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手作り有機肥料で追肥をやろう


 園芸店には大変沢山の有機肥料が並んでいます。 どれも大体家庭菜園に適したオールラウンドな肥料ですが、どうせでしたら、という事で、今年の畑は手作りの有機肥料を使っています。



 これは家庭用の生ゴミ処理機です。そもそも肥料作りの目的が第一で購入したわけではなく、生ゴミを家庭内で処理して、少しでもゴミを減らそう?? という我が家の環境庁長官の提案が発端です。ところが、パンフレットを見ると、処理後のゴミは有機肥料になる! と一石二鳥だったので即購入してしまいました。また、自治体によっては、家庭内でゴミを処理する装置を購入すると補助金が出る場合もあります。我が家が住まう自治体では1万数千円の補助が出ます。
 生ゴミ処理機は電気式と微生物を電気と併用するものとありますが、この装置は電気式のものです。処理は夕飯も済んで、寝る前の深夜近くにスイッチONして、深夜電力を使う様にしています。


 いろいろな生ゴミを入れて処理するとコゲ茶色の顆粒状になります。匂いは多少出ますが、ベランダなどに設置しているのでほとんど気になりません。匂いは肥料の匂いで、ちょうど液肥に似ています。


 処理した生ごみをビニール袋に入れてしばらく熟成させます。手引きには一ヶ月とかかいてありますが、これも季節に長くなったり、短くなったりします。この写真の頃は春先の暖かい気候でしたので、2、3週間でOKとしました。大体一家4人の家庭で出る生ゴミ1週間分で、ソフトボール1個分程度の量の肥料が出来ます。

 
 肥料は少し強めなので、土の上からパラパラまいてやります。写真で、黒っぽく移っている部分が作成した肥料です。とにかく、菜園で作った野菜などの残りを肥料にして土に戻すわけですから、まさにリサイクルというわけです。この肥料のせいか、まだ実証はできていませんが、とにかく今年のトマトは茎がめっぽう太くて力強くそだちつつあります。また、窒素・燐酸・カリウムがどの様にバランスしているかもわかりませんので、しばらくの間生育状態を注視したいと思います。なお本当であれば、この自作したこの肥料と市販の肥料で比べてみたいところですが、それは追々としたいと思います。