[MySelf]


4月1日

<二次元のみならず、その裏の三次元までもしゃぶりつくしての2×3で6次元萌えー
 今こそ2次元のみを捨て、更なる上部構造へのシフトする時…!編>

幼女キャラがムチで責められているシーンを見ると、ああ、今頃はサカイさんが萌え転がって
いるんだろうなあ…とニヤついてくる。

あらぬところから「お前、ロリコンじゃねーの?」的嫌疑を突然かけられ、今、僕は実に
憤慨している。

そもそものことの起こりは、昨年末「魔法少女リリカルなのは」なる番組の全話を視聴し
終わった僕が嬉々としながら「フェイトなる小学三年生の魔法っ子がビシバシ鞭ではたか
れてるシーンが特に最高だった」と発言し、その場にいた皆をドンびかせてしまったこと
に始まっているのだが、まあ確かに、この発言だけに着目されてしまえばロリコン疑惑を
かけられるどころかペドと虐待のおまけまで食らってオタク最凶最悪三種の神器を軽々と
フルコンプという、ちょっと救いようのない変態キモオタさん呼ばわりされてもいた仕方
ないような気もする。

だけど、だけど聞いてほしいのだ。
僕は「小学三年生の女の子が」「鞭ではたかれている」ことに萌えているわけでは断じて
ない。まずはこの上記一文から抜け落ちている、とある重要な要素に着目してみてほしい。
大事なのは「誰が」彼女を鞭打っているかであり、仮にそれを行っていたのが魔法っ子と
何の関係もない赤の他人であったなら、彼らの言う通り、僕はロリでペドで鬼畜な変態野郎
であったことを素直に認める。しかし、違う、違うのだ、実際に彼女を鞭打っているのは
実は彼女自身の「母親」なのだ。しかし血は繋がっていない…いや、既に死んでしまった娘
のクローンだから繋がっているといえばいるのか?ここすごく重要だ、つまり愛娘そのもの
ではないけれどそれと瓜二つな存在という、愛おしくないわけじゃない、けど同時に失った
ものを想起させてしまうがゆえ憎くもある… そんな愛憎の板ばさみにあって思い悩んだ末、
自失状態に陥ってしまった母親に残された唯一の愛情表現こそがあのムチ打ちの正体なので
あって、そりゃ確かに形は歪んでいるかもしれないけど、でもあれはあれで一つの立派な
親子交流の形だとも思うのだ。魔法っ子の方もそれを分かっているからこそ、あまんじて鞭
打たれているんじゃないか、泣かせるなあ、ヒューマンドラマだなあ。手首完全拘束だけど。
おまけに天井から鎖で吊り下げられて徹底的に無抵抗状態にさせられてるけど。でもそんな
ねじくれ曲がった親子愛だからこそ萌えるものもあると考える。うん、いうなればこれは近親
虐待萌え、つまりはDV萌えですよ。お前等だって実は好きだろ、DV萌え。ほら、よくこう
言いながら萌えてるじゃないか。それ、D!V!D! D!V!D!

しかしまあ、このシーンの何が一番萌えるかって、その魔法っ子、普段はすっごく沈着かつ
冷静で、あまり動揺したりすることがなさそうなキャラなんだけど、このムチ打ちの直前だけ
はこう「ヒィ…!」って、その端正なお顔を恐怖に歪ませたりするのね。全13話中、唯一だよ?
彼女がこんな表情するの、あー最高だー、ついでにムチ打たれたときの悲鳴、これ!これがもう
すっごくいい! しかも声あててんの今、人気赤丸急上昇中の声優、水樹奈々。あの知的かつ
利発そうなお顔の彼女が、こんな淫らな声あげてるアフレコシーン想像しただけで、あっあっあっー
これで萌え転がずしてどこで転がるってんだ、転がる石のように!転がる石のように!ウォー
ゴロゴロゴロゴロー 




と、このような生き物の風上にもおけない生粋のド屑が、堂々と居直って、嬉々としながら
はっちゃけてるイベント、それが屑デスでーす。 どうぞ皆さん、よろしくよろしくー


4月5日

<HR・HM界隈、イナバウアー最強選手権>

は、元スコーピオンズ、ウリ・ロートさんに決定しましたー


4月9日

<のっこめ、のっこめー>

いやー、今回ばっかはひきこんだね。もう思いっきり引き込んだ。こう体の中心辺りへ
向かってググイって。そのあまりの引き込み具合に思わずやけくそで叫んじゃったぐらい
だもの。我得たり!遂に得たり! 

風邪菌さん。

という感じでホスト自ら歓待しちゃったもんだから、今回の奴等のはりきりようったらもう
半端ないわけ。咳一つとっても違う、だって常識的に考えたら、ケホケホ、もしくはコンコン、
辺りが相場なわけじゃない、普通。でも全然違った、もっとこうけたたましい。ケっケッケッ
って出だしから始まって、そこからケケケケケーって高音域に伸びてって最後にケーン!その
後「人間」歌ってるときの銀杏の峯田ばりに床の上でのた打ち回る。まわーる♪まわーるー♪
ぐるぐるまわーるー♪(頭の中が)。別パターンだと、ケココココココ…って、VFで大ダウン
しかけられたときのボタン連打してる時ばりな全身痙攣きたあと、サビで、ケンケン、ケー!と、
こうくるね。そんでもって目の前に突如顕現。たった今くったばかりのうどんとかが、口とか
鼻腔辺りからこうおもむろに。たぶんとびっきりの笑顔で「僕のシナプスでーす!」って叫び
たくなる場面ナンバーワン。

出てくるものがなきゃないで、その時は胃を通り越して腹腔全てがそりゃもう大騒ぎさって
感じの勢いで超蠕動しまくった末、おもいきり腹筋が吊って、その場で全身小刻みにワナワナ
いわせた後、完全硬直する羽目になる。もはやピクリともできない、痛すぎて声すらでない、
よく七転八倒の苦しみっていうけどありゃマックスじゃないね。本気で痛いときって悶絶すら
出来なくなるってこと、今回の件で改めて実感したよ。あと、電車の中でこれを発動させると、
もれなくお婆さんに席を譲ってもらえるというミニトリビアも会得した。ついでに連れの子供
からは「ばんがれーばんがれー」って妙な念を送られたり。もう最高ですわ、サ・イ・コ・ウ!

あまりに最高すぎるので、病院にて、ちょっと強力なくすりを処方してもらうことにした。
ちなみに処方のときの注意は「便秘になるよ」。普段の僕は便秘どころかとてつもない腸弱
なので、むしろラッキーとばかりあっさり了承したら、その日の夜辺りから本当にピタっと
出なくなった。いや、残糞感はあるの、自分的にはもう出したくて出したくて仕方ないの。
でも、出ない。板垣が書く格闘技マンガに「スカを食う」って表現があるけどまさにそんな
感じで、もうすぐ出る…!って感覚だけはあるのにいくら踏ん張っても尻からおかしな残圧音
がするだけで肝心のモノは一向に出てきてくれない。こりゃー苦しいよ、マジでー苦しいよ。
苦しさのあまりもう四六時中ウンコのことしか考えなくなる。PC向かって資料作りしてる時
も「出ろー」、訪問先で仕様の説明してるときも「出ろー」、机上でひたすら不具合再現テスト
やってるときも「出ろー」、その結果バグは出た、でもウンコは出ない、どう考えても逆の方が
いいに決まってる。あー、僕はもう一生ウンコできないかもしれないー、そう考えたらなんか
ものすごく怖くなってきた。こんなんじゃ駄目だ。もっとウンコと真剣に向き合わなきゃ駄目だ。
やむをえない。以後は頭の中で「出ろー」って唱えるたびに軽く力んでみることにした。そんで
もって兆候があるようなら即トイレいって踏ん張る。でも、やっぱり駄目なんだ。くそー、この
ままだと僕はもう一生ウンコできないかもしれないー、みんなーオラに力をわけてくれー、そう
頭の中で必死に念じつつ括約筋をフンフンさせてたうららかな午後のひと時の会議中、いきなり
ポンって音がして、僕は素面で「あ」と言うた。

何食わぬ顔してゆっくり静かに席をたち、そのまま競歩スタイルで近くの個室へと急ぐ。
そこで一気に脱いで便器に向かってパンツひっくり返してみたら、アメ玉大の黒い固まりがコロン。
それが三日前のこと。以降、まったくといっていいほど性欲がない。
たぶん、あれは僕の体内に残された最後の元気玉だったんだ。


4月15日

<風邪が死ぬほどなおらなーい、毎日咳でもかまわなーい>

学生時代、スレイヤーズ→ロードス島戦記→風の大陸という、もっとも駄目なオタであることをこれ
以上ないというくらい明確に証明するかのようなライノベ地獄、通称:後天性ファンタジー病にかかって
たぶんこの子は30になるまでに死ぬと宣言されていた時期があったのですが、あれから15年近く
もたったここ最近になって、僕はまた似たような状況に陥ってしまいました。今回は、撲殺→シャナ→
神様→ゼロの使い魔→ハルヒの5段コンボ。30過ぎてライノベ漬けですよ、ねえ?我ながらこりゃ
酷いと感じつつも…いや違う、むしろ凄いかもしんない、今時誰もかからないような思春期という青春
の甘い罠にガチハマりして脳髄全てが自意識で一杯になってしまった厨房:通称チャーチル症候群の
甘酸っぱいバージョンに今頃かかってウグウグ悶えてる時点でまったくもって凄い凄い!と反論する
もう1人の自分の存在をどこまで肯定してあげればよいのか、ちょっと真剣に判断がつきかねてる
今日この頃なんですが、まあそのような些事に思い馳せつつ、本日は後輩のマウス掃除業務をキビキビ
行いました。マウスの球を取り出してね、XYの支柱軸に付着したゴミをナイフで一つ一つ削っていく
のです。心をこめてコリコリ削る。あれ珍しい、なに読んでるんですか。うわ挿絵エグっ、そういうの
好きなんだ、相変わらずキモいですねー。そういった思い出とともにコリコリ削る。で、最後にウズラ
の卵を詰めて完了。もちろん接合部にアロンアルファを塗布しておくことも忘れません。次の日、奴は
宍戸と化した。唸るマウスに飛ぶウズラ。今はただ駆け抜けるしか、脱兎のごとく、疾風のごとく、
この現実からバイ梅ー軒!


4月21日

<空と海の間にあるべきもの>

そいや、昔、爺ちゃんがこんな話、してたっけ。
この世の中にゃいらないものなんて何ひとつとしてないんだよ、って。
一見必要なさそうに見えるものでも、みな、実は陰でお役にたってるんだ、
そういう風に神様がちゃーんと考えて作ってくれてるんだ、って、そう話してたっけ。

例えば「鼻毛」。
伸びすぎて鼻の穴からこんにちわしたらみっともないわ、でも気づきにくいわ、その上、強引
にひっこ抜いたら背筋の辺りに妙な快感が走っちゃうほど痛いわで、とにもかくにもいらない
人体ギミックの筆頭に挙げられる代物だと思うのね。
 でも、これがないってことは、いわば腐海にマスクなしで入っていくようなもので、鼻毛と
いうフィルタなしじゃ、排気ガス・粉塵・煤煙・光化学スモッグなど、ありとあらゆる汚染物質で
侵されたこの都会の大気の中では、生きていくことすらままならなくなるかもしれないんだよね。
ってことは、やっぱし必要なんだ。

じゃ、お次は「脇毛」で。
こりゃガチでいらないでしょ。夏の暑い最中、電車のつり革に掴まってる時とかにノースリーブ
の隙間からポロリとまほろび出てたりした日にゃ、マジみっともないわ、見栄え悪いわに加えて、
何よりも本人が恥ずかしくてやってらんないって話でしょ。
 でも、これがないとまず一部のマニアが困るよね。加えて脇毛には、脇の下から出るフェロモン
が含まれた分泌液の効果を更に増幅させる働きもあるそうだよ、こりゃやっぱり必要そうだよね。
むしろそんな大事なものを何のためらいもなしにゾリゾリと剃ってしまう女の子達の方がけしか
らんって話になるよね。もっと黒木香やネーナのボーカル辺りを見習って、こうボウボウと生やし、
モンモンと振りまいてほしいよね、力の限り。女子みんながやりだせば、そのうちCANCAN
辺りがマジで特集組むかもね、「今年のモテ・ギミックは脇の下から」みたいな見出しで。脇毛
ボーボーのエビちゃんとかが表紙で。でもその頃にゃたぶん渋谷とかは、道行く若人の体臭で、
どこぞのヘリウム工場が爆発した後みたいな匂いになっちゃってるに違いないんだよね、うーん、
やっぱ脇毛いらなくね?

じゃ、例題の最後は「陰毛」。
これこそ女子男子、双方ともにいらないでしょ。縮れて跳ねたおケ毛がフェラ及びクンニの障害
になるのはもちろんのこと、ネバネバした液体が絡みついた日にゃ拭くのも一苦労、加えてパンツ
内部に密閉されてるもんだからムレて病原体の温床になりやすいってところもマイナスポイント。
でも、ほら、想像してごらんよ、陰毛のない世界を。舐めやすいわ入れやすいわ拭きやすいわの
三拍子そろって言うことなしの素晴らしさだよ。
 でも、これがないとまず一部のマニアが困るよね。じゃ、ないや。一部のマニアが狂喜乱舞して
喜びまくるよね。なんだ、ない方がやっぱいいんじゃん。でも、陰毛には脇毛と同じような効果
もあるそうだよ、これってつまりはカウパー腺液、もしくはバルトリン腺液、はたまたアンモニア
をおいしく飲むためには、陰毛が必要不可欠ってこと? でも最初の二つでさえ吸引は一般的
とは言い難い嗜好だし、最後のなんて完全に一部のマニア以外にゃ需要なさそうだよね。

というわけで、鼻毛に関しちゃ一歩譲るにしても、脇毛・陰毛は、ともにいらなそうに見えて、
やっぱり本当にいらない代物だったんだよ。うわ、爺ちゃんにウソつかれた。なにげにショッキング。

ついでに毛つながりで書いちゃうけど、「もみあげ」、あれも実は相当いらなくない?
あ、ルパンや日光猿軍団みたいにオシャレや進化の過程で伸ばしてる人もいると思うので、
これは「メガネをかけている人」限定のお話で。
実際、ここ15年メガネっ子の自分にとっちゃ、あの「モミアゲ」って奴ァ本当に邪魔以外の
何者でもないよ。メガネフレームと耳横の肉との間に挟まってクリクリ跳ねてるその構ってちゃん
っぷりたるや、マジむかつく。だから、ちょっとでもその隙間に入り込んでこようもんなら、
その毛をフレームの外にグリグリと追い出す作業におわれすぎて、いつも仕事どころの話じゃなく
なるのね。その間はもうストレスたまりまくりですわ。作業中、何度、アジカンを思ったことか。
あのゴトウのもみあげを「リライトしてー!」って絶叫とともに根こそぎ引っこ抜いてやりたい
衝動に幾度となく駆られたことか。くそ、あいつ、どうしてあんなにもみあげ伸ばしているのに
メガネっ子なんだ、気になって仕方ないじゃないか。今度道端で会ったら絶対に1本残らず引き
抜いてやるからな!

まあ、そんなアジカンのゴトウに対する僕の思いの丈はまた別のところで話すとして、今はこの
クソいまいましい僕自身のもみあげをどうにかしなければ…!ということで髪切りに行くついでに、
そこももれなく処理してもらおうとしたのだけれど、でも、実はもみあげって髪の毛界隈の中じゃ
かなりデリケートな部位に該当するみたいで、よっぽど店へ入りざま勢い良く「僕をMCハマーみたい
にしてください!」って雄叫ぶ覚悟がない限り、なかなか全部スッパリ落としてくださいとは
言いにくいのですわ、これ。いや、実際、バランス的にもあからさまにヘンなことになるしね。
だから今回はしっかり作戦を練っていった。

 「…で、もみあげはどうしますか?」
 「あ、斜めに落としてください」
 「はい、斜めで」
 「あ、いや、やっぱ、垂直に」
 「はい、垂直に」
 「(出来上がりみて)もう少し上まで、切っちゃってください」
 「はい、もう少し上まで」

これを3回繰り返した末、やたら気合の入ったバリカンもってこられた時は、流石に少しあせった
けれど、まあ、結果としては、かなり上の方までスッパリと、やっつけることが出来ましたよ、
あの憎っくき「もみあげ」を。

長年の宿敵をやっつけたことで、心の底から気分爽快な毎日を送っていた筈のとある日。
そう、散髪から3日程たった辺りだったかな。メガネフレームが当たってる耳横の辺りがなんか
妙にチクチクするもんで、嫌な予感させつつ、ちょっと鏡で見てみたのね。



ギャー、耳横の肉に眼鏡のフレームが思いきり食いこんで、いつのまにか
がー
パンパンに張った顔面の「肉」が作り出した表面張力が、眼鏡という名の小舟に食い込んで、
勝手に喫水線ができとるわー!俺の顔面は東京湾かー ま、まさかこんなことになるとは…
クゥゥ、謀ったな、謀ったな、もみあげー!

君はいい友人だったが、君の肥満が悪いのだよ、フフフフ 

とかなってりゃまだ救いはあったろうけど、現実はまるで逆だからね。
実は「もみあげ」は守ってくれていたわけだからね、あの切れ味鋭いフレームから耳横の肉を。 
くそうなんてこった、もみあげ、勘弁してくれよ、なあ… 俺はこれからどうすりゃいいんだ…
え? 教えてくれ、もみあげ… 教えてくれんのだな、もう…

もう、やめましょう、肥満を止めるしかない、デブを治すしか…

そうさ、そうですよ…!それしかないんですよー!!(それしかないんですよー!!)


そんな戯言は心底どうでもいいが、それから再びもみあげが生えそろうまでの間、僕は自らの
手でフレームの横幅を力任せに広げざるを得なくなり、数日後、そのメガネは確実に使いもの
にならなくなった。今回の件が引き起こした唯一の確かなる結果と言える。

そして今の僕なら、堂々と胸をはって、はっきりと、こう言える。
この世の中に、不必要なものなんて、何ひとつとして存在しないんだと。
一見、必要なさそうに見えるものでも、みな、実は陰で役に立っているんだと。

少し前から脇の下でほのかに汗ばんでいる腋毛、パンツの中で密かにムレている陰毛、
そして何よりも、今、こうして耳横で風にたなびいているこのもみあげ、それら全てに
対して、固く、そう、今こそ固く誓おうじゃないか。僕にはお前等が必要なんだー!と。


でもアジカンのゴトウのは絶対そるかんね。


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