[MySelf]


3月9日

<ひょっとして3月は全部これ?>

非常に残念ながら、まだまだ続いてます。
それにしてもアレだね、日曜の夜にレイプマンの画像、スキャニングしてる時、
はっと我にかえっちゃうと、壮絶に死にたくなるね、よおし!

レイプマン 


3月14日

<スキスキスキスキスー>

よおし!(挨拶) 
というわけで先週末はスキーに行ってきた。うん、小3以来。

そのとき、リフトから無惨にも落下して足の骨をポッキンコやって以来、「スキー」なる
スポーツにおける僕の興味の大きさは、プラナリアの全長以下になった。
大学時代、興味ないよーって言ったにもかかわらずさんざ、行こうよ絶対楽しいからねえ
ってしつこく誘われて以来、その大きさは更に小さくなり、遂にはプラナリアの頬骨以下に
なった。くそ思い出しても腹がたつ、土佐県民風情が…!調子くれやがってなにが「スキー
楽しいよ」だ!大学入ってこっち来るまで雪みたことすらなかったくせして偉っそうにまあー
南国が!アイスホッケー部が…!

等の理由により、「スキー」なるスポーツにこれっぽっちの興味も抱いていなかった僕な
わけだが、今回ばっかりはいた仕方なし。「麻雀4回勝負でラスひいたら半そで海パン姿で
雪山を滑走」勝負の結末を見届けるため、やむなく参加とあいなった。

それにしても今回のこの勝負、敗者は当然として、これ勝者側ですら、とてつもない苦行を
強いられた。何せ当日2時出のほぼノンストップで3時間疾走した末に、そのまま車の中で
2時間ほどの仮眠だもの、場所が狭い上に体かたいもんで寝返り打つのすら骨が折れた。

で、ようやく朝になったかと思ったら、今度は各種装備と悪戦苦闘。
ウェアやら手袋やらと、やたらゴテゴテ着けなきゃいけないところへもってきて、最大の
難敵はあの靴ね。あれってマジ履くだけで拷問、ねじこむのにものすごく骨が折れたよ。

そんなこんなでやっと準備が整ったかと思いきや、お次はやたらと重たいスキー板を
担がされてゴンドラのところまでキビキビ歩かされるときたもんだ。これ、なんの罰ゲーム?
肩の骨が折れるかと思ったよ。

さんざ苦労してやっとゲレンデに辿り着いたかと思えば、小3以来なもんだから、もちろん
転びまくるわけ。ま、それはいいよ、だって下手だもん、転ぶのはいい。でも立ち上がるのは
イヤだ。ストック踏ん張って膝に力入れてエイヤって、あれ、ものすごく骨が折れる作業だよ。

そんな感じで雪上を七転八倒してるうちに、曲がるにも止まるのにも、やたら腿と膝に力こめ
なきゃいけないってことが段々と分かってきた。なにそれ?五体不満足でないにもかかわらず、
曲がる・止まるという、至極基本的な動作を実行するだけの為にどれくらい骨を折らなきゃいけ
ないんだって話だ。

やっぱしスキーはリフトがいいよ、景色はいいわ、何もしなくていいわで、あれ乗ってる
ときだけは幸せだよ。でも終点が刻々と近づくにつれ、気分は段々とブルーになってくる。
ねえ、どうして? どうしてリフトから降りるときは立ち上がらなくちゃいけないの?
すっかり落ち着いてしまった腰に叱咤激励を入れて、よいしょって持ち上げるの、あれ、
地味にかなり大変な作業だよ?とてつもなく骨が折れるね。

でもって、リフトで上に登ったからには、今度は下へ降りてこなきゃならないってのが、
雪山における道理って奴らしくて、めんどくせーなとばかり滑りはじめたら今度は勢いが
つきすぎて大クラッシュした挙句の果てに、板が足首とは逆の方向へねじれやがった、グキだって。
AKIRAに出てくるモヒカン大佐の部下に捕縛されてる金田の気分をほぼ強制的にフル満喫。
「俺の足首はそっちへは曲がらねーんだよ!」本気で板に向かって悪態つきかけた。
ほ骨がー、骨がー

かなり痛かったもんでスキー板脱いでとりあえずロッジで休憩することにしたんだけど、
でもスキー靴だけになっても既に歩くのツラくって、一歩一歩、ゆっくり行くだけでも
えらく骨が折れるのね。猪木気取ってるわけじゃねーけど「その一歩で骨きしみ、その一歩
で骨折れる」とかそんな感じ。もう席に座るやいなや即座にその靴、脱ぎ捨ててやったね、
そこでようやく一息ですわフィー、とかやってたとこへ通りかかった小娘達のスキー靴が
足首のところをもろ直撃。ゴリいうた。本当に骨が折れるよ!


<おまけ: 今日の負け犬>



リフトの上から「バカだー」って声が聞こえてきたらしい


3月28日

<ライク・ア・ローリングストーン>

本来なら極上の週末となる筈だった。そのための最高のスタートもきった筈だった。
I can,t get no Satisfaction、とてもじゃねえが満足いかねえよ、と叫び続けて40年、
未だ現役で疾走し続けている世界最強のロックバンド、ローリング・ストーンズのライブ
を見て全身一杯にストーンズ魂を充填させ、テンションも最強にスタパったところでいざ
勝負!と相成って己自身も「(この程度の勝ちじゃ)全然満足いかねえよ!」とばかり、
大勝に次ぐ大勝を積み重ね、深夜の雀荘内に至福の高笑いを響かせる予定の筈だった。

ところがいざ蓋を開けてみりゃどうだ、カピバラっぽいツラにウサギの糞ばりのつぶらな瞳
という闘争心の欠片も見られないような草食動物属性の男ごときに心の芯をポッキリ折られる
程の大惨敗を喫してベッコリ凹まされたのを皮切りに、失ったテンションを取り戻すんだと
半ば無理やり気味に意気込んで臨んだ次の日の布袋ライブも、客そっちのけのナルシス・ソロ
を延々とつまびかれて体の芯まで凍えさせられる始末。せめて痛飲してウサでもはらすかと
飲み屋を探せば入った4軒全てが満席な上に先走ってトイレ入ったツレのウンコがいつまで
経っても終わらないときたもんで、あまりのままならなさに心底絶望。持って行き場のない
空しさとどうしようもない程の虚しさをつのらせすぎたあまり、何故か風俗へと足を向けて
しまうこととなり、店を出たあとは道玄坂を真っ逆さまに転がり落ちていきたい気分で一杯
になった、ライク・ア・ローリングストーン。

こんなドツボな気分のときこそ夜桜だろうと上野へ赴けば、何故かホームレス然とした
風貌の一升瓶を抱えたオッサンにあたかも10年来の友人であるかのごとく話しかけられ、
思「なんかあったら俺に言え」「大丈夫だから」を連呼された末、その後、交番の真横で
いきなり立小便を試みるというチャレンジブル極まる行為に没頭し始めたオッサンとそれに
気づいて側で激昂している若造警官とのあまりに不毛なやり取りを延々と黙視させられる羽目
となった、なんだこのとてつもない奈落感、ライク・ア・ローリングストーン。

今の僕の生きる希望は唯一つ。学生時代、互いを意識していながら不幸にもすれ違ってしまった
二人が今度はともに教職員という立場での再会を果たし、4年という月日の経過によりすっかり
開いてしまった互いの距離を、照れのあまり言葉にできなかったり、意地を張りすぎて素直に
なれなかったりしながら、一歩一歩着実に縮めていった結果、意を決しての告白、それに対する
狼狽と錯乱、再び動きだす時計、自己に対する自信の無さから生まれる拒絶、それら様々な紆余
曲折を経ての開花という、これまでの24話を通して丁寧かつ丹念に積み重ねられてきた恋という
名の壮大なる積み木が、最後の最後、ラスト1話で遂に成就しようとしたまさにその時、いきなり
主人公が妹に心変わりしだすという狂行を起こし、これまでの全てを何もかもバラバラにして去って
いったと聞き及ぶ「Canvas2」の最終回だけである。

どんでん返し満載の転石フィールが抜群にお気に入りなんだ、ライク・ア・ローリングストーン、
転がる石のように、転がる石のように。ついでに今日、上司からは会社を転石ならぬ転籍して
くれないかと頼まれた。転がっていく、転がっていく、僕の人生そのものが!
それに合わせて今や体型までもが、丸まっていく!丸まっていく! もう!無理!誰か!止めて!


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