[MySelf]


5月30日

<君よ憤怒の河を渉れ>

最近一部で流行っている造語「おこ」の「ズッ友」ばりな衝撃的語感が気に入りすぎた挙句、
この前ミスした仕事相手に「今回の件は流石にこっちもおこですねー」と普通に使ってしまい、
自重という言葉の意味を再確認する羽目になったサカイです、ぷんぷん丸だぞ〜☆

そうそう「怒る」っていえばこの前、岐阜県の方へぼっち旅行に行ってきたんすけど、
とある田舎駅からバスで30分程のところにあるマイナー施設を見てきた帰りの時のこと。
まあ当然、行きと同じようにバスを待つわけじゃないですか。でも行きとは逆方向の道路脇にゃ
まったく完全に、と言っていいほどバス停らしきものが見当たらないわけじゃないですか。
こういう時は「あ、田舎によくありがちな挙手しないと止まってくれないバス方式?」と解釈して、
いきなり黄金伝説の秘境飯コーナーで知った豆をすかさず披露な俺えらい!的なしたり顔しつつ、
行き同様のバス停ある側で待つのが基本なわけじゃないですか。で、なんかものすごく自然にスルー
されましたわ。鳩豆ツラ3秒後、すかさず「ぉこ!サカイはぉこだよ!」モードに入りました。

てかね、俺メッチャ手ェ振ったからね。当然!的な勢いで反対側を走り去ろうとしているバスに
向かって「フォロミー!」ばりに両手で振りましたからね。だがそれをガン無視して走り去るバス。
呆然顔の俺、そこに立ち尽くす俺、なにもできない俺、マジこれなにごと? 間違いなくおおごと。
憤怒の勢いまんまバス会社に電話確認したら、何もない反対側の道路で普通は待ってるとのことで、
でもそんな注意書きはこのバス停のどこにも書いてないと。で、次のバスの時間は? 
……ほほぅ? ぉこーー!!

だって反対側って、これモンですよ?



普通はここに立ってバスを待ってると?普通!? 立つかバカ。てかむしろバカの方が立つわ。
でも俺は立たないね!そっち側には立たないねッ!普通じゃないしバカじゃないから立たないねッ!

で、これが行き側のバス停風景。



絶対こっちで待つだろ普通なら。そうじゃないなら、せめて一言注意書きくらい添えとけよと。
ええ、原因は「反対側で待っててね☆」のシールを貼り忘れてまいたエヘ、でした。激ぉこーー!!
そして俺のことをただ「激ぉこ」を使いたいだけの男と思うなよ?電話口で俺の文句を3分聞いた
だけでバス会社が即座に迎えの車を寄越すと言い出すくらい怒ってましたからねミーは。
あ、でもお迎え寄越してくれるのんかー?まあそれなら許してあげてもいいっかなー、とあっさり
ニヤけ面になった末、つい怒りを緩めてしまったのがよくなかったんスかね?
怒りの氷解に乗じてケツ穴までもが緩みだしたか、ほどなくお腹がキュルキュル鳴り出すという
未曾有の大アクシデントが発生してしまい、周囲のこの田舎度合を鑑みてすかさず青ざめる羽目に。
そしてこの異常ステータスの進行具合をみる限り、これはおそらく20年ぶりだかの野糞決行しか
ないと半ば覚悟を決めて、あたかも死を悟ったゾウのごとく静々と背後の林の中へ赴こうとしたら、
唐突に横からクラクションときたもんで、え?ちょ!迎え速!激速!トレンド的には「激はゃ」!
てか、どんだけビビくってたんスかバス会社の人?

……うん、まあ経緯を考えれば黙って乗るしかないよね?
そして先ほどまでぷんぷん丸だった不肖ミーは、ネット上でのやり取りはやたら饒舌だった癖に
リアルで会った途端に単なる無口マンと化した謎の紳士的なものに変貌を遂げ、やたら謝罪の言葉を
投げかけてくるバス会社の人に対して、本筋とはまったく別の理由で鬼の形相をし続けたのでありました。
てか、そのまま車内で一線を超えようもんなら、うんこを漏らすほど怒っていた伝説の腐れデブとして、
そのバス会社の歴史に名を刻むこと必至でしたからね、そら鬼の顔にもなりますわ。
実際、脱糞をも辞さぬ程の怒りとはいかほどのものなのか、今となってはその最初の体現者にならずに
済んだことを幸運に思いつつ、田舎バスから得た教訓を噛み締めつつ、最後に今回の件のまとめを記して
おきたいと思います。

※田舎のバスまとめ。
 ・本数が少ない(半日一本デフォ)
 ・サムズアップしながら手を挙げないと目の前をスルー設定あり
 ・例えバス停の反対側に何もなくとも、己を信じてそこに立て (←新着)


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