[MySelf]


7月6日

<僕はちょっと口は悪いけど…でも本当はいいヤツなんダゾ☆という言い訳など一切する気なし>

というわけで行ってきました、寿司食い放題。
去年以来の全品食い倒しチャレンジです、期待に血湧き肉躍るゥ!(ぜい肉がブルンブルン)

で、待ち合わせ場所に行ったら、人間の骨を折ることしか能がない男と麻雀にしか能がない男と本当に
脳そのものがないとしか思えないほど頭の悪い男がそこで明確なる存在感を放っていらっしゃったので、
僕はいきなりきびすを返したい気分に駆られました。
ハンドルネームとかいうブードゥ系暗黒呪文を使うのはもうイヤなので、それぞれ
バキボキジャラジャラ
けっけろけろけろ(妖怪みたい)と名付けることにしました。1秒でもはやくプレデター辺りに脊髄ひきずり
だされて床の間のそれは素敵なオブジェになるか、もしくは雪藤辺りの「地獄に落ちろ」の一言とともに
スポークで脳幹串刺されて団子3兄弟化してほしいナァと思いました。

バキボキとジャラジャラとケッケロのおかげで腐海と化してしまったその空間をグルッと見渡しましたら、
何故かその危険極まる空間に防毒マスクをかぶっていないカップルさんが佇んでいらっしゃいましたので、
いけない!そこは危険なのです!腐海の障気に肺をやられてしまう!肺が!肺が腐ってしまわれますよー!
と、あわてて警告しようとしましたらよりにもよって参加者でした、すでに汚染済みだったというわけです。
わざわざカップルで来る辺りに我々ゴミ共へのあからさまなる挑戦を感じたというか、要するに動物園感覚
なんだろうなあ、ということがたったの3秒で理解できてしまったので、とっとと石化して迫りくる壁でも
くい止めてるが吉だろくらい思いました、カップル的にも本望だろむしろ。

で、いざ目的地であるところの寿司屋に向かおうという段になったところで、主催者である筈のアジさんが、
何一つとして下調べをしていないことが判明したので、一刻も早くガリィさん辺りの大理不尽パンチにより
全身の骨をバラバラにされたあげく、そのまま地平の彼方にまで吹き飛ばされてほしいナァと思いました。
連帯責任としてブラックさんはケンシロウ辺りに北斗柔波斬でひでぶられることに。


この時点で参加者全員死亡。当然オフレポも終了。

あー残念残念














で、終わりにしたいのはやまやまだけれど、そうもいかないってか?悲しいけどこれネットなのよねデヤー!
といった感じのテンション100%全開で、僕らはブラックさんのコスモに導かれて、無事に寿司屋へと御到着
なさるのでありました。

そんでもって後はひたすら食うだけです。
モグモグモグモグゴクゴクゴクゴクバクバクバクバクガツガツガツガツウマウマウマウマブタブタブタブタ…
おいしいようしあわせだよう…まあそんな感じ、マジ至福。

そんな流れで順調に鮪・白身・軍艦ゾーンをクリアし、さあ、いよいよ残りは巻き物ゾーンだけ、
なに?これ超余裕っぽくねえ?まあ確かにちょっと苦しいけどまだ全然イケるわなヤプー!という雰囲気が
漂ってきたところで、ジャラジャラが黙って壁際の方を指差したので、ふとそちらに目をやりましたら、
何とそこには「本日のお奨め品」という文字が!(しかも14品)、オギャー!う、産まれる…(酢飯が?)
僕の胃の中のお寿司さんが、お祭りの準備を始めてしまった瞬間でした。

まあ、やると決めた以上はとことんやるが当サイトのモットーでもあるので、仕方なくその「お奨め品」
とやらを食いはじめるわけですが、なんて言うかアレですね、本来ならば無茶苦茶ウマい筈の寿司も、
ここまでくると単なる
シュールストレミング以外の何者でもなくなりますわな、一つ口に放り込むたびに
汗がこう吹き出ちゃうしね?それもダラダラ〜って感じじゃなくてブシューッていう勢いで。
いま体内で確実に得体の知れない何かが生成されつつあるのを感じながら、僕らはただその余剰エネルギー
であるところの汗と蒸気を全身から噴出させ続けるのでありました。

自らの体内で行われている常温核融合の恐怖を感じつつ、ふと横を見れば、そこには寿司に醤油を
つけすぎてその身をボロボロ崩したあげく何もかも台無しになさっているアジちオたんの姿が。
たぶん普段寿司食うときも上のネタだけ食い散らかして皿の上にシャリのみの大草原つくってるクチですね、
きっと。友達がいない理由が一瞬で理解できてしまったので、通称ブラックウイングの通り名を持つ僕の
オ友達のガア子さんを紹介してあげることにしました、思う存分目ン玉突つかれたり抉られたりすると
幸せでいいと思うナァ

そんな様々な妨害にあいながらも、遂にオールコンプリートまであと8個の位置にこぎつけることに成功、
「これならイケるぜッ!」とアイアン・マイケルの鉄拳もろに食らって秒速10回転しながら宇宙飛行士
の気分をフル体感したというあの偉大なる柴千春さんと同様の高揚感を感じつつ、そのゴールへの確かなる
手応えを実感する僕。
そんな僕へ「フ‥
時 既に遅いのだがな…」と言わんばかりの笑顔で、夏季特別メニューを差し出すブラック。
その名の通り腹の底まで真っ黒です。今、彼に一番言って欲しいセリフは「に‥肉が…!」(ハート)です。
そしてその夏季特別メニューが6品もあるというその事実を知った途端、僕の胃の中で遂にお祭りが始まって
しまったというわけです。炉心融解ッ‥メ、メルトダウンが…!!各員退避せよ!各員退避せよ!!

すかさずトイレに猛然ダッシュの僕。
何故かそれとほぼ同時のタイミングで、同じようにトイレに駆け込んでこられた御仁がいらっしゃいまして、
お互い何となく気まずいものを感じながらも、同時に個室へパイルダーオン。
隣に赤の他人が入ってる状態なところへブリブリブリ…バフン!ならともかく、オエロエロエロモゲー!は
流石にヤバいだろ…ということで僕は必死に胃の中で拡大しつつあるオーロラエクスキュージョンの容赦なき
奔流を食い止めようと必死に頑張っていたのですが、刻々と時間が経過していくにもかかわらず、隣室の方
から排便のきざしは一向に認められず、何?コイツ便秘?フザッけんなよ、あ〜もう駄目、許してお母さん…
という究極状態にまでレベルゲージが達したところで、突如、隣の部屋からグゲー!という奇声が!?
その後、嗚咽とともに、おなじみのあのニワトリを絞め殺しているようなダミ声が聞こえてきましたので、
ああ、そういうことだったンだね、と安心しつつ、僕も負けじと全部ネギトロ化しちゃったお寿司を思う存分、
ホゲー!ケロケロケロケロダパーしたのでした。二人並んでオゲロゲロ、なんなんだこのトイレ。

新宿アイランドタワーB1のレストルーム… たぶん日本で一番ゲロ率が高いところだと思います。
皆さんも注意するがいいですよ?(凄く晴れ晴れとした顔で) あと、僕らの間に友情は育まれませんでした。
不思議だなあ、死線を共に戦い抜いた仲なのに。


しかして蓋を開けてみれば、あと4個というところまでどうにかこぎつけていたブラックさんの動きもそれ以降
は完全停止、ふと気付けば単なる床の間のオブジェと成り果てる始末。結局のところ、オール・コンプリートを
なし得たものは誰1人としていなかったという惨々たる有様。何一つとして勝利を得られなかった僕らは屈辱感
と敗北感にまみれながらその店を後にし、外へと出ました。

そこで我々が見たものは、身も心も寿司に支配されて今やはちきれんばかりの状態に成り果てた末、うつろな
目でその周囲をマンボウよろしくオプオプと回遊なさっているブラックさんの姿でした。



そこでアジがさ、呟いたンだ… 

「止まるとな… 死んじゃうンや」

ああ…そういうことだったのか…

「でもな、でもな、いつかきっと帰ってくるで… だってウチな、約束‥したんや…」
「わたし、まっとる、いつまでも… いつまでもや…!」

彼女はそう呟いて、その場で小昇竜拳を打ちつつ、クルクルまわりはじめた。


「大きくなって帰ってこいよー!」
「俺達のやったことに意味なんてさあ…!」
「またなー」
「明日のバイトめんどくせー」
「待ってるぞー!」


皆の思い思いの叫びを背に受けつつ、彼は海へと帰っていった。


その後ろ姿に感じたんだ。
僕らにもまだ、選択できる未来は残ってるンだってことを…

そう確信しつつ、僕は再びトイレへと舞い戻った。
別に、別にさ、泣いてなんかいない。ただ、ちょっと、お腹が苦しいだけなんだ…
(涙目で汚物にまみれつつ:2003年トーキョー、雨はまだやんでくれない…)


7月7日

<七夕の日に、海から届けられた贈り物は、それはそれは素晴らしい…>
(というか昨日の続き)

ブラックさんが海に帰ってから、3日後のこと。
新聞のとある記事を見て、僕らは仰天した。

[新宿(アイランドタワー) 5日 ロイター] 
新宿アイランドタワー付近に先週、長さ12メートルにわたるゼラチン質の肉片
のようなものが漂着。正体の特定を依頼された欧州のグループは、大型のタコか、
クジラの体から分離した脂肪ではないか、との見解を示した。同グループによると、
漂着した物体は1896年に米フロリダ州で発見され「オクトプス・ギガンテウス」
と命名された生物種に極めて酷似している、としている。一方、バハマからタスマニアに
至る海域で操業している漁民や、ダイバーらの間には、「バミューダ・ブロッブ」
呼ばれる謎の生物が存在する、との噂もあるという。

新宿職業安定センターの職員は、
「数カ国のグループに調査を依頼している。現在フランスとイタリアから回答があり、
我々が送付した初期データに基づけば、大型のタコである可能性がある」と述べた。
同センターでは、物体の組織サンプルを、海外に送付することにしているという。



急遽、現場に駆けつける、愉快な仲間達。
そこで僕らはブラックさんと思わしき物体を見て、驚愕した。

 

「ブ‥ブラックさん!」
「こ、これは…!」
「ブラックさん、なんて姿に!」
「やっぱ経験値は1なのかなあ」
「あああ、なんてことだ…」



変わり果てたブラックさんの姿を目撃した僕らは、涙に暮れた。


「僕が殺しちゃったんです!僕が!僕が! 3桁しか認めないとか無理ばっかり言うから僕が!」
「違います!やめて下さい、アジちオさん!僕だってそうです、ジャラジャラだってそうかもしれない!
 みんな…みんな…みんなが!みんなが!」
「けっケロの言う通りだ…我々が、我々が未熟だったために‥ブラックをこんな姿にしてしまった…」
「勘弁してくれ、ブラック、勘弁してくれよ!なあ…俺達、これからどうすりゃいいんだ…
 え?教えてくれ… 教えてくれんのだな、もう…」
「バキボキさん、やめましょう。戦いに勝つしかない‥全部食べきるしか…」

「そうさ、そうですよ…! それしかないんですよー!!」

  (
それしかないんですよー!!) 空しく響くエコー音1
    (それしかないんですよー!!) 
空しく響くエコー音2
      (それしかないんですよー!!) 
空しく響くエコー音3



というわけで、
 ・
サカイさん案外ヘタれですね。
 ・
寿司ごとき完食できんのか虫ケラ。
 ・
一刻も早く市ぬがキチです(吉とキチをかけたナイスギャグ)
 ・
そんな貴方が大好きッ(ごめん、これ自演)
などの、あまりにもありがたすぎる応援メールを数通頂いた結果、非常に残念ながら
僕の利根川回路のブチ殺すぞゴミめらモードがオンになるという非常事態に陥ってしまったので、
この企画は強制的に続けることにしましたみんなくたばれ。


7月19日

ヤー、流石に平日にダチん家で徹麻雀やるようにまでなっちゃうと、明確なる人としての終焉を
如実に感じてしまうというか、あからさまなエンダーを自覚してしまうというか、そんなわけで、ねえ?
ついでに残りの人生を惰性のみで浪費していくことがもはや鉄板で確定しているよなゴミ供の油で
テカりまくったツラ眺めつつ、あの魅惑のチャバネ君や誘惑のワモン君がチョロチョロと周囲を彷徨って
いるようなバイオハザード環境の中で、牌を交えあうというのは実に楽しいもんだよねえハッハッハ。
そんな状況の中で、首だけ出して土に埋まってるペキンダックも裸足で逃げ出すようなステキトークを
はじめられた日にゃ、徹マンには確実に人智を超えさせる何らかの力が働いていると信じたくもなると
いうわけなんだよね実際。

「あーそいやさあ」(ダチA)
「んー」(僕)
「お前、相変わらずインターネットとかハマっちゃってんの?」(多少嘲笑まじり)
「せいぜい1日2時間くらいだけどね!」(多少怒り気味で。しかも嘘)
「そンでもって、えーと何だっけ? お…オフ会だっけ?」
「そうだ、たしかそういうネーミングだったよ、オフ会だよオフ会」(ダチB)
「あーそれそれ。で、お前、オフ会とかさあ。まさか出ちゃってんの?
ギャハハハハ!オフ会!ギャハハハハ!」(ダチC)

あー友人のありがたみはこういう時に分かるよね。僕らが常に勘違いしがちな現実と仮想の距離を
軽々と埋め、世間の認識と明確なる現実との差をいつもクリティカルに思い知らせてくれるものね。
そう、こいつらとトモダチで本当にホントによかったナァ…!とか思いながら打ってたミーの手牌は
あっという間に裸単騎と化すことに。むしろ生き様?(オレサマの?)そんな僕の醜態を感知した瞬間、
バキのお父さんのような面構えになってしまったマイベストフレンド達は先を争うようにオープンリーチを
かけまくり? まあそれは別にいいんだけど、幾ら何でもお前のカン2ピンとか貴様のヘン7ピンとかには
間違ってもふらねえよ?とか思ってたその3巡後にあっさりダブルで掴んで軽々とその牌を食う羽目に。
思う存分モフモフモフ!ちょっと塩っぽい味がした。その3秒後、突如沸き起こった咀嚼!咀嚼!
大コールの中、ポロポロと涙をながしながらごめんなさいもうしません許してくださいと土下座する
男の姿がそこにあったとさ。

あーなんていいお話しなんだろうね? 要するになんこつライスが似合いすぎる男にまた一歩近づいて
しまったということを皆様に御報告したかっただけなんだよね今日は。
ついでに明日起きたら太陽とか爆発してるとマジでサイコーとか思っちゃいましたわばー!(脳がボーン)


7月30日

<ゴッド・セイヴ・ザ・メガネフェチ>

眼鏡は視力障害者を救いたもうた
つまり視力がない奴は眼鏡がなければ何も出来ないってことさ
眼鏡野郎に未来はないね

眼鏡がなければ、何にも見えず
見てほしいものは、見てもらえず
俺達眼鏡ヤロウに未来なんて ありゃしねえ ありゃしねえ


今現在、僕は眼鏡ッ子である。いわゆる健常者外であるところの眼鏡ッ子、あの忌まわしき眼鏡ッ子である。
何故に僕のような心美しきものが、こんな、この世に生まれてきたことを呪いたくなるような障害に陥って
しまったのかということへの原因を探求するに、中学生当時でまだ視力が2.0近くあった頃、眼鏡をかけて
いた友人であるところの新島貴志をコバカにしまくったあげくの果てに生まれてきた呪いのツケなのでは
ないかと思わざるを得ない。

新島の兄ちゃん眼鏡ッ子♪ その妹も眼鏡っ子♪ その弟も眼鏡っ子♪ 家族一家眼鏡ッ子♪
新島の父ちゃん眼鏡ッ子♪ その母ちゃんも眼鏡っ子♪  祖先全部が眼鏡ッ子♪ みんーなみーんな眼鏡ッ子!

(曲頭に戻る)

うむ。我ながら名曲であると思う。
当時の僕の日課としては、登校直後に彼の前でこの歌を熱唱したその罰として1限目が始まるギリギリまで
全速力で追いかけられ、昼食時に彼の前でこの歌を熱唱したその代償として昼休みが終わる直前まで食った
飯全部ゲボるような勢いで追いかけ回され、下校時に彼の前でこの歌をシャウトしたその結果として、最寄の
駅まで全力疾走を強いられるような羽目に陥るといった具合で、眼鏡な新島と僕と全力疾走は、完全なる三位
一体の美の象徴として、僕の学園生活を実に豊かにしてくれたものであった。
嗚呼、なのに僕は今やあの新島貴志と同じく、小バカにされるべき究極の対象物であるところの眼鏡ッ子。
屈辱ゥ屈辱ゥといったわけで、今の僕の唯一の趣味は、
「超音波洗浄機(眼鏡屋の前にある奴)で眼鏡が洗われるその様を一心不乱に見つめること」なのである。

本来の用途としては物性材料を振動でブリブリゆわせたりすることが目的であるはずのこの装置の中に
ゆっくりと眼鏡をセットアップして厳かにスイッチを投入した直後、その水面にできるだけ目を近づけて
もはや実験材料と成り果てた哀れなオブジェをひたすら凝視している最中において、その容赦なき超音波の
奔流が圧倒的な力をもってして眼鏡をビチビチ痙攣させることにより得られるその結果、つまりはレンズの
アチコチについた粒子レベルの汚れがその表面から剥離していく様やレンズとフレームの接合面に詰まった
ゴミがゴリゴリと押し出されていくその光景はまさに感動、至福、そして興奮の一言なのである。

が、麻薬やアルコールといった究極の快楽が例外なくそうであるように、当然この寵愛すべきお楽しみにも
トレードオフという名の代償が存在する。つまり眼鏡を洗浄するということはイコール眼鏡を着脱するという
行為に繋がり、その行動が示す結果として、確実に視力が低下するという状態にこの体は陥ってしまうわけで、
当然のごとく極端に装置に目を近づけねばエキサイトかつスペクタクルなその様を思う存分鑑賞することは
不可能になってしまうというわけなのである。
だがこれを行なえば行なったで、道いく人々が「なんだなんだ、何かいるのか?」(いるわけねえだろ!)
という感じで寄ってきたり、その結果として僕に「眼鏡の中のゴミが取れていく様を鑑賞しているだけ
なのであります!」という国辱もんの報告をすることを強いたり、あまりにも一心不乱にそれを見つめ
続けている僕のことを不信に思ったお店の人がこれ以上ないというくらい驚異的な作り笑いを浮かべ
ながら「お客様、眼鏡のネジは弛んでいないでしょうか?」などと宣ってきて、お楽しみ真っ最中の僕を
強制排除にかかるといったような、これまた超法規的レベルな屈辱的行為が平然と行なわれてしまったり
することもしばしばあるわけである。

だが、それでも僕はこのお楽しみを止めることができない。
そのような自殺モンの弊害を一つ一つ乗り越えていくことこそが、僕のような眼鏡超音波洗浄愛好家達の
地位と名誉を向上させることに繋がっていくに違いない!とばかり本日も眼鏡屋さんの前でレッツプレイ、
うっとりしながらその様を思う存分鑑賞していたら、よりにもよってゴミどころかネジからピンまでもが
フレームから分離し、眼鏡そのものが水の中でゆっくりと、しかして着実にコナゴナになっていくという
衝撃的シーンを目の当たりにすることになってしまったのである。(こ、こんなバカな)
そんな危機的状況の中でおわーとか思ったそのタイミングにドンピシャで、よりにもよってお店の人が余計な
気をきかせて例のセリフをエクスプロージョン、「お客様、眼鏡のネジが緩んでいるところはないでしょうか」
いいえありませんありません、じゃあそういうことでと誤魔化しつつ、すかさずフェードアウトをきめこもう
とするも、この超音波洗浄機という小さな小さな宇宙の中でバラバラになった眼鏡のパーツを僕は一体全体
どうすればいいの? そんなとてつもない狼狽ぶりを軽々と晒したあげく、右手を水の中にガバと突っ込んで
バラバラになった眼鏡の種をわし掴むとともにその場から超速ダッシュで緊急離脱していく男の姿があったと
聞き及ぶ。

で、今こうして机の上で懸命に組み立てているんだけどね?
どーしてもね、うん、いくら探してもネジが1個だけ見つかってくれないんだよねー(楽しいー)

というわけで眼鏡は常にネジと隣り合わせの青春なんですよ御分かり頂けましたかゴミめらが。
大体お前等はな。上辺しか見ちゃいねえ。幻想しか追ってないンだよ。夜、車を運転してる時のあまりの
看板の見えづらさにキョドりまくる様とか、フレームのネジが緩んだときのあのとんでもない不快感とか、
何気なくその辺に置いたはずの眼鏡がすごく急いでるときに限ってまったく見つからなかったりした時の
あのとてつもない焦燥感とか不安感とかそういったリアルな現実を体感してこその眼鏡だってことを身を
もって知るまで眼鏡がスキとかのたまうなクズども!修行の手始めとしてまずはそのガラス球並の眼球を
えぐりとって食うことからお勧めするね。あ、食うときのセリフは「かこうとーん!」これな、これしか
「かこうとーん!」。リピートアゲイン!「かこうとーん!」といった具合に、眼鏡好きのお前等の目そのもの
から一刻も早く鱗がボロンボロンと剥がれ落ちることを祈ってやまないよボカぁ、ハーン?


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