[MySelf]


8月2日

<今日のしかばね>

 

豪快きわまりない手足の角度と、
人生という名に持ちかえたっぽい、そのカバンの投げっぱなし具合に惚れました。

「俺の屍を越えていけ!」

#無駄ァ!お前のいる場所は既に10年前に通過しているゥ!


8月6日

ガンダム名セリフ集:Gガンダム完結>

ギレンに「タイミングずれの更新が何になるか!」と言われちゃうどころか、
キシリア姐さんの「おふざけでない!」という怒声とともに比類なきビンタ食らっても全然
おかしかないくらいの総鰭類的タイミングで、Gガンダム名セリフ集、ようやく編集完了いた
しました。今更ではありますが、あのミスター味ッ子を作った今川監督の傍若無人ぶりを振り
返る簡易的資料としてお使いいただければ幸いです。


さて、Gガンと言えば、その特徴としてあげられるのは、マスターアジアこと東方不敗の
ストーリーを1人で引っ張るほどのやりたい放題っぷりや、「俺のこの手が…」を中心と
したドモンの豪快極まるセリフ回し辺りでしょうが、今回はそういったヒューマニズム的
視点から少し離れて、Gガンをメカ的観点から盛りあげた「モビル・トレース・システム」、
略称「MTS」について、少し語ってみたいと思います。

ちなみに何それ?という疑問をお持ちの方の為に簡単に解説いたしますと、MTSとは
”パイロットの動作を機体にダイレクトに伝えるためのシステム”のことで、要はこれが
搭載されている機体ならばパイロットはガンダムの操縦方法なんて知らなくとも動かすこと
が可能になっちゃうという、とてつもなく便利なテクノロジーのことです。
その便利さが逆に仇となり、戦闘はロングレンジ主体の頭脳戦から、筋肉バカ跳梁跋扈の
肉弾戦へと激的退化を遂げることになるわけで、これを本末転倒といわずして何を言わんや
と思いきり突っ込みたいところではありますが、ま、ミノフスキー粒子の電波遮断性が極端
に高まっても同じようなことが起こると思われないでもないし、もともとその頭の悪さ全開
っぷりを売りにしている作品でもあるので、この際細かいことは言いっこなしにしておきましょう。

つまりMTSは「よいものだ」なのであります。
では、その超ハイテクの実体とはいかなるものなのか? よろしい、お見せしましょう。
さあ、刮目するがよい!宇宙世紀に革新的変動をもたらしたその衝撃的技術の姿を!



ジャッチャララ♪ジャッチャララ♪という軽快な音楽とともに、あたかも天使のリングを
イメージさせるかのような輪ッかが上からゆっくり舞い降りて、僕らを優しく包み込む…

素っ裸でムンムンムン。そこへ上からグルグルグル。力任せにギギギギギ。咆哮あげろよあうあうあー。



ま、要はもじもじ君自動生成装置みたいなもんですか。

どのあたりがハイテクなんだという突っ込みはとりあえず聞かなかったことにしておいて、
締めつけ→咆哮→昇天の三段フローが簡単に、しかも躊躇なく行われてしまう上に、その際の
快楽が「この拘束感が、この緊縛感が堪らないのだよー」と一部マニアに言わしめんばかりの
素晴らしさときた日にゃ、これ、絶対ビジネスになると思いません?

まずは小型化してコンドーム自動装着機として売り出せば、大ヒット間違いなし。
両手も完全フリーにできるので、1人の夜でも安心だ!

もしくは、今流行りの出会い系とますます意気盛んな健康ブームを融合させた、新しい
リラクゼーション・スポットをプロデュース。
名前はモビルトレース・カフェ、略してMTSカフェ。おお、なんかお洒落っぽいぞ。
自ら思う存分ギリギリされて、その股間を締め付ける圧倒的な快楽に身を溺れさせるもよし。
マゾ的快感を得られる上になんと体まで鍛えられちゃう、これぞまさに一石二鳥!
もしくは屈強な肉体を誇る全裸の男達がMTSに容赦なく締めつけられ、苦悶の表情で咆哮
を上げる様を思う存分鑑賞するもよし。
それを見て気分を盛り上げた後は、飛び入り参加でハッテン・ファイト、レディーゴー!
こんなこともあろうかと鍛え続けたこの体。今こそ二人でギリギリギリ。心ゆくまでギリギリギリ。

「二人の股間が猛って燃える!」
「お前をイカせと!」「轟き猛る!」
「兄貴ー!」「マサー!」
「爆熱!ゴッド・フィンガー!」
「ヒィィィィト…」「エーンド!」「ムホー

そんな二人の熱きファイトを周囲から温かく見守る801属性の皆様達。声援だって自由自在。
「ホモとは、互いの心を、股間交えることでしか語り合うことのできぬ、不器用な男達のことだー」
「チボデー!チボデー!チボデー!」「受けろ!受けろ!受けろ!」

ごめん、自分で書いててなんだけど、とんでもなく頭痛がしてきたわ。




もちろん女の子だって参加できちゃう。
全身をキリキリと容赦なく締め付けるMTSの拘束感に見悶えて、単独アクメに達したあげく
思う存分気をヤッチマイナーこの売女。寸前のコールサインはもちろん「き…きつい…!」




ブッチギリでマニアなそこの君には悶え馬
飛び入り参加で獣姦ファイト、レディーゴー! いななきまくるぜメッヒヒーン


ノーマル男女のみならず、ホモ・腐女子・アニモー、この世に生を受けた全ての生けとし生ける
ものに対する精神的癒しを完全フォローできうる可能性を秘めたこのMTSカフェこそ、まさに
次世代のリラクゼーション・ビジネスを担う旗手的存在と言っても過言ではないでしょう。

さあ、みんなも僕に投資!投資!


8月9日

<帯に短し襷に長し>

やー、8月ですね、暑いですね、夏ですね、ついでにオタとくりゃコミケですね、
コミケときたらコスプレですね、というわけで我々ことネットに巣食うゴミ共はこの夏
注目度一番のリラクゼーション・スポットを探るべく、銀座はあの噂のコスプレ雀荘
潜入調査をしてまいりました。


(記念写真を撮ろうとしてるオタを更にオタが撮るの宇宙一救われない因果律)


まー正直、僕自身といたしましては自分で言い出しておきながら、銀座という小粋な
場所に似合わぬオタオタしいスメルを醸しだしまくったゴミ共がその店の前にたむろして、
銀ブラしてる紳士淑女の皆様に大ひんしゅくを買ってるその様を目のあたりにした時にゃ
真剣に集団自殺を検討いたしました。この良識ある市民が見たら目を覆いたくなるであろう
悲惨極まりない光景を、土曜真ッ昼間から、あまつさえ銀座という由緒正しき場所において
作りだしてしまうという史上稀に見る悪行をプロデュースしてしまい、今は慚愧に耐えぬ
思いで一杯でありますってか余裕で30分遅刻してオタ仲間の皆様に軽々とボコられた。
のっけからツイてなさすぎると思いました。

それにしてもイベント開催直前にて高揚しまくってるオタキチのテンション程イッタい
ものがはたしてこの銀河系の何処かに存在しえるのだろうか?と自問自答してしまいたく
なるほどのキッツい空気を自らびっクリエイトしまくりつつ、周囲をキョロキョロと伺って
おりましたらまーいるわいるわ同志達が。少人数の時はダウナーなのに仲間が増えていくに
従い階乗的にそのテンションがアップしていくというオタ特有のマドハンド的習性を互い
に観察しつつされつつ、この宇宙一無駄極まるエネルギーを有効活用する為の案として
中華人民共和国日本死ね死ねサポーターの皆様あたりと絡ませるってなわりかしアリかもな
ぐらい思いました。「小日本!小畜生!」「撮るしか!買うしか!」「打!打!打!」
「あう!あう!あー!」ああなんて醜くも美しいこの世界。愛、憎悪、苦痛、快楽、生、死、
すべてがあそこに…これこそオタク、これぞクズ!エンジョイー&エキサイティングー黒犬ー!
犬は中国人に食われちゃうー!ばくばくばく。逆に犬にくわれましたー
うん、ともに跡形もなく滅っしちゃえばいいのになと思いました。

ベルセ/ヘルシン・ファン以外全部おいてきぼりのオタ的メタテキストをバーチャル面にて
展開させつつ、その頃フィジカルフィールドの我々が何をしていたかと言いますと、リリアン
女学園の制服に身を包んだ麗しのお姉様にお店のルール説明を受けつつ、顔をだらしなく弛緩
させていたという次第でありまして。

「あの…」
「はい」
「それ、マリみて、ですよね?」
「は、はい」
「あの… だ、誰をイメージなさっておられるんですか?」
「いやー実はマリみてとか読んだことなくてー」

はい。MTSカフェ試作機実験体一号ご決定ー その比類なき拘束感に思う存分見悶えて
1秒以内に単独アクメにタッシチマイナーはきゅーん。うん、相手の迷惑省みず、いつ
なんどきどんなシチュエーションでも即刻萌えに変換させることのできるこの便利なお脳
を僕は一生大切にしていきたいなと思います。あとこのお姉様の説明を受けた直後トイレに
行ってそのまま延々と戻ってこなかった友人(鬼畜オタ)の存在をふと顧みてもしや!と思うも、
彼の中にほんの僅かながら残されてると思われる良心の存在を信じ、いやにスッキリした顔を
しつつ帰ってきたことに対しての突っ込みは完全スルーさせときました。これが大人の気遣い
ってもんです。やべートイレ行きたくねー

さて、お店のルールを把握したあとは、さっそく戦略会議です。
ポイントは通常の雀荘のような何時間で幾らという時間変動制方式でなく、東風戦1回で
800円という1ゲーム固定方式を採用しているところ。なるほど?つまり早いペースで
局を進めず一打一打熟考するフリをしつつ、無駄に時間を引き延ばせば、それだけメンバーさん
(小雀鬼と呼称するらしい)とのトークタイムもより長く楽しめるって寸法なわけですね? 
ようし、ゆっくりじっくり打っちゃうぞう、無駄に考えるふりをしてできるだけ長い時間を
楽しンじゃうぞう!さあ麻雀ファイト・レディ・ゴー!


小雀鬼ちゃんが を捨てつつ、かわゆくのたまわった。

「ねーねー、これインリンーインリンー、M字開脚ー」

ジョイトーイ!.

あやうく、そう叫びざま、その可愛いおでこに牌を思いっきり叩きつけるところでした。
それにしてもなかなかやるなあ小雀鬼ちゃん、ようし、これは僕も負けてらんないぞう。
早速その牌ァロンだぜお嬢さん、チンイツ・サンアン・オーマンコーで24000点どっかーん!

 …あ

うん、小雀鬼ちゃん、光の速さで吹き飛ばしちゃった。東2局であえなく終ー了ー

1時間以上かけて楽しむ筈が、ほとんど喋ることもなく5分足らずで終わりという、不様極まりない
始末を言い出しっぺ自らの手でつけてしまうことになり、当然周囲からの大ひんしゅくを買うはめに。

「なにやってんだよ」
「なんのつもりだよ」
「なんで生きてんだよ」
「もう死ねよ」

うるせえ、薄めたって何もいいことねえんだよ。男子たるもの太く短く生きやがれ。

「短いだけで細いじゃん。そのうえ皮ン中にひきこもりかよ」
「お前の人生そのものだよ」
「なんで生きてんだよ」
「マジ死ねよ」


#わーん、インリン助けてー ( カリカリかじりつつ)


8月11日

<コミケ>

やー、8月ですね、暑いですね、夏ですね、そこにオタとくりゃコミケですね。
そんな感じでこの度 友人がコミケにブースを出すことになりましたので、僕も何か
お手伝いさせていただこうかなと、厚かましさ全開ここぞとばかりしゃしゃり出たわけ
であります。

 
8月15日(日)東“ソ”22a :サークル名『一流』
 詳細は
こちら

で、せっかくなので僕も何か置かせていただこうかなと昔書いた文章の焼き直しペーパー
みたいなもんを今現在シコシコ作っているというわけなんですが、これが思ったより難儀な
作業でして。というのも文章とか画像とかはワードにコピペで筆直しすればいいだけだから
全然ラクなんですけど問題はそれを何処で印刷するかでして、家にプリンターとかないので、
やるとしたら会社になるわけなんですけど、そんなもんプリントアウトしてるところを同僚
や上司に見られたらマジ切腹もんです、もう軽々と死ねます、そんなシーン想像するだけで
こう…なんていうか全身をかきむしりたくなるようなゾワっとした気分に駆られて発狂寸前
になると言うのにいざそれを実行だなんて出来るわけがもう…もう…あーもう無理だー!
やっぱり僕には敷居が高すぎた。大体がコミケ本なんてその精神を完膚なきまでに萌え神に
売り渡した居直りオタにでもならなきゃ作れるわけがなかったンだ、だけど今更居直りなんて
できるわけがないー そもそもがね、オタなんてものァ間違いなく精神に欠陥があるんです。
オタを名乗るってことはイコール「僕は思春期に幸せなセックスが出来ませんでした!」
ってな小っ恥ずかしいことこの上ない精神障害を患っていますと世間様に自ら公表して歩く
ようなものなんですよ?それを居直り?無理、とんでもなく無理。

無理は!(チャチャチャン♪)承知!(チャチャチャン♪)そんな居酒屋ノリの一気テーマを
頭の中で鳴り響かせつつ、とんでもなくキョドりながら、皆が御飯を食べに社外へ出てしまう
昼休み時を狙ってガーガー出してたら、まるで当たり前だろ!とでもいわんばかりの勢いで軽々
とプリンターが紙詰まり。正直口から心臓が飛び出るかと思いました。速攻プリンターぶちあけて
詰まった紙をひきずりだそうとするもあせってるもんだからますますビリビリに。そのさい床に
まけでた馬画像部分をたまたま午後出勤してきた後輩にチラ見された日にゃ思わず逆ギレて
「馬が趣味なんだよ!」とまるで意味不明なことを口走ってしまう始末。
その3日後、僕の会社での通り名は「馬マニア」となりました。それだけならまだしも印刷した
マスターをコピー機で大量複写してたら今度は何とそいつが紙詰まり。ぶっちゃけ狂えると思いました。
しかもプリンターと違って内部構造が複雑なもんだから何処に詰まったかがすっごく分かりにくい、
もうかんにん、かんにんやー

<今回の件で得た、コミケ本を作るときの教訓>
 ・異常に用心深くあれ
 ・背後に近付くものはみな殴れ
 ・目撃者は必ず消せ

…ゴルゴじゃん。

そんなこんなで作業は全然進んでいません。よくよく考えたら僕は売り子のお手伝いするだけ
なんだからこんなに苦労してまでペーパー作る必要なんて全然ないんだよね。大体が戦後最大
といわれるこのクソ暑い最中に、わざわざ自分から世界有数のバカ騒ぎに参加して、なおかつ
己のホムンクルスをたくさん見せつけられて自己嫌悪に陥るほどマゾでも…あるし暇でもあるって
話ですよミンナシネー!
もしもできなかったら当日瞳をキラキラさせながらはりきっているで
あろう友人の額に「落ちましたー」ってな張り紙ピシャーンと叩きつけてそのままきびす返す!
自分のブースじゃないのにやりたい放題、だって僕が悪いんじゃない、全部プリンターが悪いんだー


8月17日

<コミケ終了:地獄編>

#来場してくださった皆様、本当にありがとうございました。

過去3年遡ってもそんな早く起きたことねえよというほど朝早い時間に叩き起こされ、
平常時なら通勤途中のリーマンで一杯な筈が代わりに真正・居直り・隠れ・ライト等、
この世に生を受けしありとあらゆるオタで埋め尽されて阿鼻叫喚の地獄絵図と化した
車内にて息も絶え絶えになりつつほうほうの体で国際展示場前なる湾岸スポットに
ようやく辿り着いたかと思えばお次はガス室送りを待っているユダヤ人捕虜のような
扱いで延々と列に並ばされ、やっと中に入れたかと思いきや息つく暇もなくただただ
バカみたいに缶バッジを作るという完全強制労働に完璧従事させられるほど楽しいことが
果してこの世に存在するのであろうかと自問自答しつつ手の空いた時を見計らって会場内
を散策しオキニー本を脊髄反射購買ついでにトイレへ駆け込めば右手のソレに皆の視線が
集中し「家までも我慢できねえのかよ」といういわれのない誤解と辱めを受けまくった末、
あまりの屈辱に用を足す事すらままならず、すごすごとブースへ逃げ戻ったり再び買いに
舞い戻ったりするはやれ嬉し。このあからさまな非日常空間を気後れすることなく堂々と
楽しめるという、本来なら絶対に許されざるべき究極の自由が今ここに。会場内のありと
あらゆる場所で陵辱され恥辱にまみれる聖キャラクター達。ガンスリのトリエラが。デス
ノートのリサが。マリみてのロサギが。ガオの犬が? ペドとロリがつるぺた幼女の股間
ばんそうこうを見て狂喜。デブ専ホモが熊と力士のマグワイアーで狂乱、鬼畜801が
トビーとキラを×させて悶絶。前頭葉よ飛んでいけ、ロボトミーよ発動せよ、余計な理性や
抑制的思考はもういらぬ、僕の中の獣よ解き放たれろ、そして全てを陵辱せよ蹂躙せよ殲滅
せよ掃討せよ粉砕せよ征服せよ圧倒せよ。コミケ楽し いと楽し。だけど地獄ここは地獄。

確かにコミケは楽しい。楽しすぎると言っても過言ではない。
それが終わってしまった後の自分の感情の持っていきどころさえ見失わければ。
僕は今、自分をどうしていいか分からない。暴走したテンションが戻らない。
それでもなおオタク・イズ・ワンダホー
少年が大志を抱くがごとく、オタは絶望を愛撫しつつ、なおオタク・イズ・ワンダホー

素晴らしいが故、何度でも言ってやる。オタはゴミだ。コミケは地獄だ。
だけど確かにあそこは天国だったよ。


<コミケ終了:天国編>
本当の地獄は帰り道にありました。
りんかい線とゆりかもめが巻き起こすオタ・フル満載の地獄責めを避けて水上バスを使うという、
オタらしからぬコジャレチックなアイデアを採用したまでは良かったと思います。出航直前に1人
の連れが「トイレに行きたい」などと抜かしだしさえしなければ。
まあ搭乗待ちの人数からいって今回の便には乗れなさそうだしたぶん大丈夫だろと放尿を促したが
運の尽き、彼女がトイレに駆け込むやいなや、そのタイミングを見計らったがごとくいきなり動き
だす順番待ちの列。その圧倒的勢いの前に成す術もなく、まさかまさかとオタオタしてるうちにサクッ
と乗れてしまった僕らは途中まで一緒に並んでいた彼女の旦那に全てを託してそのまま船上の人となり、
岸壁で泣きそなツラしながらこちらに向かって弱々しく手を振っている彼女に手を振り返しつつ、
ふと右を見た瞬間、そのままその笑顔を凍りつかせました。なぜお前がそこにいる? しかも何故
これ以上ないというくらいにこやかな笑顔で手を振っている?

「いや。これはもう乗らんといかんやろ」 よ‥嫁さんは? 「あそこで手ェ振ってるし、大丈夫でしょ」 

大丈夫なわけがない。僕が嫁さんだったらマジ切れモン。

その後、嫁さんの方に、どないやってメール打ったら「今、船に乗りました。沈みます」ってな
明らかに間違った方向へ断定的な返事が返ってきました。ここまできたらとことん詰めたろ思って
「黙ってそのまま沈ンどけ」って返事を返しかけたけど流石に送信できなかったよ。優しすぎるのが
僕の唯一の欠点だと思います。あとやたら「コミケに御来場の皆様」を連呼して僕らを無駄に辱めた
水上バスの船内アナウンスにムカつきました。なんの嫌がらせだよ。やっぱしコミケは地獄だ。


8月19〜21日

あてもなく

旅立ってみる。
だけど新幹線にのった途端またやっちまったと大後悔。一人旅びっくりするほどつまんないって
あれだけ学習していながら何故に再び旅へと出るのか僕は。家でゴロゴロしてた方がいいに決まって
いるじゃないか。分かっていながら繰り返してしまう…そんなところも一人旅の魅力の一つである、
はい嘘つきましたごめんなさい。


とりあえず

今回は水族館東北編の残りをできるだけつぶしてみるということを目標に掲げ、まずは新潟の
マリンピア日本海水族館に向かうも、もうお盆も終わったというのに親子連れとカップルだらけ
で入館した途端いきなり死にそうになる。そんなところへもってきて長年鬱陶しく思っている僕
の念能力の一つ:”行楽地でやたらとカップルから写真撮りを頼まれる”が嫌がらせかよとでも
言わんばかりのタイミングで軽々と発動。たて続けに3カップルから「写真とってくれませんか」
攻撃をにこやかな笑顔でブチかまされ、渡されたデジカメを自らの頭蓋に叩きつけて昇天したく
なる気分に駆られまくる。非モテの嗜みとして当然のごとく撮った二枚のうちの一枚は女の鼻の
穴ズームにしたった、この雌ブタがー キーヒヒヒ! というかたぶん僕はもういつでも死ねる。
明らかに人間が腐ってる。あたかも土の中に7年ひきこもってそのまま腐れてしまったセミの幼虫
のごとし。むしろ腐れを通り越して冬虫夏草レベルでひからびた上、わけのわからない植物風情に
寄生されててもおかしかない段階。なんか行きつくところまでいっちゃってるっぽいよミギー


新潟駅で

電車1時間待ちとなるも、特に何もすることがなく、近くの公園で茫然と佇む。
部活帰りの高校生と思わしき女学生が水飲み場付近で屈託ない笑顔をしつつはしゃいでるのを
遠目に見やりつつ、それをオカズに悶々と妄想にふける。

<性リリアン学園>
 「さ、祐巳、やってごらんなさい。今、見本を見せるから」 
 「え…ええ?」
 「これを…こうして、こうよ」
 「ど、どどど…!」
 「どうしてこんなこと? いいこと、祐巳。 
  真のお嬢様学校たるリリアン女学園においては殿方への奉仕技術もカリキュラムの一つなのよ」
 「そしてそれを教えるのは貴女の姉たるこのわたくしの役目。
  ロサキネンシスのスールである貴女がきちんとできなければ、このわたくしが恥をかくことになるわ」
 「は…はわわ…」
 「さあ、祐巳。いまわたくしがやってみせたように、真似してごらんなさい」
 「は、はい、お姉様、こ、こう…こうですか?」
 「もっと舌を立てて突つくように!」
 「はいっお姉さま。こうっこうっ!」
 「そう、そうよ、祐巳。そのまま、そのまま続けて」
 「こうっこうっこうっ!」
 「蛇口をキュキュキュっ」
 「あぶぶぶぶ!お姉様、水が!水が!」
 「飲みなさい祐巳!全部!全部飲むのよ!」
 「あぶあぶあぶあー」

というかアレだな、なんでマリみてがあんなに萌えるかって、ありゃ女子高というモチーフの中に
存在する、フイルタリングされた女子特有のもってまわった、いわゆる精神的SM世界観が、オタの
ハートにもろヒッツついでにその柔らかい脇腹をザクザク突きまくるからだなたぶん。お姉様システム
ってのも要は従属だし。現実世界でそういった類いのソレを何一つ入手することができないクソオタの
欲求不満解消のいいはけ口だと思うよ実際。だけどそういう題材をもろストレートに選んじゃうと
自らそれを認めてるみたいでムカつくので(オタキチのくせに)わざわざ女子高という一見ナチュラル
に楽しめるっぽい題材を選んで、自らの汚れきったあくなき現実世界での渇望を無意識化に押し込めてる
というわけ、あーオタって本当死ねばいい。

一人旅のいいところは、自分自身を客観的に見つめ直せることだと思う。
同時に旅先を東尋坊にしようかしまいかと真剣に検討しはじめる自分がここに。(ダイブ…!)

#女学生が去った後の水飲み場にてチュパチュパしてたら、なんか何もかもがどーでもよくなってきた。


山形の鶴岡という場所に

着いたー。でもやったことといえばまずネット即ネット、インターネット楽しいヤホーイ。
ネットに夢中になりすぎて晩飯食うタイミングを逃す。泣きそうになりながら延々と彷徨うもごはん
食べる場所は見つからず。ってか20時で全部閉店ってなんだそりゃ。仕方なく一人居酒屋を決行、
漁民サイコー、開始5分で甘エビの刺身の足を軽々と喉に詰まらせてというより刺さらせて七転八倒
の苦しみを味わうはめになる。漁民こえー。むしろ一人で食って1人で勝手に苦しんでる僕自身が
怖すぎる。なんでもかんでも一人上手。正直いかがなものかと思ったところでその日は祐巳×祥子の
水飲み場ダブルしゃぶり攻撃を妄想のオカズにしつつ疲れきって寝る。
(旅先でオナニーするとびっくりするくらい眠くなるよね!)


次の日

朝6時という、普段なら絶対ありえない時間に起床が可能になるのも1人旅ならでは。
実際には最初のバスを逃すと次の便が5時間後になってしまうのでやむを得ずしぶしぶ。
というわけでサクサクと起き、朝イチで加茂水族館へと向かう。
鑑賞後、近くに公園があったのでそこで休憩。やたらとだだっ広い公園の中にて我単独。
そのあまりの寒々しさに精神が耐えられなくなり、デジカメ・セルフタイマーを使っての
マイセルフマイラブ・フォト撮影を敢行するという暴挙にでてみた。ジムの上からガオー 



よりにもよって撮影の瞬間を最悪のタイミングで親子連れに目撃されてしまうという最高の
辱めを味わう羽目になり、顔を真っ赤にしての屈辱ッカーと化しながらその場から一目散に退散。
たかだか3才程度のガキに不振な目で見つめられるというこの恥辱。おのれ山形ゆるすまじ。
こうして山形県民はまったくいわれのない細菌レベルの恨みを、僕から軽々と買うはめになった。
可哀想になァ…(僕が)


またもや

水族館前でバス2時間待ちに発狂してタクシーを使うという暴挙に出るも、今度は酒田という場所で
2時間の電車待ちをくらい再発狂。仕方なく近くを放浪してインターネット・カフェを探すも、そんな
ものあるわけもなく、やむを得ず1人カラオケを強行。そのギリギリレベルの崖ッぷちテンションが
僕に普段なら絶対チョイスしないはずのB'zを歌わしめる。
 「アローン♪僕らは〜♪それぞれの花を♪ 抱いて生まれた〜♪ めぐりあうために〜♪」
巡りあわねえよ。マイクを床に叩きつけた。あまりの不毛さにたったの30分で店を出る。

駅に戻って近くのおみやげ屋を放浪してたら、なんとそこに端末を発見。
速攻ネットにダイブで暇つぶし。「観光や交通情報検索、当店サイト閲覧以外での利用目的はご遠慮
ください」と書かれている張り紙があまりにも目に痛い。ああー店員のお姉さん、そんなに僕を見つめ
ないでー。罪悪感のあまりサラミを購入、これで堂々とネットができると思い意気揚々席に戻るも、
そのプレッシャーはまったくと言っていい程おさまらず。300円じゃやっぱ駄目か。半ばやけくそに
なりつつ電車の時間ギリギリまで居座った後、カマキリの交尾画像を画面フル表示にしたままそこを
立ち去った。一日一善、うむ、今日も善いことをした。世は太平こともなし、旅は目下順調かつ相も
変わらずつまらない。


男鹿へゴー

夕方近くに秋田に到着。ホテル・イン後、そのままベッドに倒れこみ朝まで寝り。
次の日の朝、今度は朝5時に起床してそのまま一路、男鹿半島へ。電車でコトコト1時間・バスで
ユラユラ1時間、半島の先端にある男鹿水族館GAOへと向かう。どえらく辺境の地にあるハイテク
水族館というそのギャップにかなりノックアウトされる。
帰り道、羽立駅でまたもや90分の足止めをくらう。しかもこの周り、本当の本当になんにもない。
びっくりするくらいつまらない一人旅にびっくりするくらいやることないが加わった。ついでに今朝の
雨とムレた靴下のせいで足がこれまたびっくりするくらいくさい。一人旅びっくりすることづくしにだらけ。
そのあまりのないないづくしにまたもや精神が耐えられなくなり、再びマイセルフマイラブ魂がバーニング。



誰もいない駅の待ち合い室で一人、足の匂いをクンクン嗅ぎつつ、そのまま気絶する男の図。
どうしようもないとはまさにこのこと。そこで一生気絶してろ。


ようやく

この旅が終わることに対して、心の底からホッとする。そんな気分の出ばなを挫くようにまたまた
秋田で90分の足止め。でも今度は大都市なのですることあるぞネットだネットだインターネット。
だけどこのカフェ使ってる人 僕しかいないよ、くそーやけに感じわるいな秋田ー


遂に東京に

着いたー、ようやく帰れるぞ。びっくりづくしの一人旅からようやく解放されるー
ウキウキしながら山の手線ホームに向かう階段をテンポよく上がっていったその最中、「ビリッ」
という全てを破滅させるかのような破壊音とともに、背中の荷重が急速に失われていくのを感じ、
死ぬほど振り向きたくない感情を押しきって、背をふとかえり見てみればあら不思議。
Tシャツ・ジャージ・デジカメ・そのバッテリー・充電器・シャンプーセット・暇つぶしの本などなど
リュックの中に詰めてあったありとあらゆるアイテムが、会社帰りのリーマンやOLで埋め尽された
スペースの足下をあたかもスローモーションのごとくゆっくりと、しかし着実に落下していく様を目撃
してしまい、同時に僕の中の全てがそのまま自らも一緒に転げ落ちていきたい願望でフルに満たされる。
万歳ライク・ア・ローリング・ストーン。自らの人生そのものを象徴するかのごとき冗談にしては
笑えなさすぎるオチまでつけてくれたところで、四方八方に散らばったアイテムを必死も必死で拾い
集めるも、階段の隅に転がった月刊コバルトはそのままハト面で放置。表紙の中で僕にニッコリと
笑いかける祐巳と由乃に後ろ髪ひかれつつ、一刻も早くこの場から立ち去ろうと思ったその刹那、
かっぷくのいい中年のリーマンに呼び止められ、これ以上ないというくらい丁寧に「ソレ」をきっちり
手渡される。この現実サイドにおけるあまりにも過酷な仕打ちにより頭の中をクエスチョン・マークで
埋め尽してしまった僕に対して「ソレ」の表紙文字が優しく語りかける。

「やっぱりファンタジーが好き!?」

きらい!きらい!だいきらい! 何もかもがだいきらい! こんな自分自身が一番キライ!!



帰宅後、そのリュックはあんこうの刑に処した。
(あんこうは体が柔らかいので、天井から鈎で釣り下げて、調理処理します)


8月28日

<専用>

おっす、おらチンポ! みんなーいいオナニーしてるかー

ってかね、なんかインターネットの愉快なオタ・ダチ共が、「間違ったオナニーしてると
セックスできなくなってしまうンだよ☆」みたいな似非記事読んで、何を思ったのか突然
間違った使命感に駆られまくった挙句、
 「正しいオナニーのやり方ってなんだ?」
 「今こそ生っ粋のオナニストたる僕らが立ち上がる時」
 「機は遂に熟した!」
 「むしろストップ・ザ・オナニー!」
とか、やりだしたもんだから、巻き込まれた僕はウザくて仕方がないって話しですよ。
間違えるのはオナニーと使命感だけにしとけって話し。そもそもがハナっからその存在自体
間違ってんだってことに一秒でも早く気づいてほしい。これ以上間違い重ねてどーすんだっつの。

で、その記事によると非接触型(手を一切使わずコスりのみで射精する)のオナニーが
チンポにかける負担がかなりマジヤバだそうなんですが、大体がそんなオナニーしてるヤツ
なんているのかよ、ハイパーオリンピックの定規かよ、なンだ、記録に挑戦とかそういうの?
24時間オナれますか?15発!新記録!新記録です!とかそーゆうノリ? …いるかよ!!

あ、でも大学時代の友人に1人いましたよ、オナニーの際のグリップ圧が高すぎて
自らセックス不能症になったとかのたまわって落ち込んでたヤツ。これもエドの一つ?
だけどソイツ、それを告白したその一月後に彼女作ってすかさずセクース、なんか1分で果ててた
らしい、なにがエドだっつの、エドワード・バン・ヘイレンのライトハンド並に全開じゃねえかよ、
この大嘘つき!

「いや、違うんだ」
「違わねえよ」
「そーじゃなくて、挿入までに1時間以上かけたから!」
「前戯を?」
「いや、常にコスってた」
「前戯しながら?」
「うん」

オモシロすぎついでに、みんなでフクロにした。嘘吐きにも程がある。

まーそもそもがね。オナニーのしすぎでセックスできなくなったって、悲しいのはよく
分かるけどそれ以前にそんなにセックスってしたいもんか?その辺の気持ちが僕にはよく
分かりません。いやだってホラ、僕の皮って余ってるじゃないですか?って何を言わすンだ
いきなり!…だ、だけど現実問題として余ってるじゃないですか?その余ってる皮を
膣内という高圧力空間に突っ込むとするじゃないですか?跳ね返されるよ?(マジ顔で)
びよよよよーんって。皮がうまい具合にバネの役目を果してびよよよよーんって。
あれ?ひょっとして僕自身が不能症!?やべー大変だ大変だ!包茎はセックスにいくない!
今こそストップ・ザ・包茎! レーザー(グラディウスの合成音で)

というか毎日オナニーしてたらいつの間に治ってた。理屈はよくわかんない。
バネが緩くなったのかな? 試した機会も少なすぎるのでよくわかんない…
もう一生わからないままでいい!!(逆切れ)
決めた! セックスなんてもういらない! もうフェラチオだけでいい!
というわけで今から僕のチンコはフェラチオ専用です。
フェラ専用と書いときます。ついでに真っ赤に塗っておく。
女性のアゴにも優しいよ、通常の3倍の速度で射精する。

フェラ…! フェラ…! 
ビーム かがやーく〜♪
フラッシュバックに〜♪ 僕のホーケー♪
フェラ!フェラ!フェラ! うっ!うっ!ドピュ!
流しーた精液ー 後で後で拭けー♪
狙いさだーめる お口がターゲットー♪
フェラ!フェラ!フェラ! あっ!あっ!あっ!



#飲んでくんなきゃヤダー


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