Cyber-shot はバックアップ電池を持たないので、内蔵バッテリを抜くと時間を 忘れてしまいます。バッテリの交換はすばやくしましょう。取扱説明書では、 10 分以内なら大丈夫ということになっています。しかし、筆者の経験では、 数十秒でリセットされてしまうことがありました。
Sony の純正 FAQ によると、電池交換の前に電源を OFF にすべしと書いてあり ます(そりゃ、あたりまえです)。 → 6-7
Cyber-shot ML によると、症状がヒドイ場合は、本体の不具合として無償修理 の対象になるそうです。
MacOS 8 に関しては → 5-6
アップル純正の機能拡張(及びコントロールパネル)だけで再起動すれば、 正常に動作するかもしれません。リンクソフトのシリアル通信機能は、サード・ パーティの機能拡張等がインストールされていると、始めからカメラが応答 しなかったり、転送の途中でエラーになったりすることがあります。
具体的には、コントロールパネルの「機能拡張マネージャー」を使い、 「 MacOS 基本」(に類する項目)を選択して再起動してみましょう。たぶん、 きっと、通信できるはずです。カメラとの通信が終わったら、拡張機能マネー ジャーで「省略時設定」(あるいは自分で作っておいた設定)を選択して、 再起動すれば、元のシステムの状態に戻すことができます。
筆者は最近 PowerBook 2400 を入手したのですが、 MS Office 4.2 (エクセル やワードが入ったやつ。漢字 Talk 7.5.3 対応版)をインストールしたら、 みごとに「カメラが応答しません」になりました。機能拡張マネージャーで Office 関連の機能拡張( OLE 関連等)を外したら、通信できるようになりま した。
それでもダメな場合は、下記をもう一度チェックしましょう。
- AppleTalk を OFF (ポートが 1 つの場合は必ず!) - プリンタ・ポートを使う(モデム・ポートではなく) - ケーブルがしっかり接続されているか? - DSC-F1 の場合、赤外線を OFF - DSC-F1 &新リンクソフト Ver2.0 の場合、初期設定で「 DSC-F1 互換」 をチェックしているか?
バッテリの残量が少ないのに使い続けませんでしたか?デジタル・カメラは、 コンピュータ的側面があるので、電源がしっかりしていないと何が起こるか わかりません。特にメモリへの書き込み時(シャッターを押した直後)がヤバ イです。
もちろん、極普通に、節度を持って、良識的に使っていたのに、エラー状態に なってしまうことはあるようです。大切な画像は早めにパソコンに吸い上げて おきましょう。
リセットと強制リセットについては → 5-5
それから Windows95 版アルバムソフトは、サムネイル(インデックス用縮小 画像)と、実際の内容が異なってしまう場合があります。その他にもいろいろ 問題があります。 → 4-3
ん、サムネイルと実際の内容が異なる現象は、カメラの内部的なインデックス 情報がぶっ壊れた場合に生じるようです。この現象は、全画面削除で解決しま す(あたりまえか)。いずれにせよ、不用な画像を消去するときには、サムネ イルが信用できないと不便です。ファームウェアをアップデートしてくれない かなぁ。
電源が入らなくなってしまったケースについては → 5-13
壊れてしまった写真データにあきらめをつけて、しかたなく本体の底にある、 リセット・ボタンをボール・ペンの先でつっついたのに... ああ、それなのに。 エラー表示が出続けるとはどうしたことでしょう!
そんなときには、以下の強制リセットをお試しください。
(1) メイン・スイッチを「再生」にして、リセット・ボタンを押す (2) ジョグ・ダイアルを押しつづけながら、リセット・ボタンを押す取扱説明書の別紙として、方法 (2) を書いた紙が入っているとの話もありま すが、筆者の買った頃にはありませんでした。
電源が入らなくなってしまったケースについては → 5-13
最新の接続ソフト Pic'n'Roll は問題ありません。 → 2-9
不具合に対応した「サイバーショットパソコンアルバム」(名前が長い!) バージョン 2.03 へのアップデータが公開されました。Sony の Web サイトから ダウンロードしましょう。 → 6-1
あっしの PowerBook 2400 に MacOS Version 8 を入れてウキウキだったのです が、Cyber-shot をつないでパソコンアルバム 2.0 で画像を保存しようとしたら 画像番号の範囲指定による転送ができなくなっていました。「一括保存」はで きるのに。デスクトップ型の PowerMac でも同様の現象が確認されています。 沢山の画像の中から、最後の数枚だけ吸い上げたいときに、とっても困ります。 Sony さん、なんとかしてください。
画像保存のパラメータ指定ウィンドウで、画像番号指定を選択したときに自動 的に表示される画像番号がどんな場合でも、
[ ] 〜 [ 10]つまり、ブランクから 10 番までと表示されます。ここに例えば 20 〜 30 と 正しく入力してやると、何の処理も行われず、初期状態に戻ってしまうのです。 これは、シリアル通信の問題ではなくて、パラメータ指定ウィンドウにおける 変数の受け渡しでコケているような感じです。
PowerBook 2400 のシリアル・ポートの問題だと思うのですが、印刷の途中で、 「プリンタが応答しません」といって止まってしまいます。下記の組み合わせ でダメでした(ちなみに PowerBook520+PowerPC では問題なしです)。
MacOS 7.6.1J および MacOS 8.0J 専用プリンタドライバ 1.04 および 1.05 (最新版)その後、MacOS 8.6J では、ちゃんと使えています。
パラレル・ポートを使う FlashMate のドライバが生きていると、印刷で不具合 が生じるそうです。まあ、同時には使えないモノなのでしょうがないとは思い ますが、問題が生じないプリンタ(ドライバ)もあるそうです。
筆者は、長年使い古した EPSON Flash Packer 20MB を使ってみたところ、 Cyber-shot から複数画像の転送に成功したかのように思いました。しかし、 Cyber-shot に逆転送しようとしたり、パソコンで PC カードを読もうとする と、一部の画像でエラーが発生してしまいます。PC カードストレージャーで 初期化しても、Windows95 でフォーマットしても同じでした。
Windows95 のスキャンディスクで詳細に調べたところ、この PC カードは、複 数の不良クラスタをかかえたボロボロなディスクだったと判明。長年、酷使し たためのようです。
PC カードストレージャーは、不良クラスタを回避してくれない「仕様」のよう なので、装着する PC カードは、Windows95 のスキャンディスク等で、まった く不良クラスタがないのを確かめてから使いましょう。
(下記は推奨 PC カードではございませぬが...) 不良クラスタがなくても、PC カード内にいくつかアルバムを作って(すなわ ち、何回が転送をして)、さらに一部のアルバムを削除したりすると、画像受 信時に、エラーで止まってしまったりするようです。ディスクの空領域の管理 アルゴリズムがタコなんじゃないでしょうか。早急にファームウェアをアップ デートしていただきたいものです。 Web でアップデータが公開され、シリアル ケーブル経由でファームウェアを書き換えられたりしたら、感動してしまうの ですが...
それから、まとまった空領域がないと受信速度が遅くなる現象もあるようです。 (下記、参照 → 5-10 )
Sony サポートは、推奨 PC カード以外で転送エラーが発生しても、サポート 範囲外っ!で済ましてしまうようです。これもなんか釈然としません。せめて 利用可能 PC カードの情報を収集・公開するとか、ストレージャーの改良に生 かすとか、前向きな姿勢が欲しいトコロなんですけど。
Cyber-shot メーリング・リストのメンバーが試したところ、DSC-F1 では、仕 様通り 10 秒/枚の転送速度だったのに、DSC-F3 が相手だと 20 秒/枚と、倍の 時間がかかったそうです。原因調査のため Sony のサービス送りとなりました。
注目に結果は! DSC-F1/F2 は 10 秒/枚、DSC-F3 は 20 秒/枚なのは、 「仕様」だそうです。そんなこと操作手順書にも書いてないんですけど... DSC-F3 は IrDA による画像転送規格の IrTran-P をしゃべれるので、それが 速度半減の原因という説明があったそうですが、そんなのって(絶句)。
PC カードの種類や、連続した空容量のあり/なしによって、受信速度は左右 されるようです。推奨 PC カードなら、初期化直後なら仕様通り 10 秒/枚の 受信速度が得られますが、空容量の具合によって、速度が低下するようです( そしてエラーも → 5-9 )。
ありません。Windows95 用の接続キットは WindowsNT では使えないらしいです。
この度、フリーソフトで、WindowsNT でも画像転送が可能なプログラム DscV が登場しました。詳しくは、作者の H.Oda! さんのウェブ・ページで → 6-2 その後、非公開となりましたが、作者の了解のもと、ごぞんじ yar-3 がダウ ンロードできるようにしてくれました。→ 6-2
ただし、 DscV は IrDA 通信には対応していないようです。
東芝 Libretto100 で IrDA を使う場合は、マイクロソフトの IrDA 2.0 ドラ イバのほかに、下記にある東芝の「東芝 IR ドライバ」が必要だそうです。
<http://www2.toshiba.co.jp/pc/service/download/tosir/index_j.htm>
リセット及び、強制リセット( → 5-5 )をお試しください。
リセット・ボタンを押しながら、電源スイッチを、「再生」にしたり「A」に したりグルグルしているいちに、電源が入ったとの報告もあります。
修理に出しましょう。
最近(西暦 2000 年)になって、中古で初期の Cyber-shot を入手した方から この問い合せが来るようになりました。昔のサイバーショットパソコンアルバ ム 2.0 や Pick'n'Roll は Windows98 で動くのでしょうか? IrDA 通信がで きるのでしょうか? ちなみにソニーは「動作は保証しない」だそうで。
結論から言うと、動くことが多いようです。ただし、妙なエラーメッセージが 表示されたりすることもあるようですが。また、ソニーのバイオでは、IrDA 通信も含めて相性がいいようです。
元祖 Cyber-shot FAQ Version: 5.9 (2000-11-23)