第二地区初期消火箱操作訓練

防災訓練00 9月27日、気持ち良い秋空の元、第二地区の初期消火箱操作訓練が行われました。
初期消火箱は、消防車の進入が難しい道路の狭い地域を中心に、桂公田町会内には、14箇所設置されています。
ここ、第二地区でも椎郷台地区がこうした条件の地域に当たり、附近に3箇所の初期消火箱が設けられています。
この日は地元消防団である、栄消防団第四分団第一班の団員から指導を受けての操作訓練となりました。
画像はホースの延長方法を実演する消防団員と、見守る参加住民の皆さんです。
(画像提供:第二地区 中山康雄氏)

防災訓練01 消火栓にホースを接続してから延長したあと、ホースの先に筒先を取り付け、放水開始です。
初期消火箱の中に入っているホース、筒先などは口径が50ミリのものであり、消防隊が通常使用する65ミリのものよりは 一回り小さくなっています。
大人の男性の方であれば1人で筒先の保持は可能ですが、慣れていないと送水圧力に振り回されてしまうこともあります。
そこで、この日は2名の方に保持してもらっての訓練となりました。
(画像提供:第二地区 中山康雄氏)

防災訓練02 消防団員が一通りの操作方法も説明した後は、地域住民の皆さんの実地訓練です。
消火栓の蓋は重く、消火栓の中は結構深い構造になっています。
消火栓が上水道につなっがていることをはじめて知った方もおられました。

防災訓練04 消火栓の蓋の重さを実感したり、消火栓の構造を初めて見たりする方がほとんどでしたから、皆さん興味津々です。
次から次と質問が飛び出し、団員の方も説明に大忙しです。

昨日、平成15年十勝沖地震が発生したばかりのこともあり、皆さん積極的に実地訓練に参加して下さいました。

防災訓練05 折角、設置されている初期消火箱も使用方法が判らないのでは、宝の持ち腐れになってしまいます。
勿論、一度や二度の訓練が本番にすぐに役立つとは思えませんが、繰り返し訓練を重ねていけば、いざという時に慌てずに行動できるようになります。
こうした訓練は、どうしても役員中心になりがちですが、若い方々も参加してくださり、この地域の皆さんの防災意識の高さを感じました。

防災訓練06 今回、訓練を行った消火箱には、ホースが4本格納されています。
1本のホースが20メートルですから、消火栓から80メートルまでの距離まで延長できることになります。
こうした訓練の要請は、消防署でも、消防団でも大歓迎です。各地区の皆さんも是非体験してみて下さい。

尚、初期消火箱の操作方法については、栄消防団第四分団第一班HPの『ホース格納箱』、『消火箱』についてで紹介されています。是非一度ご覧下さい。


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