさ、例えばその「ブスー」にも、どこかしらいいところとかないの?(フォローのつもり)

 「ウーン… ア! ブスー、ナニヤッテモ、オモシロイヨ!」
 「メシ、クッテルダケデ、オモシロイ!」
 「タブン、ナグラレテモ、モオシロイヨ!」
 「アト、ニラメッコデ、ゼッタイマケナイ!」
 「スッゲ、ブスー、マジスッゲー」
 「ア、キミハソレホド、ブスージャナイヨ」

正直、驚嘆を通り越して感動すらしてしまいました。
ああ、どうしてこの人はいつも僕の言いたいことを全て言ってくれるのだろう…
しかもこいつ、おそらく全ッ然悪気なし。そこがまた凄い…!

いや、ここ最近顕著に思ったことがあるんですけど、日本人が悪気もないのに相手を怒らせちゃう
セリフのパターンって大概が回りくどくて「余計な」一言なんですよね。
実際、僕がこれまでにやらかしたセリフを幾つか例に挙げると、
 「僕のいってること、分かります?」
 「それって結局、要してなくないですか?」
 「あれ?今日は荒地の魔女ファッション?」
などなど。

対してこのインド人の物言いは全てが断固ストレートでしかも一切無駄がない。
例えばエレベータ内でのコミュニケーション一つをとってみても、
 「ハッキリイッテ、ジャマー」
  (→ エレベータ入口を塞いでダベってるオバさんに対して)
 「オマエダヨ!ワカッテルダロ!」
  (→ 体重超過ブザーを鳴らしておきながら「あら誰?」みたいなツラしてるオバさんに対して)
 「ソレ、オモシロイツモリ?」
  (→ エレベータの鏡を使ってパントマイムしてるミーに対して)
とこう、陽電子ポジトロンライフルの弾道ばりに直線的なんですよね。

うむ、男子たるものかくあるべし。
今回の件で、なんかもう侮れないとか放っとけないとかを超越して、もう一生この人についていきたいと
思うようにさえなりました。

あ、でもここは一応日本だからね、その物言いは流石に通用せんからね?というかお前のその直線的
な物言いはたぶんどこの国でもダメだろうけどそれはそれとして、いやほら、彼も悪気はないんだし…と
すかさず後輩のフォローに回ろうとしたら… あれ?なんで怒ってないの?

 「私、はっきりものを言う人、結構好きですよ」

あ、そうなんだ。へー
じゃあさ、僕もハッキリ言わせてもらうけどさ。彼が言う通り君はそれほどブスなツラしてないよ。
ん〜、具体的に言うと、マイナスイオンが出てそうなツラ?

まーね。案の定、口をきいてくれなくなりましたわ。 
え、でもさでもさ。 ソレッテ、サベツ、ジャーン!


#その後、彼女の背後で「サベツ!」「サベツ!」とシュプレヒコールを繰り返していたら、
 クリリンの食玩を全力で投げつけられる羽目となりました。
 で、ようやく口を開いたかと思いきや「サカイさんは絶対幸せになれない!」ってなにそれ?
 や〜め〜ろ〜よ〜 取〜り〜消〜せ〜よ〜


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