[MySelf]


1月6日

<あけましてヘルライド>

去年は「見切り」の年だった。何を? もちろん”自己の可能性”である。
その結果、自分が少なくとも労働に対して自己実現を求めるタイプの人種でないことはよく
分かった。が、「働かない」イコール「アニメのDVDが買えない」の資本主義絶対摂理が
どうしても私にニート回帰を許してくれないのである。まったく困ったもんである。
では、労働が駄目なら趣味の分野はどうか?ところがこれまた困ったことに、読書や映画・音楽
その他もろもろの鑑賞の類いに関するインプットとアウトプット双方に対して、平均もしくはそれ
以下の能力程度しか有していないことが、客観的に見てすごくよく分かってしまった。
公としての労働、私としての趣味、双方ともに全滅。いかん、どうやら私は根源的な観点から
見てそもそも生きること自体に向いていないようである。よし死ぬか!やだよバカ。

そこで今年は「気づき」の年とした。何を? もちろん”自己の可能性”についてである。
こうして「見切り」と「気づき」を交互に繰り返し、意味のないゼロに無理やり意味付けしようと
死ぬまで転がり続けるのである。さて、そんな自己探究と模索の旅から始まったこの2007年
であるが、非常に遺憾ながらお世辞にも上々とは言いがたいスタートとなってしまった。

まず年始の挨拶くらいはしておくかと実家に戻ったのがケチの付き始め。
いとこ・姪・妹、それぞれの子供達10人以上にお年玉という名の金品を強奪された直後、
老母と祖母に両脇をがっちり固められて近況及び結婚の可能性についてさんざ問いつめられる
といういわれのない尋問を受けた挙句の果てに、どう見ても大和民族とは思えない形状の頭骨を
持つホモサピエンスのメスらしき写真を見せられて「どうよ?」とにじり寄られて心底まいった。
それにしてもだ。おい婆ちゃん、俺の嫁のこと考える前にその話をし始めたら真横でとんでもなく
顔を伏せ始めたアンタの娘(45歳・独身)のことをまず考えてやれよ。まったく気まずいったら
ありゃしない。

すっかり落ち込んでしまった気持ちを少しでも盛り上げようと我が家で新年会を開いたら、
一番最初にやってきたダチが婆ちゃんから持たされたという謎の酢の物を到着5分で床上に
ひっくり返すという死ぬほど見たくない昭和テイストのコントを披露してくれ、ついでに部屋中
の臭いを途方もなくすっぱくしてくれた。しかもこの臭い、非常に頑固でなかなかとれないので
ある。その結果として、しばらくの間、部屋にいる時は常に酢の臭いを嗅がされるというリリカル
極まりない拷問を自分の意志とは無関係に受けさせられることとなった。
地味に凹むんだな、これがまた。わざとじゃないとか言ってたが、これが意識的なら間違いなく
塩漬けの刑に処してたとこだ。

こりゃもう家に一人籠ってアニメでも見てるが無難だわと思いきや、今度は正月編成のせいで
いつも見ているアニメ番組がほとんどやってないときたもんだ。やむなくたまたま深夜に放映
していた「プリズン・ブレイク」なる洋モノのドラマを漫然と眺めてたら、これが不運な事に
とてつもなく面白く、ふと気づけば、シーズン1&2のフルセットをアマゾンで注文せざるを
えないほど重度の中毒にまで追い込まれていた。よもや正月早々、こんなにも予定外かつ予想外
の出費を強いられることになろうとは。私はただ家でテレビを見ていただけなのに。

それにしてもだ、単独だろうが、他の誰かと一緒だろうが、私が何かをするにつけ、何らかの
ヘイト・ブリードが周囲に発生してしまうというのは、これは一体全体どういうことであろうか。
やはり私はそもそも生きること自体に向いていないということか、何をやるにも向いていないと
いうことか。いや、違う…決してそうじゃない。思いだすのだ、今年のテーマ「気づき」を。
そして「プリズンブレイク」フルセットをアマゾンで即注する程の行動力を。そう、少なくとも私は
「消費」には向いている筈なのだ。それを今年一番最初の洗濯でさっそく思い知らされることと
なった。一瞬にしてその全てを消費し尽くされ、筆舌に尽し難い惨状と成り果てた洗濯機の中を
見やりつつ、私は2007年始めの教訓を口の中で何度も繰り返す。いいか。断じて洗濯機のへりで
新品アタックの封を破ってはいけない。

そして恐怖映画のオチは全てが終わったと思った後に本命が待っているのお約束通り、やっとの
思いでくだんの惨状の復旧を終え、いざ回し始めたその40分後、洗濯終了のブザーとともに蓋
を開けたら今度は中味が白ノリをまぶしたちらし寿司状態と化していたので、私は再び野生への
回帰を示す魂の雄叫びをあげることとなった。血が滲むほど下唇をギュっと噛みしめつつ今一度
教訓を繰り返す。洗濯時はジーンズのポッケに残されたティッシュ袋に超注意!




1月13日

<おいてきぼり>

寒い日が続くねー

でもってコアなアニメ・ファン以外、全員おいてきぼりにすんの百も承知で、
今更かしましラジオ話しを始めるわけなんですけど、いや、もう本当に#24回が神。
何しゃぶがおいしい?って話で盛り上がってるところへ、佳奈様が「馬食った!」とか
突拍子のないことぬかしだした直後の展開が途方もなく最高。

 「私、馬、食べたの!こないだ!」(佳)
 「馬しゃぶ?」(田)
 「馬しゃぶ!」(佳)
 「え〜〜〜!」(堀&田)
 「さくら鍋って言うんだけど」(佳)
 「おいしかったの?」(田)
 「おいしかった!超うまい!」(佳)
 「ほんとー!?」(堀)
 「ほんと、ほんとほんとほんとほんと!」(佳)
 「へえ〜〜!」(田)
 「今度… 行くといいよ」(佳)

一拍おいた後、大騒ぎ。

 「〜〜なに…! 待って佳奈ちゃんー! 佳奈ちゃんの距離が遠いー!」(田)
 「待って待って佳奈ちゃん、今の流れ、普通一緒に行こうって… えー?」(堀)
 「『行くと、いいよ』 …って」(田)
 「違っ!違うよ、みんなで行こうよ!」(佳)
 「もう信じられないよー」(田)
 「むりくりな感じがするもんねー」(堀)
 「やだー、やだやだやだやだやだー」(佳)
 「トラウマになったよ、今」(堀)
 「ショックだわ、もうー」(田)

めーちゃくちゃ責められる佳奈様。最後まで総スカンくらって
 「やだよ、しゃぶしゃぶ、一緒に行こうよー」
 「やだよー、寂しいよー、も〜う」
ってジタバタあえぐ様が、あっもーう、か可愛い、あっ…!


そっかー、腐女子もこんな感じで萌えてるんスかねー

 「俺、チンコ食べたの!こないだ!」(菊)
 「真性っスか?」(桃)
 「いや、カントン!」(菊)
 「え〜〜〜!」(桃&大)
 「放置すると、亀頭が血行不良で壊死するんだって!」(菊)
 「で、おいしかったスか?」(桃)
 「おいしかった!超バーニング!」(菊)
 「本当かよー!?」(大)
 「ほんと、ほんとほんとほんとほんと!」(菊)
 「へえ〜〜!」(桃)
 「お前らも今度… イクといいよ」(菊) 

 「…なに今の! 待って先輩ー! エージ先輩の距離が遠いー!」(桃)
 「待って待って英二、今の流れ、普通一緒にイこうって… え?」(大) 
 「『イくと、いいよ』 て」(桃)
 「違っ!違うよ、みんなでイこうよ!」(菊)
 「もう信じらんねーっスよ」(桃)
 「むりくりな感じがするもんなー」(大)
 「やだー、やだやだやだやだやだー」(菊)
 「もうシンクロ不可能っスよ」(堀)
 「オレのテリトリーからも出ていけよー」(大)
 「やだよー、寂しいよー、も〜う」(菊)

そっかー

あっ全然関係ないけど、ノーパソの電源って足置き用の暖房器具に丁度いいってこと、
インド人から教えてもらったんだぜー


1月24日

<そこでルリルリが一言>

「九十九里浜」を「きゅうじゅうくりはま」と読んで、小バカにされたことがある。

が、私は少しも間違っていない。
何故なら、こうやってPC上で「きゅうじゅうくりはま」と打って、それに漢字変換を
かければ、ほら、ちゃんと九十九って… あ、出ない。「九十久里浜」って変換されちゃった。

あ、もしかしたら私は馬鹿かもしれない。


もしかしたらついでに告白すると、去年まで「併合」を「げいごう」と読んでいた。

まあ、発音的には「へいごう」も「げいごう」もかなり似通ってるし、人類の聴覚程度なら
十分ファジーの範疇でいけるだろと至極あっさり流した筈が、つい最近、その意味までをも
「迎合」と取り違えていたことに、今更ながら気づいてしまった。

が、私は少ししか間違っていない。
何故なら、部署の後輩に出した問題の文面、
 「その意見は、ちょっと(会社名)さんに併合しすぎてやしない?」
を冷静に鑑みるに、これまた十分、読解ファジーの範疇内に収まっていると思われるから。

まあ、あえて言うなら私は少しだけ馬鹿だったのかもしれない。


あえてついでに独り言を言うと、「破綻」を「はたん」ではなく、「はじょう」と読んで、
なおかつ「破錠」という新単語まで生み出したことがある。(絶対ググるなよ!)

が、私はほんの少ししか間違っていない。
何故なら「綻」と「錠」には、「糸」と「金」の違いくらいしかないからである。
ここを間違えてしまうかどうかが、まさに馬鹿かどうかの試金石。
実際問題、「糸」と「金」の違いどころか、「糸金石」と書いたことのある私は、
ひょっとしたら馬鹿以前かもしれない。


ひょっとしたらついでにたわ言を言わせてくれ。
少し前、とある日記サイトを閲覧していて、アッー!って。
あ、もしや! よもや、これは! って思ったことがある。
ここ三年の疑問が一瞬にして氷解。そっか、だから開いていなかったのかーって、しみじみ。

みんなにも教えてやろう。
コンビニで売ってるトランクスには、男用と女用があるんだぜー
え、知らなかったのー? 
世界はそれを馬鹿と呼ぶんだぜー


そんなおつかれサンボな馬鹿宣言を高らかにブチあげたところでもう一つだけ。
いくら突然ディスプレイが映らなくなったからといって、あせりまくった勢いに任せて、
机の下のタコ足配線をうかつに抜き差しとかしては絶対いけない。

これかと思って引き抜いた途端、真横の席から、「あ」。
いや、これは私が悪かった。
あんなにも泣きそうな顔で睨まれたの、水道の蛇口にチンポの皮突っ込んで袋の辺りが冷たいーン、
とか身悶えてたのを母親に目撃された小学生の時以来である。

で、おそるおそる「せ、セーフ?」って聞いたら、「セーフもセーブもしてませんよう馬鹿ー!」だって。


というわけで、2007年初頭にして、実は自分が馬鹿であることを悟ってしまいました。
どうしよう、僕の、バカ馬っ鹿。


1月29日

<拝啓、佐川急便さんへ>

あの。





最近ね。





僕のところだけ。





#仕事がぞんざいすぎやしませんか?


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