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元祖 Cyber-shot FAQ Version: 5.9 (2000-11-23)

2. 基本編

2-1: リンクソフトあれこれ

DSC-F3 と同時リリースの Pic'n'Roll は、やっとマトモに。でも PIC_CAM 形式にちゃんと対応していないぞ! → 2-9

DSC-F2 と同時リリースの「パソコンアルバム」改良版はこちら → 2-8

PC-9801 シリーズユーザはこちらもどうぞ → 2-5

サイバーショットパソコンアルバム for Windows95:

Windows95 版のリンクソフト(サイバーショットパソコンアルバム)は実は 16bit アプリで、 Windows 3.1 でも動きます。バンドルされたグラフィック ソフトや、 IrDA ドライバは Windows95 専用です。 この Windows 版リンクソフトは、えらく使いにくいです (^^; PictureMD の ファイル仕様に囚われて、とんでもないことになっています。ファイルの一括 転送可能。ディスクからカメラへの画像転送はできますが、日付が転送した日 になってしまいます(撮影日が残るようにして欲しい)。

ユーザ登録をしていれば、ちょっと改善されたバージョン 1.1 が送られてきま す。これは Sony の Web サイトからダウンロードも可能です。 → 6-1

上記は、更に改良されたハズのバージョン 1.2 に置き代わりました。 → 6-1

ファイル仕様はこちら → 4-1

バグレポートはこちら → 4-3

マック:

最初のバージョンは...

マック用リンクソフトは PowerMac 専用と(あわてて)シールが張ってありま すが、68K マックでも動きます(画像が乱れることがあるそうですが)。この 時点のリンクソフトは、Photoshop プラグイン形式しかありませんでした。 いっしょに付属しているグラフィックソフト ColorIt! で、このプラグインを 使うことができますが、この場合、一枚づつでしか写真を開けません。 Photoshop だと、15 枚一括して開くことができます。でも開くだけで、一括 ファイル落しができません。とっても不便です。また、カメラへ画像を送るこ とはできません。

接続キット更新...

いつのまにやら市販されている接続キットが更新されています! 今年( 1997 年)になって現れました。製品コードが同じなので、パッケージ をよく読まないと区別がつきません。更新版には説明文に「アプリケーション」 という文字がさりげなく入っています。ブラグインだけでなく、単独で動くア プリが入っているのです! Windows 版の失敗を生かし、まあまあ普通に使える モノになっています。転送したファイルはうれしいことに JPEG 形式そのもの です。あ、でもディスク→カメラの転送は相変わらずダメみたいです。なぜ?

その後、登録ユーザへのフロッピーの送付が始まりました。マック版は、 Sony の Web サイトでのアップデータの配布はしていません。どーして?!

ディスク→カメラが可能になった最新版については、速報で → 2-8

蛇足:

筆者は、純朴なマックユーザですが、最初のリンクソフトで不可能だった一括 ファイル転送がどうしてもしたかったので、下記のような異様な体制を整えま した。すごく遅いですが、 19200bps に設定してちゃんと転送できました。

    Apple PowerBook520 + PowerPC upgrade + Apple 13 inch Color Monitor
    SoftWindows 3.0 ( Windows 3.1 コンパチ)
    サイバーショットパソコンアルバム for Windows95 (リンクソフト)
    Cyber-shot のマック用接続ケーブル

IrDA:

純朴なマックユーザのはずが、とある理由で TOSHIBA Libretto 30 を入手した 私は、さっそく IrDA にチャレンジ。でもやはり、噂通り、IrDA によるによる ファイル転送は、(その規格を生かし切れず?)シリアルケーブルによる転送 より、若干遅いようです。これは IrDA ドライバがタコだからでせうか? Windows95 用のドライバしかないのも残念。 HP200LX やザウルスとも通信でき ればいいのに。それに PowerBook もね。

IrDA 関連情報はこちらも → 4-5

2-2: バッテリがすぐなくなる!

バッテリが数十分しかもたないのは「仕様」です。同じ Sony のスタミナハンディ カムのテレビ CM を見ると、ムッとするのは私だけでしょうか (^^;

改良型 LIP-10 の刻印は "71C" :

そんなリチウムイオンバッテリ LIP-10 ですが、あまりにも寿命が短い場合が あります。寒さに弱いのもこのバッテリの「特性」ですが、それにしてもです。

フル充電のはずが、いつもたった数分で「バッテリーをチャージしてください」 と言われ、いくらなんでもひどすぎると思った方が、 Sony のサービスセンター に駆け込んだところ、「本体は問題ありません。バッテリを交換しましょう」と いうことになったそうです。すると、カタログ値程度、あるいはそれ以上に寿 命が伸びたそうです。連続撮影で 35 分程度もつという報告が、複数 NIFTY- Serve FPHOTOD に寄せられています。

この改良型バッテリは、裏面に "71C" の刻印があります。筆者がカメラ量販店 で思い切って買ったら(だってパッケージされていると裏面が見えないのだ) それも "71C" でした。このバッテリ、(意図的に?)品薄になった時期があり ます。よほど商品の回転の悪い店でない限り、今、買えば改良型が入手できる でしょう(ただしハズレても筆者は責任を負いません)。

筆者が持つ改良前のバッテリの刻印は "60" と "69" 。この他に、 3 ケタの "6ZA" 等があるようです。この中で、特に "60" は「特性」が悪いようです。 筆者は、これら刻印が "6" で始まるバッテリを、寿命が短いという意味を込め て、ネクサス 6 型と呼ぶことにしました。

以下は、発売当初の話ということで:

まあ、こまめに電源を切っていれば、うまくするとメモリ一杯ぐらいは撮影で きるようです。筆者が友人の結婚式約 3 時間に 56 枚(ノーマル)を撮影した ときは、こまめに電源を切ってもフル充電のバッテリを 2.5 本使いました。

取扱説明書の正誤表によると:

  (誤)                        (正)
  電池の持続時間は              電池の持続時間は
  使用電池  撮影時  再生時  →  使用電池  撮影時  再生時
  ------------------------      ------------------------
  LIP-10    約27分  約46分      LIP-10    約20分  約35分

本体充電はフル充電で約 5 時間かかります。ただし、充電ランプは、充電状況 に無関係に約 5 時間点灯しているので、必ずしもランプが消えるまで待つこと はありません。またリチウム電池は、いわゆるメモリ効果が少ないので、継ぎ 足し充電が可能です。空き時間にこまめに充電しましょう。

本体充電の場合、「電源スイッチを一度、撮影モードにしてから電源を切って」 充電モードにしないと、フル充電できないことがあるそうです。

充電しながら、カメラを使うことはできません(再生、撮影とも)。

MD WALKMAN (のバッテリ LIP-10、LIP-12 )用に開発された充電器 ACP-MZ60A (100〜240V 対応)がそのまま Cyber-shot 用として販売されてい ました(が、製造中止になってしまいました)。この充電器は Cyber-shot の LIP-10 の他に、ちょっと容量が大きい LIP-12 ( 3.6V/1200mAh )も充電で きます。 AC アダプタとしても利用できますが、そのときは充電はできません。 バッテリは1 〜 2 本を同時に充電できます。充電時間は Cyber-shot よりは 高速です。取扱説明書によると、充電時間のめやすは下記の通り(リチウムバッ テリなので、フル充電、フル放電する必要はありません)。

  バッテリ      70〜80%  フル充電
  ------------  --------  --------
  LIP-10 1 個   1.2 時間   +1 時間
         2 個   1.4 時間   +1 時間
  LIP-12 1 個   1.8 時間   +1 時間
         2 個   2.3 時間   +1 時間

さきごろ発表された新しい充電器については → 2-6

ちなみに当初、外付け電池ケースも発売予定だったようですが、なぜか中止さ れました。で、さきごろ発表されたバッテリーケースについても → 2-6

バッテリーは寒さに弱い!:

LIP-10 は(リチウムイオン電池は?)寒さにとても弱いです。フル充電しても 気温が低いと、すぐ消耗してしまいます。それから暖めると少し復活したりす るようです。「秀吉のぞうり」の逸話を思い出して、本体と、予備のバッテリー は懐で暖めておきましょう。

リチウムイオン電池は爆発します!:

リチウムイオン電池は、その化学的性質により、分解したり加熱したりすると、 激しく爆発することがあるそうです。よいこのみなさんは(悪い子のみなさん も)危険ですので止めましょう。

2-3: 甘いピントを何とかしたい。

遠景:

遠景のピントの甘さは「仕様」だという話です。 PC Watch デジカメランキングの山田氏の調べでは、無限遠モードが 1 メート ル程度に設定してあるそうです。いくら近くを撮るのが主目的だとしても、近 すぎるような。

単純な(よくある)ミスとしては、遠景の撮影なのに、マクロ・レバーがマク ロ・モードになったまま、ということがあります。マクロ・モードでは、液晶 画面の中央下に「お花のマーク」が表示されますのでモードを確認しましょう。

マクロ撮影(近くを撮る時):

マクロ・レバーは、 ON/OFF ではなく、連続的に調整できます。液晶画面でピ ントを見ながらレバーを最適な位置に合わせましょう。室内ならビデオ出力を 大画面モニタで見れば、ピント合せは完璧です。

対面撮影時は、このレバーが隠れてしまって操作できないのは困るなぁ。

「絞り」のテクニックについては → 3-1

2-4: Cyber-shot Printer (DPP-M55) あれこれ

付属ソフトウェア:

付属ソフトウェアが Windows95 用およびマック用の両方がバージョンアップ して Sony の Web サイトに置かれました。

用紙とカートリッジ:

VideoPrint スタンダードタイプのカートリッジでは、官製ハガキ(官製年賀状 を含む)には印刷できません。プリンタが用紙のサイズを厳密にチェックする ためです(写真のサイズである「スタンダード」は、ハガキよりひとまわり小 さい)。

官製ハガキ用カートリッジによる印刷では、まず始めに、白色のコーティング シートをハガキに張り付けます。これによって、印刷の品質を上げようとして います。ただし、このために、印刷所要時間が 1.5 分かかってしまいます (マックのプリンターポート接続による)。 スタンダードタイプだと、約 ??? 分で済みます。

2-5: キューハチをお忘れなく - PC-9801 シリーズ対応 -

当初、Windows95 用接続キットは、公式には NEC PC-9801 シリーズに対応して いませんでしたが、最新版はちゃんと対応しています。

98 ノートにおける IrDA 通信も、当初、IrDA ドライバが提供されませんでし たが、その後、マイクロソフトの Web サイトにドライバが置かれたそうです。 ただし、全ての機種で IrDA による通信ができるわけではないようで、 Sony 純正 Cyber-shot FAQ に詳細な対応表が載っています。 → 6-1 , 6-7

IrDA 関連情報はこちらもどうぞ → 4-5

以下は、大昔の情報そのままです:

現バージョンの Windows95 用接続キットは、公式には、NEC PC-9801 シリーズ に対応していません。しかし、 NIFTY-Serve FPHOTOD の 飯田さんらの調査に より、下記のことが判明しています。

シリアル接続:

RS-232C のコネクタ変換アダプタを入手(あるいは自作)すれば、Windows95 用の接続キットが使えるようです。ただし一部の RS-232C ボードではダメな 場合があるようですが。変換コネクタは秋葉原等のパソコンショップで入手で きるでしょう(筆者は知りまへん)。-> 飯田さんのレポート参照。

IrDA 接続:

98 ノートシリーズには IrDA を備えているものもありますが、「汎用 IrDA ドライバ」が NEC から提供されていないため Cyber-shot との通信は不可能 だそうです。今のところ、汎用ドライバをリリースする予定もないようです。

飯田さんの接続レポート:

動作確認機種は、PC-9821Xa7 及び PC-9821La10/S8(NOTE型) 。インストーラ ーに従い、普通にインストールするだけ。

添付ケーブルは DOS/V用の 9 ピンのものだが、PC-9821Xa7 ならセカンドシリ アルポートにそのままつながる。

PC-9821La10などの場合は、直接変換できるケーブルがなかったので、2 個変 換ケーブルを組み合わせて使用する。動作確認済みケーブルは下記の通り。

ハーフピッチ 14PIN(オス)--DSUB25ピン(メス)+変換アダプタ(DB9/オス-DB25オス) (ELECOM の C232N-1425 及び (株)トライコーポレーションの JGR-04)

なお、添付ケーブル内の配線は 3 本(とシールド)のみ。

2-6: 純正アクセサリー

Sony が寿命の長い新バッテリーを準備している... との話はガゼネタだったよ うです。ごめんなさい。それは単なる改良だったようです。 → 2-2

リチウムイオン充電池用充電器 (BC-LIP12K) 6,000 円:

LIP-10 (と LIP-12 )を 2.5 時間で高速充電できるそうです。旧充電器と違っ て 1 本しか充電できませんし、国内 100V コンセントにしか対応していないよう です。 LIP-10 を充電するときは、付属のアダプタをかませる必要があります。 ま、コンパクトになったのはいいですね。

注意! LIP-12 を使う MD プレーヤ用に同じ充電器が発売されていますが、それ には LIP-10 のためのアダプタが付属していません。必ず BC-LIP12K を買いま しょう。

DSC-F1 専用ニッカドバッテリーケースキット (EBP-DSC1K) 8,000 円:

バッテリーケース (EBP-DSC1) 、ニッカド電池 (NC-AA) 4 本、バッテリーチャ ージャー (BC-30) のセット。 12 時間充電で、連続撮影時間 35 分!うーん、 もう少しなんとかなりませんか (^^; ちなみに乾電池は禁止。

まあ、乾電池が使えないのはしょうがないとしても、他社の大容量カドニカ電 池や東芝の Ni-MH 蓄電池は、使えると思うんで、それらを多量に保有してい る私としては、*バッテリーケースだけ* 2,000 円ぐらいで売ってくれれば、 非常にうれしかったんですけど。

リチウムイオンバッテリー (LIP-10B) 4,000 円 :

元々 MD WALKMAN 用に開発された LIP-10 (と LIP-12 )は、充電式のリチウ ムイオン電池です。LIP-10 も LIP-10B ( "B" が付く)も、仕様的には同じ モノのようです。 MD WALKMAN には十分な容量だったようですが、Cyber-shot には役不足。もっと画期的な高性能電池を出してくださいよー、 Sony さん! こっそりと改良されたという話は → 2-2

DSC-F1 専用遮光フード (DSAC-MF1) 3,500 円:

液晶モニターの遮光フードです。開閉可能なプラスティック製。閉じた状態で、 液晶モニタ部と左側のスイッチ類にスッポリはめ込みます。厚みは 11 mm ぐ らいで、本体付属のソフトカバーに収まります。で、ボタンを押すと、カシャ! とフードが開きます。遮光効果は当然として、閉じると液晶部のフタとなり、 開いても液晶部に触りにくくなるので液晶部の保護にもなります。スイッチ類 が押しにくくなるのと、対面モードでフードの一部が写ってしまうのは難点。

デスクトップ PC 用 IrDA アダプタも、やっと発売されたようです。 IrDA 関連情報はこちら → 4-5

2-7: サードパーティ提供グッズ

FSC-F1 専用テレ&ワイド 2 本レンズセット (CS-1000) 12,000 円:

DSC-F2DSC-F3 でも使えます。

QV-10 用のアクセサリーレンズ( QV-1000 )をいちはやく世に送り出したこ とで有名な RAYNOX ブラントの吉田産業がついに Cyber-shot 用を出しました。 レンズホールダーをCyber-shot のレンズ部に取り付けて、それに 1.5 倍テレ レンズ、あるいは0.65 ワイドレンズをネジ込んで使います。ただし、レンズ 部の回転が 45 度ぐらいまでに制限されて、対面撮影はできなくなります。

ちなみに 2 本のレンズは QV-10QV-1000 と同じです!

意外な使い方としては、マクロ撮影(極近距離で小物を撮る)の場合、 Cyber-shot は画像の樽型の歪みが目立ちますが、テレ(望遠)レンズを使う ことによって、画像の大きさを変えずに被写体からの距離をかせぎ、結果的に 歪みを低減することができます。

DSC-F1/F2/F3 スーパーテレ(望遠) 2 倍レンズ (STS-2000) 11,000 円:

RAYNOX ブランドの吉田産業より。レンズとレンズホールダーの 2 点セット。 保護ケース付き。

DSC-F1/F2/F3 マクロスキャン接写レンズ (MSS-200) 8,000 円:

RAYNOX ブランドの吉田産業より。カメラのマクロより更に 2 倍のマクロ倍率。 3cm まで接写して 40x50mm の被写体を撮れます。

コンバージョンレンズ 2.0 倍テレ (KOT-20) 7,500 円:

QV-10 FAQ でも紹介しているケンコーのビデオカメラ用コンバージョンレンズ ですが、上記 RAYNOX CS-1000 のレンズホールダーがあれば、ワンタッチで装 着することができます。筆者は 2.0 倍テレを試してみましたが、グッと被写体 が寄ってきました。ただし、画像の四隅にわずかながらレンズの枠の影が映っ てしまいます。

林さんの自作レンズホールダー:

QV-1000 を持っているのに CS-1000 を買えるかぁ!という方は、通信ソフト chotplay の作者、林さんの挑戦に注目 → 6-2

レンズ・プロテクタと偏光フィルタ:

ケンコーから発売されたそうです。プロテクタでムキだしのレンズを守れます。 偏光フィルタはかなり暗くなりますが、太陽の下で反射光を防ぐ効果があるそ うです(蓮川さんからの情報に感謝)。

2-8: 改良版速報( DSC-F2 と新接続キット)

私は、昔っからの Sony ブランドのファンですから分かっていたんです。賢い 消費者たろうとしたら、新しい分野に投入される初代の製品に手を出してはい けない。一年、じっと我慢して、マーク II を買うべきだと...

で、出ました。 Cyber-shot 改良版と、新接続キット(新アルバムソフト付属)。

Cyber-shot F2 (DSC-F2):

詳しいスペックは Sony ホームページでご覧いただくとして、筆者の第一印象 は、「ちょっと、うらやましい」です。

主な変更点は:

- シャッターを押してから画像が保存されるまでの時間が、アッという間に。 
- 通信速度が、最大で 115Kbps に向上。果たして実効速度は?
- 電源モード切り替えスイッチの改良や、削除手順の(若干の)簡素化。
- バッテリ寿命が 1.5 倍に(それ、バッテリの性能向上じゃなくて?)。
- 画面分割連写の結果を、本体でアニメ再生できる。ちょっと楽しいかも。

アルバムソフト for Windows:

PIC_CAM 形式”にまつわる様々な問題点、使い勝手の悪さを解消するため、 (ドライブごとに) DSCALBUM ディレクトリを掘って、そこにアルバムを集中 して置くことになりました。現在、下記の 2 つのバージョンが最新版です。

- バージョン 1.2 ... 旧版ユーザへの無償アップデート版
                     登録ユーザへは郵送されてくる?
                     Sony WWW サーバにアップデータ → 6-1
- バージョン 2.0 ... DSC-F2 対応版。新接続キットに付属。
                     旧版ユーザへの有償アップグレード( 3,000 円)あり
                     筆者のところにも申し込み書が届きました。

ただし、バージョン 1.2 には、Photoshop の低圧縮 JPEG 画像を正常に開けな いバグがあるそうです( Sony も対応中とのこと)。

で、さっそく入手しました。さて、使い勝手は... たいして改善されてません! サムネイルのバグも残っているし。アップグレードが待ちきれなくて、新接続 キットごと買ったというのに。プンプン!

アルバムソフト for Macintosh:

こちらはバージョン 2.0 のみ。まだ入手していないので、なんとも言えません が、マックからカメラに画像を転送する機能がやっとサポートされたようです。 旧版をユーザ登録している方は 3,000 円でアップグレードできます。 しかし、3,000 円じゃ経費分程度でしょうから、アップデータを無償公開してく れた方がお互いのためじゃないかなぁ。

2-9: DSC-F3 と Pic'n'Roll は楽しいらしい

DSC-F3:

初代 Cyber-shot ユーザとしては、うらやましい限りの仕様になっています。 容量倍増、アニメ機能充実、プリクラ系機能追加、バッテリちょっと長持ち、 等々... 詳細は Sony の Web ページでそうぞ → 6-1

あ、あと、新しく登場した IrDA 通信の共通規格、IrTran-P をサポートして ます。例えば、IrTran-P 対応の他社プリンタでも印刷ができます(たぶん)。 ただし、この IrTran-P 対応のために、PC カードストレージャーとの通信速 度が遅くなってしまうという仕様あり(不具合じゃないの?)。→ 5-10

Pic'n'Roll:

新・接続ソフト Pic'n'Roll も評判がいいです。アニメ生成機能やら、 HTML 吐きだし機能とか。でも PIC_CAM 形式が...

マック版 Pic'n'Roll:

マック版は、旧接続ソフトの改良版です。よって、ユーザ・インターフェース 等はほとんど同じです。

バージョン 1.1 で PC カードストレージャーとのケーブル接続に対応したので すが、旧アルバムソフトや PC カードでの保存形式( PIC_CAM 形式)には対応 していないのは許せません! Sony さん、とりあえずは PMP ファイルを扱える ようにしてくれ〜!!!

PMP -> JPEG 変換 perl スクリプトをご用意しました → 6-2

Windows95 版 Pic'n'Roll:

Windows95 版は、悪評の高かった旧接続ソフトをばっさり捨てて、新規に開発 したもののようです(推測)。ビューワは、エクスプローラーっぽいユーザ・ インターフェースで、左側にフォルダ階層一覧、右側にサムネイル(縮小画像) 一覧が表示されます。PMP 形式以外の画像フォーマットも扱えます。さらに、 楽しい機能も盛沢山です。 詳細は Sony の Web ページでそうぞ → 6-1

でも、しかし。Pic'n'Roll は、旧アルバムソフトのフォーマットでもある、 Picture MD フォーマット( PIC_CAM 形式)を捨て去ってしまいました。画像 ファイル(拡張子 PMP )は一応、読む事ができますが、撮影日時や、レンズ 回転時の上下反転、画像の 90 度単位の回転といった情報が無視されてしまう のです。撮影日時は非常に重要な情報なのに、純正ソフトで表示できないなん て、とんでもない話です。 Sony さん、こっちもなんとかしてくれ〜!

PMP -> JPEG 変換 perl スクリプトをご用意しました → 6-2 日付情報は、JPEG コメントとして変換されます。ファイル名にもできます。

2-10: PC カードストレージャー参上!

PC カード動作確認等、随時、情報が追加されています!

トラブルについては、こちらをどうぞ → 5-9 , 5-10

Sony の Web ページで製品紹介からリンクが切れていたりして、発売が危ぶま れていた PC カードストレージャーですが、ひっそりと発売されていました。 ヨドバシカメラ新宿西口本店で入手したので、 PC カードストレージャー DSAC-PCS1 の概要をお伝えします。

できること:

  - デジカメの画像を赤外線データ通信で受信し、PC カードに保存。
        Cyber-shot (1/2/3) の場合、ダビング(画像転送)機能を使う。
        Picture MD フォーマット準拠(ひぇ〜 → 4-1 )
        PC カード自体は DOS フォーマットなので、Note PC で食える。
        PC カード上の関係のないファイルは無視してくれる(みたいだ)。
  - 逆に PC カードからデジカメへ赤外線データ通信で送信。
        ただし、アルバム単位となる。
        これだと撮影日時もそのまま転送される!(接続ソフトだとダメなのだ)
  - パソコンへ赤外線データ通信あるいはケーブル接続で画像を転送。
        対応した接続ソフト Pic'n'Roll (バージョン 1.1 )が付属する。
        ただし、通信ケーブルは付属しない。

ちょっと使ってみて:

    厚みのあるポータブル MD プレーヤといった感じです。
    ケースが付属しないし、ストラップ等を付ける穴もありません。落として
    壊しそう。

あるマック・ユーザの怒り:

    マック版の Pic'n'Roll は、なんと、 PIC_CAM 形式を読めない! → 2-9
    ケーブル接続してタラタラ転送しろってゆーのかぁ?!
    PowerBook は DOS フォーマットの PC カードをマウントできるんだよ!
    デスクトップだって PC カード・リーダを SCSI 接続できるんだよ!
    PIC_CAM 内の PMP 形式を JPEG に変換する perl script あり → 6-2

価格:

    35,000 円(ヨドバシカメラじゃ 28,500 円)

記憶媒体:

    PCMCIA2.1/JEIDA4.2 Type I/II
    フラッシュ ATA カード( 5V 仕様、最大 20 MB )
    !PC カードは別売り!

推奨 PC カード:

    ソニー DKA-MC2F, DKA-MC10F
    アイ・オー・データ機器 PCFCA-10MS, PCFCA-20MS
    メルコ DPF-10, DPF-20
    インターマートシステムズ  PCF-10, PCF-20
    エプソン販売 FP6MB, FP10MB, FP20MB
    TDK SFM004W/C, SFM012W/C, SFM020W/C

筆者が動作確認した PC カード(自己責任でね):

    ○:秋葉原若松通商 1F で買ったノーブランド(中身は日立製) 20MB
       受信速度: 初期化直後は 10 秒/枚、後に 14 秒/枚に
    ○:ハギワラシスコム HPC-FC40 40MB 。いつもは HP200LX で使用。
       受信速度: 他ファイル混在で、20 秒/枚以上かかることあり。
    ×:クラスタ不良が一ヶ所でもあるとエラー連発( FP20MB ) → 5-9
       FP20MB が悪いんじゃないんです。私が酷使したせいでしょう。
    ◎:EPSON FLASH-PACKER mini (コンパクト・フラッシュ) 15MB
       アダプタを経由して装着。ちゃんと使えました!
       受信速度: なんと 9 秒/枚(初期化直後)

記憶データ形式:

    Picture MD フォーマット準拠(画像ファイルは PMP 形式)
    つまり、あの、PIC_CAM ディレクトリで始まるヤツ → 4-1
    注意! マック版 Pic'n'Roll は、これを読めません!ひどい!
    マックでも動く PMP -> JPEG 変換 perl スクリプトを用意 → 6-2

記録時間:

    約 10 秒 / 1 画像(スタンダードモード時)
    これは最速値みたい。PC カード別実測値は、上の方に書いてあります。

記録画像数:

    ↓画質 容量→  2MB    10MB
    ------------- ------  ------
    エコノミー     60 枚  300 枚
    スタンダード   30 枚  150 枚
    ファイン       15 枚   75 枚

デジタル I/O 端子:

    9 ピン特殊コネクター、RS-232C 準拠

赤外線送受信部:

    IrDA 1.1 準拠

電源:

    定格 DC3V、単 3 形アルカリ乾電池 2 本(オート・パワー・オフ機能付き)
    または AC パワーアダプター( DC6V 、別売り)
    取扱説明書には Cyber-shot 付属のアダプタは*使うな*とあります!
    なぜ?どうして?重い AC アダプタはヤダよ〜

電池持続時間:

    約 10 分間

最大外形寸法:

    102.5W 78.5H 29.5D 

質量:

    124g (電池、PC カード含めると約 200g )

付属品:

    Pic'n'Roll 一式( CD-ROM、マニュアル) バージョン 1.1
    アルカリ乾電池 2 本


元祖 Cyber-shot FAQ Version: 5.9 (2000-11-23)