[MySelf]


4月1日

<本屋散策: 退行現象、いや回帰現象とも言うべきか>

で、けっきょく買っちまってやんのな。

 羊のうた(7)フィギュア付きVer

あーまったくザマァねえ。
(満面の笑顔で)



ついでにとてつもないものを発見してしまいました。

〜 高河ゆん「アーシアン」新装版1〜4 (最終話含む)〜

801という言葉すら知らなかった10年前に見て、恐怖と戦慄を覚えるとともに
その素人っぽさゆえの背徳性と叙情性溢れる絵に完全ノックアウトされたあの記憶がまざまざと…
あまりの衝撃に意識を一瞬失い、ふと気づけば全巻、脊髄反射ゲッツ。
ホントどうかしてる、魔が刺したとしか。

で、あらためて読んでみて、この同人フレーヴァー全開の作品が、
よりにもよって商業誌で連載されていたこと自体に今更ながら恐怖を感じる。
(ちなみにパタリロもどうかという内容だ)やー凄い。相も変わらず凄まじい。 
 


「挿入は なかったのですね」

しました!!

うむ、
男らしくてよろしい.

相手の方もバリバリのオスだったという、ただ1点を除けば。

いくら何でもヤバすぎる。
電波ゆんゆんの語源ってマジ「高河ゆん」からきてるんじゃないかっていうくらいヤバい。
と同時に、今でもこの作品を軽々と受け入れることができる自らの業の深さに少し涙する。

何故? 何故「がゆん」が描くストーリーとキャラはこうまでも僕のハートをわしづかむのだ?

てかね、なんかね、ちょっとね。 …しょっぱいの。
涙、というよりも。 今まで通ってきた道のりが。つまりは人生そのものが。
塩っぽいっス。なんだかソルトな感じがする。
(ソルトだけじゃなくてケルトも好きだよハッハー 痛たたたたたたた…



シャア曰く「認めたくないものだな…。自分自身の…若さ故の過ちというものを…」
 
これさ、若さ故とかじゃなくて未だに間違ってる場合はどーすんの?ねー 教えてー誰かー!


4月4日

*「社畜最強伝説」 新人クン受難編


<ケース1>
部長さんが意気揚々と朝の挨拶をしているところへ、新人クンが遅刻出社。
「すいません遅刻しましたァ!」と勢いよく走りこんでくるその手をガッと掴みカウンター一閃。
部長渾身のパワースラムが炸裂し、新人君軽々と宙を舞う。そして決めゼリフ。

「もう会社にこなくていい!」

彼はそのまま病院に運ばれ、次の日はフィジカル的に来れなかったという。


<ケース2>
ちょっと小生意気系入った新人OLさん。自らのアイデアを実績なしで通そうと躍起になる。
それにカチンときたのかベテランAさん反撃開始。徹底的な理詰め攻撃で相手の主張をことごとく撃破。
加えて言葉攻め。そのあまりにもあんまりな罵倒攻撃に新人さん悔し涙。それでも続く屈辱的集中砲火。
ついに新人さん、耐性限度を超えて発狂、すかさずビンタ一閃! 
が、Aさん、そのビンタをなんと左手でガード、返す右手でこともあろうに彼女を張り手!

「何一つさせないね!」「お前なんかに何一つ自由にさせないね!」「何一つやらせないね!」

この男に一生ついていこうと思った。


<ケース3>
配属したての新人さんに試作ボードのハンダづけをさせる。
完成したというので見にいったら芋ハンの嵐。電源グランド導通しまくりでどうしてくれようかと思う。
言い訳したそうな眼をしていたので一言だけしゃべらせてみた。

「自分… 不器用ですから…」

そのまま恥ずかしそうに目を伏せたので、とりあえず耳毛をひきちぎった。


4月6日

<週末ニッキ:1日目>

久々に打ちたくなったのでバッティング・センターに行く。
ちなみに告知らしきものをしてみたが軽々と1人だった。寂しくなんか、ない。
来たメールが「エロエロ隊会員の皆様へ」とかいう腐れ宣伝メールだけだったとしても
寂しくなんか。ない。

で、早速打つ。

・120キロ:
 1球たりとてかすらない。

・90キロ: 
 1球も前に飛ばない。「スロォボール」とか書いてある看板が惨めさに拍車をかける。

・70キロ: 
 たまに当たってもせいぜいが自打球どまり。
 横のレーンで打ってる小学生(低学年)のガキはバンバン飛ばす。
 「超スロォボール」とか書いてある看板が殺意をそそる。

そして打ち終わって、鬱。
このサイトを始めた頃のテンションを思いだした。負け犬の味というか。

#口の中がジャリジャリする。寂しくなんか。


<週末ニッキ:2日目>

草野球はグラウンドコンディション悪化のため中止。
筋肉痛でだるだるになった両腕をフル稼動させて、ただただチンコをこするのみ。

そんな週末、そんな日常。

寂しくなんか。 ない。


<週末未来ニッキ:3日目>

やる気ナッシング率120%に達したので明日は休日とする。

そんな日常、そんな人生。

あー人生チョロすぎる。何故か? 良いスメアゴルだからだ。良いスメアゴルだからだ。

お腹をだして無性にジタバタしたい気分で一杯。明日も良いスメアゴルでいたいと願おう。
いとしぃシとォ、いとしぃシとォォ(床に飛び散った自分の精子をペロペロなめながら)


4月9日

ここ2ヶ月、やけに電話料金が高いことに気づいた。

我が家のネットワーク環境はISDN回線をベースにi-PLAN(指定電話番号に限り15時間まで定額)
の組み合わせで大体月¥8000〜10000くらいの筈なのに、ここ2ヶ月はいずれも¥15000
を超えているのである。これは一体どういうことだ? 明らかに尋常ではない何かが発生しているとしか
思えない。

そもそもISDN自体が今では時代遅れのプロトコルらしく、つい最近までそのことを知らなかった
私がある会合で「我が家は64Kなんですよワッハッハ」と周囲にどうだなかなか凄いだろう的アッピールを
したところ、即刻全員から白痴扱いされたあげくの果てにADSLたる意味不明な言語を聞きたくも
ないのにむりやり講議されてしまうという、何も知らないお嬢様に家畜人ヤプーを朗読させるのにも
等しいほどの辱めをうけてしまい、私は怒髪天を突いたまま帰宅。即NTTに電話して貴様等みじめな
木っ端役人共が興した官僚主義の固まりであり我大日本帝国の自由民主主義を妨げる一番の先兵でもある
ところのおこがましくももったいなくも卑しくもゴミの如き会社風情が提供可能なこの世でもっとも速い
回線とは何かと問うた。

「ハァ、それはB・フレッツですかねえ」 
「なに?B・フレッツとな?してそれは何者だ?」 
「その、何者と申されましても‥光回線だとしか答えようがないですなあ」 
「なに?光だと?うむ光というからにはライトセイバーのようなものか?」
「ハァお客さまの仰ることはいちいちわかりかねますなァ」 
「なにを言うか阿呆。バカにするな光が一秒間に地球を7回り半することぐらい私だって知っているわ。
 つまりそれほど速いということだな?」 
「いえお客さまそもそも光ファイバーと言うのは…」
「やかましいわ税金泥棒が関の山の木っ端役人風情からレクちゃあして貰おうとは微塵も思わんわ。
 よろしい!即座にその回線を提供せい!」
「ハァ、それではお客さまの電話番号と住所のほうを‥」 
「うむ、***の***だ」 
「おや、お客さまはアパートかマンションにお住まいで?」 
「それがどうした?」 
「ハァお客様まことに残念ながら集合住宅に光回線を引くには管理組合の承認が必要でしてェ。
 故にとっととお顔を洗って出直してくるがよろしいのでは?ハァ〜貧乏暇なし虫けらがァっとくらあ
 (ガチャン!)」

この対応にますます激昂した私は返す受話器でマンション管理組合に電話。
カッカしながら上記の旨を問うた。

「おやおや、組合では丁度それに関する緊急議案が出されたところでして。いいタイミングですな」
「何?緊急動議とな! で、それは何時頃決定するのだ?」
「おやおや、気の速いことで。そうですなあ、速ければ来週の頭にでも‥」
「来週の頭だな、了解だ!」

ところが2週間たっても3週間たっても何の音沙汰もなし。
ただでさえ短気なところへもってきて、田嶋陽子もどうかという瞬間湯沸かし器っぷりを常にいかんなく
発揮している私は、当然のごとく激昂しながら管理組合に再び電話した。

「おやおやサカイさん、丁度いまそれに関する特別議案の審議が終わったところでして」
「うむ!で、審議は!」
「マンション全体でアンケートをとったところ」
「うむ!」
「大多数の方が興味を持たれましてぇ」
「うむ!では導入か!」
「組合としてもその点を大いに鑑みてぇ」
「うむ!うむ!」
「慎重に議論し、決をとったところォ」
「よし!審議が通ったというわけだな!では導入は何時から…」
「もう少し待てばもっと安いのが出てくるのではないかとの結論に達し今回は見送りということに…」

うむうと唸ってあまりの怒りに気を失った。

目が醒めてからもひたすら猛り狂っていた私だったが、このまま激昂していても事態は一向に改善
されないばかりか、相変わらずあの木っ端役人共の巣窟たるNTTから身に覚えのない料金を延々と
屈辱的に徴収されるだけであるという事実にはたと気づき、仕方なくもう一度NTTへ電話することに。

「…ということであるからに、この明らかに尋常ではない料金の不等な徴収はどういうことなのか
 私は断固として糾弾…」
「お客さま、少しお待ちくださいませ。只今お調べしております」
「う、うむ」
「お待たせしましたお客さま」
「うむ」
「お客様が御指定になったi-PLANの電話番号はまったく完全にと言っていいほど使用されていませんが」
「なんだと?そんな筈は… あっ!」

わっわっ思いだした思いだしたそう言えば2ヶ月程前にもう9年使ってやっているにもかかわらず一向に対応
が良くならないあの糞プロバイダであるところのリムネットがもはや少数になった常時接続設定のかやの外で
あるダイヤルアップ接続電話番号をいきなり変えるとか抜かしだしたが事の始まり、まあそんくらいならいいだろ
と思っておとなしく従ってやったが100年目! はっと気づけば無駄金むさぼりとられるわ睡眠不足になるわ
足がやたら臭くなるわ異常にウンコしたくなるわでこの有り様だくそリムネット殺す!いやしかしその前にこの
事態を何とか改善せねばなるまい、まずはこのオペレイター子娘とねごしえーとすることを優先させねば…
おのれ、この屈辱は100倍にして返してくれるぞ覚えておけよリムネットくわ!

「あいすまん、その指定番号を変えたいのだが」
「はい了解いたました20日締めなので変更は21日からとなりますがよろしいですか?」
「なんだと?じゃあ変更しても21日まで有効にならないのか?私はそれまで高い料金をとられ続けるのか?」
「はい左様で」 
「ムキー!じゃあじゃあ!じゃあi-PLANなんてヤメンコフだムキー!フレッツだ!ISDNだ!どうだよく
 調べているだろうこの子娘が」
「左様ですか、お客様、どうせならADSL回線の方がスピード的には得ですが」 
「何?そうなのか、それはもしかしてブロードなんとかとかいうヤツだな、うむ12M?よく分からんが
 32Kよりは凄そうだ、何せ聞いたことのない単位だからなMというのは。よっしゃ。じゃあそれにしてくれ、
 うむなかなか気のつく子娘よの貴様は」
「ではISDNは解約ですね」
「うむ解約してくれ」
「分かりましたそれではこちらからFAXをお送りしますので必要事項を書いて返信を…」
「なんだと?解約はFAXじゃなきゃできないのか?この電話では駄目なのか?」
「はい左様で」
「加入するときは電話で出来て、解約するときは駄目だと言うのか!」
「はい左様で」
「ムキー!なんでいつもそうなんだ!なんでそんなに面倒くさいんだ!」
「あいまことに申し訳ございません、決まりなもので」
「また決まりか!いつも決まりか!永遠に決まりか!決まりがそーんーなーにー好ーきーかー!」
「あいまことに申し訳ございません、決まりなもので」
「くそう流石木っ端役人企業、何を言ってもぬかに釘とはこのことか。分かった、じゃあ家に帰ったらFAX送る」
「お客様、弊社の営業は17時までですので」
「ムキー!じゃあアレか!たかがフレッツADSLに加入するのに会社休んでFAX送って解約手続き完了
 してそのあと申し込みして…とかやんのか舐めんのもいい加減にしろこの売女!淫売!パイパン!」
「お、お客様!おちついてください!」
「これが落ち着いていられるかFUCKならまだしもよりにもよってFAXだと!この忙しい最中のどこにそんな
 暇があるというんだこのクラミジアが!これがNTTかこれが民営か!この歩く独占禁止法違反野郎が!だから
 NTTは会社分割化されるべきなんだ!もっと細かく細かく細かく細かく陽子よりも原子よりも分子よりもアキョー!
 やあやあ者共出会え出会えこの民官の皮をかぶった木っ端役人共の巣窟を今こそ侵略し蹂躙し殲滅せしめん!いざ!」
「わわわわ私だって一生懸命やってるのにやってるのにこんなに一生懸命やってるのにうううううわーん」
「ああああこれはいかんこれはいかんまあ落ち着きなさいお嬢さん落ち着くがよいぞよ、いんぐりゅしゅで言う
 ならばていくイットいーじであるぞよお嬢さん」
「わわわ私いつもこんなお客さんばっかこんなお客さんばっか!わーんもう辞めたいようこんな会社、
 愛ほしいお金ほしい家がほしい私だけを見てくれる旦那さんが欲しい別にその人は(ヒック)
 カッコよくないけどでも(ヒック)それでもいいの(ヒック)」
「うむ、で、あるか、うむ。きっとその恋は上手くいく、君は絶対幸せになれるうむ、コンドームに穴を
 空けとくとより完璧だ、うむ」
「そ…そうですかあ(ヒック)本当ですかあ(ヒック)」
「うむ、落ち着いてきたようだな。良かった良かった」
「左様ですか(ヒック)左様ですか(ヒック)」
「うむ、では多少落ち着いたところでこちらも理路整然と話すのでそちらも落ち着いて聞いてほしいのだ、
 よろしいかなお嬢さん?」
「了解いたしました(ヒック)了解いたしました(ヒック)」
「うむ、実は今仕事が非常にビジーな状態でありかつ様々な業務が色々な分野でコンフリクトしつつあり、
 つまり、つまりだな。簡潔に済むことは簡潔に済ませたいという事なのだよ、其の方がお互いに得だろうし
 時間の節約にもなるし、なあ、そうだろう?」
「はい(ヒック)分かりました(ヒック)」
「おお、分かってくれたか! では用件のところに戻って始めるぞ。 良いかな?」
「はい、承ります!」 
「うむ!うむ! …実はな、ADSLに加入したいのだが」
「はい了解いたしましたお客さま、それでは現在ご契約になっているISDNを解約するためこちらにFAXを…」


受話器を叩きつけて電話ごと燃やした。
さらばインターネット。


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