＜けいおんブーム＞
会社帰りの電車内。そこそこ満員。ＰＭ２２時３０分。
「親がさー」
「うんうん」
「部屋かたせってウザいんだよね〜」
「えー」
「夜に言うんだよ？信じられなくね？普通寝るでしょ夜は」
「寝る寝るー」
「朝も言うしさー」
「あー、朝は無理無理ー」
「休日も言ってくんだよ？」
「休日の朝は普通動けなくね？」
「てか、片付け自体ありえなくね？」
「てか、眠くね？」
「家、帰るのタリ〜」
これまで何がいいのかサッパリだったけど、今日はじめて女子中学生の素晴らしさの一端というものを
垣間見たような気がしました。
あ、そいやこの前「けいおんに影響されて始めたギターはどうなりました？」というメールをいただきました。
あ、ギターね。はは… 非常に残念ながらというか、もしくは奇跡的にというか、
〜けいおん放送中〜
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.| （ー） （ー） | 唯〜 唯〜
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〜けいおん全話終了後〜
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とはなっていません、まだ。
ただそれ以前の問題としてまことに遺憾ながら「壊滅的」という表現を使わざるをえないほど
リズム感がないことが判明しました。バンド経験アリなドラムの人がシャムの双生児を前にした
ブラックジャック先生、もしくはルフィに雷浴びせた直後のエネルみたいな顔になってたんでたぶん間違いない。
というかまんまストレートに「こんなリズム感ない人みたことない！」って罵倒を超えて感嘆されました。
で、その後はサリバン先生とヘレンケラー織り成すかの有名な「う…ウォーター」よろしく、
「タンタンタタン！」「タンタン、タ？」「違！タンタンタタン！」「タンタン、タタタ…」
「は？馬鹿なの？タンタンタタン！」みたいなコミュニケーション・ブレイクダウンの繰り返し。
以降、かなりの高確率でミーと彼との会話の端々に「はい、タンタンタタン〜」が突如挿入される
ようになったと聞き及びます。たぶん…いや間違いなく小バカ的な意味合いで。
趣味を仕事にするとそれが嫌いになる、みたいな話は聞いたことあるけど、趣味を更に趣味にして
趣味そのものが嫌いになる、みたいな話になりそうでちょっと怖い今日この頃です。
まあそんな僕は僕で正直耳が腐るを超えて顔が曲がるレベルな自分の技術を棚にあげまくった末、
「どうして"cagayake! girls"のソロ出来ないんだよ！」とベース担当をなじりまくってるわけですが。
「澪はちゃんと出来てるだろ！」みたいな。したら真顔で「いや…あれアニメだし…」って呟かれた。
ですよね〜 そうでしたよね〜
そろそろなんでもないような事が幸せだったと思うような年頃な筈が、当たり前のような空想が現実
なんじゃないかと思いはじめちゃってたー そんな自身が怖いを超えてちょっと哀しい今日この頃で…
「はいサカイさん、タンタンタタン〜」
あ…えと、タ、タタ、タタン…？ まーね、そこそこ幸せみたいだからいいんじゃないかな？
（ほぼ車内満員なのに誰も座らない自分の左側のシートをリズミカルに突つきながら）