毛越寺 曲水の宴のこと
毛
越寺 曲水の宴
(04年5月23日 佐藤弘弥撮影)
今を生き今に恋して四季に酔ひ歌に酒
など酌み交わしたき ひろや
今年も平泉毛越寺で、曲水の宴(ごくすいのえ
ん)が、来る5月27日
(日)に開催される。1983年、この大泉が池の遣り水の遺構が復元されたことを記念して開かれるようになったものだが、今年で22回を数え、すっかり平
泉に馴染んできた。
遣り水の辺に並んだ歌人たちは、古式ゆかしく、和歌を詠み、酒を酌み交わし、わが人生と平和の世に感謝する。
元々曲水の宴は、中国から伝わった王朝遊技で、書家で有名な王義之(307ー365?)の「蘭亭序」(らんていじょ)に、この祭りの心髄が記されている。
その極意は、今を楽しみこだわりなく生きるということだ。
来る07年5月27日、日本中から平泉毛越寺の大泉が池に集う人々の一人となって、出かけてみようかと思う。(佐藤弘弥 07.5,20 記)