<洗濯革命>
5年前:
Yシャツとジーンズを一緒に洗ったら、白シャツが青シャツ化してしまい愕然となる。
とりあえず色モノとYシャツとは一緒に洗わないほうがいいということを学習する。
4年前:
洗濯機内部の脇に洗剤を入れる場所があることをはじめて知る。目からうろこ。
3年前:
今まで洗剤と信じて疑わなかったファーファが実は柔軟剤であったことを知り呆然となる。
というかはじめて柔軟剤の意味を理解する。人生が変わりはじめた。
2年前:
ひそかにためていた毛玉コレクション(ネットにたまっていくヤツ)が遊びに来た妹に見つかり、
とんでもないことになる。 とりあえずネットはこまめにかえないとマジころすと言われる。
頭にきたのでケサランパサラーンといいながら顔面に投げつけたら2度と僕ンちにこなくなった。
最近:
陰干しはヘンな臭いがつくのでいくないということを知る。
教えてくれた相手が一人暮らし歴3ヶ月という時点で駄目ここに極まれりと思う。
だけど外で干すとちっともかわかねーのな。もう3日も干してるに生かわき。
ひょっとして昨日あめ降ったけ?天気がスゲーうざったい。
今朝:
ベランダの洗濯もの取るため網戸あけようとしたらヘンな風にひっかかった。
力任せにエイヤとやったらガラガラガッシャーン、おもしれー
もう一生もどす気ない。息をするのもめんどくさい。 洗濯なんてららーらーらららーらーらー
<週末ヘルゲート>
<金曜:夜>
インターネットの人と五反田で飲み。話しの流れで何故か絵を買わされる羽目に。
秋葉原とかでよく見かける画廊キャッチのおねーさんの素晴らしさを疑似体験することになる。
これが本当の餓狼伝説?ならばテリーばりに…オッケー!(絵を空中に高々と放りなげながら)
ところで、この絵、どこに飾ろうか。
今度、妹の新居に遊びに行くことになっているので、とりあえずそこのトイレの中に
黙って飾りつけてこようかなと考えている。(釘ガン打ち固定)
ネットの人と別れた後、ひょんな流れで大学サークル時代の友人とゲロ飲みすることに。
酔っぱらった勢いでウチに泊まりにきた友人2人が悪ノリをはじめ、タンスの中やハードディスクの
中をさんざ物色しようと試み、その攻防戦で僕の部屋はあっという間にプロレス会場に早変わり。
それはそれは大変なことになる。
「なんだ、このアダルトってフォルダは?んん〜」
「(もう1人に羽交い締めにされつつ)やめろーやめてくれー!」
「最近、使ったファイルはっと… おっとこいつァ…! なかなかマニアっスすねお客さん」
「ぬおー やー めー ろー!(フルネルソンを自分でも信じられないほどの力で振りほどきつつ)」
大の大人同士が深夜にとっくみあい、羞恥がすべてを凌駕した瞬間。
が、マリみてエロ同人本を見つけられた時点で、絶望的なまでの無情感に体は糸切れたがごとく力尽き、
そのあまりの羞恥に精神は逆ギレる。
「そんなに見たきゃ見ろー全てを見ろー!みんな俺の全てを見てくれー!俺を滅茶苦茶にしてくれー!」
「じゃあ遠慮なく」
滅茶苦茶にされた。(身も心も)
去り際に友人が僕の肩をポンと叩きながら言った「ま…がんばれよ」というその一言が頭の片隅に
こびりついて離れない。一生忘れられそうにない。
<土曜:前半>
ネット関連の方々が主催したバーベキュー大会に参加させていただくことに。
容赦なく照りつける太陽、ジュウジュウ音をたてながらはじけとぶ肉汁、近くの川原で水遊びする若人達。
屈託のない笑顔で遊んでいる別グループの男女達を横目で見やりつつ、大学時代に無理して入ったテニス
サークルのことを思いだしながら、自らの人生を振り返る。
そういや彼等と同じようなシーンの中にその身を置いていた時期が、僕にもあったっけな、
確かにそこには青春の波動があった、甘酸っぱい幸せの欠片もあったような気がする、
だけどその輝きって奴があまりにもまぶしすぎて、僕はいつも目をつぶってしまっていた。
そう、ただそれだけのことなのさ…
「そうじゃないだろ。お前は眺めているだけで、結局なにもしようとしなかったじゃないか」
あっなんだこの声は? 頭の中に直接響いてくるかのようなこの声は?
「俺はお前の本音。言い訳という名の扉の奥でいつもお前が押さえつけている、いわば本当のお前自身って奴さ」
だ誰でもいい、せっかくのアンニュイな気分が台なしだ。一刻もはやく僕の頭の中から出て行ってくれ!
「行動一つできない奴が、なにかを手に入れようだなんて、ちょっと虫が良すぎるンじゃないか?」
やめろ、やめてくれ! 僕の幸せはあそこにはなかったンだ!もうそれでいいじゃないか!
「じゃあこっち側にはあるのかい?」
…え?
「お前がいう、その幸せって奴がネットの中にはあるのかい?」
そ…それは…
「そうやってお前はいつも自分を誤魔化すんだ。さあ、今日という今日はちゃんと答えてもらうぞ!」
あ、あわわ…
「さあ、言ってみろ! 結局ここには何があると言うんだ!」
「安らぎが」
………!
肩をポンと叩かれ振り返る、そこにはゴトウさんの笑顔が。
過去において、ここまで死にたくなったことって、ちょっと記憶にない。
<土曜:後半>
ガツガツと食いクピクピと飲んでいたら、案の定お腹がキュルキュル言い出す。
がここは二子玉川の川原、当然のごとく近くにトイレは見当たらず。
自ら腹がユルいと公言してはばからないユル仲間のサイトゥ君とともに最寄りの駅のトイレを目指す。
3分経過: 若干競歩気味になる。でもまだまだイケる。
5分経過: 太陽が憎くなる。
8分経過: サイトゥ君が喋りかけてきたらとりあえず殴りつけようと堅く心に誓う(彼もたぶん同じく)
10分後、全身を脂汗でびっしょりにしつつ、ようやくトイレに到着。が個室は一つ。ど…どうする!?
「ジャンケーンポーン」
二子玉川の片隅で絶望を叫ぶ。声も枯れよと必死に叫ぶ。
「助けてくださーい!」「僕を助けてくださーい!」
自らのアナルに向かって必死に懇願、両腕をパタパタさせて懸命に耐える。
あんなに5分が長く感じられたのは始めてだ。あまりの責め苦に気が遠くなっていく。
サイトゥ君が出てくるのがあと1分遅かったらマジ小用便器に緊急バラストばらまくとこだった。
で、サイトゥ君と入れ替わりで便所に入った途端、今度はそのとてつもない臭いのせいで気が遠くなる。
どこの化学工場の爆発だこりゃ。それに続いてなんたる屈辱、なんたる恥辱。生まれてきてから今に
至るまでダチのうんこの臭いを強制的に嗅がされるほど酷い罪を自分が犯したかどうかを懸命に考えつつ
神を呪いながらブルシット。用足しおわってズボンはこうとしたらお次はポケットのところにガムがペター
見た瞬間クケーとなる。全部サイトゥ君が悪い(ということにする)。罰が当たればいいのになと思う。(僕に)
5時間後、二子玉川の川原でとんでもなく酔いつぶれて寝ている(よくよく考えると川原で寝るって
すごいよな)彼を、孫の七五三を見るお爺さんのような視線で温かく観察しつつ、このまま放置した
場合の可能性について少し考察してみる。近くに威風堂々と立っているホームレスさんのテントが何故か
とてつもなく気になりだして仕方がない。
「おっと気づいたか兄ちゃんガハハハ」
「よっしゃ、そろそろ俺の出番だな」
「おっ山ちゃん、次いっとく? ガハハハ(尻をピシャピシャ叩きながら)」
「まあ兄ちゃん力ぬけや、優しくしてやっからよ‥っていきなりボーン」
「ムホー」
ホームレスさんに拉致られ、全身むかれたあげくワンワンスタイルのまま、身も心もボロボロに
されるサイトゥ君の姿が脳裏に浮かンだ。
煉獄と言うに相応しいその責め苦の中で悶える彼の為、なにか僕らにできることはあったのだろうか?
いや今更そんなことを考えても仕方がない、僕らは一つ一つできることから探していくしかない。
今はただ飲もう。仕上がってしまった彼のため、そして素晴らしきネットの仲間達のために。
<俺様レゾンデートル>
そいやサイト開設から今に至るまで、自己紹介のページって作ったことなかったので
ちょっと作ってみました。
*四国へ旅行に行ってきました
<1日目:高松〜高知>
朝5時半起床、この時点でとんでもなくやる気をなくす。というか帰りたい。旅出る前から帰りたい。
で、四国に着いたら着いたで大雨。早々と帰りたい。途方もなく帰りたい。
とりあえず飯でも食っていらだちを抑えることに。高松と言えばやはり讃岐うどんであろう。
やまだうどんというところでガツガツ食す。安い、はやい、ウマー!ってか普通、普通にうどん。
そもそもうどんにうまいもまずいもない、うどんはうどん、当然うどんの味しかない。
朝はやくからかきこみすぎて、せっかくのうどん全部トイレで吐いた。ひどい、ひどすぎる(四国が)
まずは最初の目的地である尾島山上水族館へと向かう。名前の通り、山の上にぽつねんとある水族館。
道中、水族館に至るまでの並びにある売店及びレストランがあますことなく閉店しているのを見てもう
駄目だと思う。とてつもなく東京が懐かしい。だけど水族館は開館してた。なんたる吉兆、なんたる奇跡。
サカイ君お喜びのテーマを頭の中で合唱しながら喜び勇んで鑑賞してたら突然電話。
「やあ。四国は今どうですか?」
「あー大雨ですね」
「そうでしょうそうでしょう。いま台風きてるらしいですからね。明日も雨らしいですよ、大変ですねー」
「大変ですよー、で、用件はなんでしょう?」
「嫌がらせ」(ガチャン)
帰りたい。一秒でも速く帰りたい。光の速さで帰りたい。
やさぐれて2時近くまで飲む。俺はもう駄目だ。
<今日のハイライト>
→ 踊れ踊れー(水際に爆竹を放りこみながら)
<2日目:高知〜松山>
昨日の天気とはうってかわって晴天。ギラギラと照りつける太陽に容赦なく突き刺さる日ざし。
とりあえずなにもかもが憎くなる。憎いついでにやつあたり、同乗者を容赦なく詰める。
「だからさ、なんでマジレスしちゃうの?」
「なんでバカみたいにヘラヘラ笑って誤魔化すことできないの?」
「ってかなんでVシネマツラなの?なんでVシネマなのに長渕に殴られないの?ねえ、どうして?」
たったの1時間で完全に口をきいてくれなくなった。
仕方ないのでラジカセと喋る。
僕:「生きてるってこと証明しなければ死んでしまっているのと同じなのかなぁ…」
ラジカセ:「みかんみかんみかん! みーかーん!」
発狂しそうだ。
高知のさいはてで見つけたまぐろカレーなる珍味が、今の僕の正気を支える唯一の絆。
<今日のハイライト>
いきなりこんなもん見せられるほうの身にもなってほしい。笑い死にするかと思った。
<3日目:松山>
昨晩は松山くんだりまで来てブックオフに入りびたり、高河ゆんのサイクランド発見してとてつもなく狂喜。
閉店まで立ち読みしてたら素晴らしく元気になってきたぜリザレクション、父さん今日はオナニーだ!
同行者に相部屋にするかシングルにするか聞かれたので「オナニーしたいのでシングル!」と男らしく即決。
俺様カッコいい。だれど思いっきりフロント前。俺様さいてえ、エヘヘヘヘ
ホテルマンにキチガイ扱いされるのは、6年前にアメリカへ行った際、ホテルのシーツ上にいつもの癖で
昨夜使ったエロ本を出しっぱにしてそのまんま仕事に行っちまった時以来。
帰宅後、完璧に整ったシーツと、サイドテーブルの上にこれ以上ないというくらいきっちり置かれたそのブツを
見たときは思わず気絶しかけた。
以降、僕が何頼んでもフロントのビッチ共はピクリともしやがらないというオモシロ現象が具現化。
日本に荷物送りたいって懸命に頼んだら聖書を黙って渡された。アメリカ人のやること全てが理解できない。
そんなことを思いだしつつ、フロントお姉さんの引きつった笑顔を眺めつつ、また一つ宝物のような心の傷を増やす。
で、次の日。起きたら起きたで昨日の天気に輪をかけた大晴天。いっそころせ。
とりあえずさっぱりしようということになり、道後温泉本館なるところで湯につかる。
ふぃ〜… ってか熱い、熱すぎる。10秒とつかれない。釜ゆでられた。
カラスの行水もどうかというほうほうの呈で逃げかえりその場であっさりくたばる。
あまりの暑さにまともな判断力を失い、遂には松山城見物などという健全なるオタクにあるまじき
まっとうな観光を敢行せざるをえなくなる。その延々と続くスロープにすっかり心をやられ、
挙句に松山城の最城郭から「おつかれサンボー!」と叫びざまスカイハイしたい気分に意味なく駆られまくる。
おみやげのまぐろカレーだけが今の僕の心の支えだ。
(松山城より城下を望む)
<3日目:夕刻>
帰ってきた。遂に家に帰ってきた。家の中くさい。だけど愛しき我が家。
「さあ、戻ってきただよ」 サム風に呟く。
バッグをあけたら、中に無造作に放り込んでいたナイスガイのボールペン君がまぐろカレーパックの
柔らかいわき腹にどこまでも深くくいこんでその周辺にカレー汁をおまきちらし遊ばせまくってた。
見た瞬間に室伏化、ベランダにバックごと放り捨てドカーン。60メートル!新記録!新記録です!
今は全てがにくい。俺だけが幸せになりたい。
<洗濯革命2>
ねえねえ。深く考え事してるときってさあ。
普段なら思いもつかないようなこと、やらかしちゃったりとかしません?ねえ?
例えばトイレで手を洗ったあと。
つい考えるのに夢中になって、蛇口閉めるの忘れるとか。(あるあるー)
例えばトイレで大をすませたあと。
つい考えるのに夢中になって、ブツ流すの忘れるとか。(あるあるー)
例えばフェラーりしてもらってるとき。
つい考えるのに夢中になって、出すものの色を間違えたりとか。(あるあるー)
ねえよ。(ただの夜尿症じゃん)
つまり、一つの事に集中しすぎると他のことがお留守になりませんか?というお話。
ところでね、この話しとは特に関連性ないんだけどね。
僕ンちの洗面台と洗濯機って、隣り合わせの位置にあるのね。
で、昨日の夜、歯ァ磨いてる時に、ちょっと考え事してたらね。
シャコシャコシャコ(うーんうーん)ガラガラガラのペッ
あ…!
とりあえず、そのまま回したゴゴゴゴゴ。
もうなにもみえないきこえない。
#今朝は洗い立てのTシャツで御出勤。
だけどほのかに嗅ぐわう加齢臭なスメルが僕的にはとてもイヤーン。