[MySelf]


10月31日

<気づき>

最近、やたらとうんこ漏らしそうになるんだよね。
あ、いやいや、自分の意志とは無関係に漏らしちゃうアルツ系のアレじゃなくて、
ほら俗にいう、単なるオナラと思ったら実はおやおや〜?的な方のソレね。
まあ元々腸弱ではあるのよ、ぶっちゃけ人が多い場所いくと大抵うんこしたくなるかんね。
フェスとかよく行くけど、そのうちの約半分はトイレ並んでるかうんこしてるかだからね。
その上、9年ほど前に盲腸こじらせて腹膜炎やっちゃった関係で、人より腸がちょっぴり
短いのね? イヤこれを漏らす言い訳にしようとは全然考えちゃいないけど、でもまあ
地獄のミサワ先生風に「かぁ〜腸短いからうんこ漏ったわ〜ほら見て?かぁ〜」ぐらいは
主張しても許されるんじゃないかって、ほんの少し思ってたりもするよ。
とはいえ以前はもうちょっと鋭敏だったと思うのよ、対オナラにおける実弾判定率とか。
これはスカしても問題ないとかこれはヤバげだから止めとこうとか、的確に判断できてた
筈だったんだよね。ところが最近の俺ときたら、あ、これはいかんとトイレまで耐えて、
いざ鎌倉!と気張ってみればあにはからんやのスッカスカ、その場に空しく響く空気音。
そんなことが何回か続いた後にその感覚でもって、はいはいどーせ今回も空砲空砲と
調子こいてスカしてみれば突如「うむっ…!」ってなったりする。そして終わる世界。
安全基準内の余裕放屁で意図せぬ実を産むことほど悲しいこともないし、菩薩顔選手権
優勝レベルの表情で内股交じりの競歩よろしくトイレへ向かう事ほど哀しいこともそうはない。
うんこは耐えきってこそ華なのであり、もし漏らしでもしようもんならその瞬間、うんこは
うんこというファンタジーからクソという名のリアルへとその実体を変えてしまうのだから。
ゆえに俺はもう油断しないよ。絶対に手を抜かないし、いついかなるときでも手綱は緩めない。
何でもないようなことが幸せだったと気づく、それ自体は良いことだと思うけど、
でもその気づき、どうせなら俺はもっと別の何かで得たいから。
日がな一日こんなことばっか考えてる40歳。実は結構幸せな方なんじゃないかって最近とみに思うよ? 
うむ、かくいう自分もカントンでね。幸せの証はこんなところにあったんだ。


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