[MySelf]


9月3日

NO-FUTURE IS NO DEAD!
とか、そンな感じのテンションでバシバシいきたいわりにはあっさり入院こいてましたハイ。
というわけで、ワクワクどきどき入院日記。


8月25日(金)
 あまりにも調子が悪いので診療所に行く。
 尿・血液検査後、あっさり医者から入院を告げられる。

 「え?いつからですか?」
 「うん今から(満面の笑顔)」
 「え?原因は何ですか?」
 「うん、よくわからない。たぶん腎臓か肝臓系(満面の笑顔)」
 「そうっスか」
 「そうっス(満面の笑顔)」

 はい入院決定。その場から紹介してくれた病院に直行。
 その日は体中いじくりまわされる。
 夜、キチガイのような痛みが右脇下腹部から発生。
 イタイよイタイよ言ってたら、尻に指(つーか拳?)をつっこまれて強制的に
 アナル拡張プレイされた上に、極太の注射を肩にぶちこまれて、あっさりくたばる。

8月26日(土)
 朝、担当の先生がやってきて、病気の説明をしてくれた。

 「要は単なる盲腸なンだけど、膿が爆裂して腹腔中にちらばってしまったので、
  ちと面倒臭くなっちゃったね残念、だから今日手術。おーけー?」

 すでに抵抗する気力もないほど弱っていたので、素直に”あい”とうなずく。

 昼頃、手術開始。部分麻酔だと思っていたのに全身だったので、ますます弱る。
 夕方頃、手術終了。
 自分の姿を冷静に観察してみる。鼻に管がささっていて、すごく苦しい。
 下腹部からも管がでていた。
 トイレに行きたくなったらどうすればいいですか?と聞いてみたら、そのままで大丈夫よ
 という、死ぬ程イヤな返事が返ってきたので。おそるおそる息子に触れてみると、
 案の定、チンコの先に管がささっていた。その事実を知った瞬間、あっさりとくたばる。

 夜、鼻地獄。管がささっているので鼻がかめず、ズルズルと口におりてきて息ができない。
 ホントにホントに駄目です死にます、と泣きわめいたら管をはずしてくれた。
 先端は胃まで達していたらしく、抜く時がまた地獄、いやマジで地獄。

 この日一睡もできず。

8月27日(日)
 手術が極限まで体力を奪ったようで、まったく動けず。
 この日は咳地獄。
 全身麻酔だと、咽に痰がからんで咳がでる、という後遺症に悩まされるらしいのだが、
 少しでも咳をしようものなら、気が狂わんばかりの激痛が下腹部を襲う。
 ホントにホントに駄目です死にます、と泣きわめいて一日を過ごす。
 この日も痛みで一睡もできず。

8月28日(月)
 相変わらず咳地獄。
 とりあえず立って自力でトイレに行けるようになったので、チンコ管をはずしてくれる事に。
 抜く時、すごくイタくてビックリ。痛みにビックリしたのは、はじめての経験。
 なンつうの内部から強引に皮ごとひっくりかえされるカンジ?どうでもいいやとにかく痛い。
 でも少し体力は戻ってきた。入院してからというもの刺さりっぱなしだった点滴がなくなった。

8月29日(火)〜8月31日(木)
 除々に復活。あとすごく暇。
 朝6時に起き、夜9時に寝る、という規則正しい生活を余儀なくされる羽目になる。

9月1日(金)
 腹から生えていた管が抜かれた。
 ホントにポンってかんじで麻酔も何もなしにぞんざいに抜かれる。
 またコレが痛かったりする。
 でも痛いのはコレが最後らしい、少し安心。

9月2日(土)
 抜糸も少しイタい。先生の嘘つき。

9月3日(日)
 逃げるように退院。病気はホントにホントに苦しいですマジで。


9月6日

強制入院などという貴重な体験もした事だし、その中のネタを一つ。

全身麻酔で手術を行うと、次の日はマジだるだるイタイタ地獄モードで身動きすら
ままならない訳ですが、この状態が長く続くと今度は”立つ”という気力が萎えてくる
らしいので、看護婦さん達はダルダルなミーを無理矢理にでも立たせようとします。

一言。「立たないとチンコについてる管、抜いたげないよ!」

20〜24ぐらいの子娘にこンな事言われた日にゃあ!
いや、それでも立つ気にならないのですが。

それでもチンコ管、抜いてほしい一心でチャレンジする訳です。
いうこと聞かない体を必死にずらしながら、立ち上がろうとした時、何故か頭に浮かんだ言葉。

”こいつ‥動くぞ!”

- ガンダム大地に立つ -
そのまンまのシーンを自らの体で再現し、無事たつ事ができた瞬間、思わずガイーンと
擬音をくちばしって看護婦さんにヘンな眼でみられたのはこのボクですハイ。

でもチンコの先からはく〜だがぷ〜らぷら〜♪

この上なく最悪な気分になったのはいうまでもありません。


他に思った事として、かなり精神が鬱状態だった時に、こンな事になった訳ですが、
肉体が最悪な状態になった時は、逆に鬱になりませンでした。

だって。

勃起とかは当然として、メシを食うとか、小便するとか、咳をするとか、息をするとか、
寝返りをうつとか、体をかくとか、鼻くそほじるとか、考える事すら、まともな体力が
なければできないンだもンなあ、マジびっくりです。
普段、当たり前のようにやっている事が、いかに病人にとっては当たり前でないかを強く認識しました。

今は、普通の生活がおくれるようになった事に対して、素直にただただ嬉しいのです。
たかが急性盲腸 + 腹膜炎でエラい騒ぎですが。


9月10日

手術後、7日程たつと、かなり体が復活してきます。
発病以来、初の朝勃ちをむかえ、ああボクは大丈夫だったンだ生き残れるンだよう
などと勝手に感動し、喜びにうち震えたり大地に感謝したり月に祈ったりするワケですが。

ちょうどこの時期にお見舞いにきてくれたダチがいました。
またソイツが絶妙なタイミングの見舞い品を持ってきてくれまして。

うんエロ小説、フランスなんとか系。
”誰が美人妻をマゾにしたてたか”とかいうヤツ。
タイミング、タイムリーすぎます。

すげー嬉しかったですけど、同時にすげー悲しかったです。
ここは病院ですよ、6人同室ですよ、仕切りは薄いカーテン一枚ですよ、
しかも隣は”うううかかかくくくくるしい”などと連呼しているおじいちゃンですよ。
そして看護婦さんは割とよく巡回にきたりしますよ、どうしろいいますかこのボクに?

非常に困ったワケですが。

今までのツケもあり、息子が元気で元気でどうしようもない。
そして病人なので、寝てるしかない。
となると、やる事は一つしかないのですが、その為の作業が非常に困難であると。

生き地獄ですマジで。

でも僕は、この不可能ともいえるミッションに果敢にチャレンジしました。


*作戦1:
 作戦決行時間:午後3時。
 方法:とりあえずストレートにシテみる。
 結果:看護婦さんの検診タイミングと重なり、ひとこすりで断念、

*作戦2:
 作戦決行時間:午後9時。
 方法:トイレにこもってシテみる。
 結果:便座に座る体勢そのものが傷口に負担を与え、それどころじゃない。

*作戦3:
 作戦決行時間:午前2時。
 方法:この時間は見回りがないので、再びストレートにシテみる。
 結果:横向きになるとイタいンで、仰向けになったままフンハフンハといたす。
    フンハいたた、フンハいたた、むう。
    ひとこすりの度にわりと傷口にひびく。
    しかし、それでもめげずにフンハいた、フンハたた、ふんっフンっ!
    むう脳内想像力が上がってきたあ、おお高くもっとたかあく。

    うぐぐぐぐぐぐぐぐぐ…(ゲージ上昇中)
    隣のじいちゃン:”うううくるしいよう”
    しおしおしおしおしお(ゲージ急降下)

 結論:無理
 
マジ最悪です。コケないとなると、考えるのはそればっかで、もう何やってても
考えるのはソレばっかなのです。
ああマジ死んじゃうホントに死にます、と泣きわめいてその日をすごすしかないのですよ。
ああ、ああんジーザス。


「で、そンな状態が3日も続いたらボクのリビドーは完全に消滅していた、というワケさ」
「へえ、そうなンですかあ先輩。マジ大変でしたね」
「ウン、どのくらい辛かったかなンて、性的衝動行為が異なる種に属する君には理解しにくい
 だろうけどホント辛かった。でもそれを乗り越えた後の開放感、このクリーン感ほど清々しい
 感覚もそうはないと今は断言できるね」
「そ、そですか。ととりあえず良かったじゃないですか元気になって」
「ウンありがとう。ところで今日はこの僕に相談があると?」
「そうなんですよ、実はですねえ…」
「ストップ」
「え?」
「僕に相談を投げかけるにしてはだ。今の君は嘘の衣をまといすぎている」
「は?」
「そのような十字架を背負って、この僕に何を問うというのだ」
「せ、、せんぱい?」
「さあ一刻もはやく君と僕との間に存在する壁を取り払うのだ。さあさあさあ!(びりびり)」
「あっ…!やっ、いきなし何するンですか、先輩!」
「今の僕に性的衝動および興奮はないと言っただろう、さあ思う存分フリーになりたまえ(びりびり)」
「やめてえ!わたし帰りま…」
「俗物が!」
あギいっ!
「いいかこれは君自身の為なのだ、ギアはトップでも心はニュートラル。わかりますか(びりびり)」
わからねえよ
「そして伐採伐採抜刀斎、君のジャングル、抜刀斎(ぞりぞり)」
イヒャい! ツンツンに!ツンツンに!
「僕のチンコもツンツクツン!

つまるところ、剃毛の後を見て、こンな事を考えているミーは頭おかしいでしょうか?


9月15日

近々、挙式予定の友人から下記のようなメールを頂きました。

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サカイさま。
お体の調子はいかがでしょうか?

先生に、2次会の司会お願いしておりましたが大丈夫ですよね?
友達の少ない私としては先生以外に頼る人がいません。

でもって、来週あたりにどう進行するかの打ち合わせをしようか
考えてるけど先生のだめな日ってありますか?

ちなみに女性側の司会は***さんです。

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わお、本気だったンですかアレは。
素で忘却の彼方でした。

しかしミーも偉くなったモノです。結婚式の2次会の司会ですか。
合コンでの挨拶ですら、”あああはじめましてボクさがいってえ舌かんじったグふふ”
程度にしかこなせない僕が2次会の司会ですか。
むしろ頼むほうがアタマおかしい思うのは、ミーの気のせいではない思うのですが。

でも…でもですよ。
こンなにも情熱あふれるお願いに対して、それをないがしろにする事など、
男として、漢として、ガトー様崇拝者として、できるワケなどありません。
心から誠意と愛情を込めた返事を、お返しさせていただきました。



サカイです。
火、水、木と出張でした。でもって今、休出しているわけです。
この状況に対して非常にムカついているワケですコレが。

あれか?てめえは今あれか?
おねえさんと二人でまったりしながらあんなコトこンなことしてンのかようッ
そそそそンでもってそってンだろ、て剃毛プレイとかしてンだろッこの変態キチガイッ
みせてくれねがッおおオレっちにもみせてくれようっ変態同士ようっ!

> > ちなみに女性側の司会は***さんです。
> >
女性側の司会が既婚者じゃあ意味ねえったらありゃしません。
貴様はこの事実をどうお考えですか。

あと、あとですね。
ボク質問があるのです。すごくすごく不思議なのです。
おねえさんの胸の形が、いつも会うたびに微妙に違うのです。
不思議で不思議で夜も寝れなくて、ついあンなことこンなことしてしまうのです。
先生、どういうことなのでしょう?これが女体の神秘なのですか?
おしえておくれようッ、そそそそンでもって、おしえておくれようッ

そンでもって、おねえさんはあるがままになる、というワケです。
人間あるがままが一番うつくしいのです。ラブ&ピースなのです。
だから今度会ったときに、おねえさんの胸の規格が実際と明らかに違っていたら
あるがままの証明です、そりゃあもう容赦しませン。するかよッ容赦なンざようッ
思う存分もみしだくッ!そりゃあもう容赦しませンもみしだくッ!

そンでもってボクはパイパンマニアとみえっぱりおねえさんの変態カップルを
心から祝福するというワケです。

コングラッチュレーション、そしてプロージット。
勝利と栄光を君に。



#そンでもって”死ねキチガイ”みたいな返答が返ってきたら、
 割とミーのおもうつぼなのです。


9月29日

この前うちの妹が、飼い犬に「お前ネクロフィリアまさかいないよね!」
とか話しかけているのを目撃しました。救いがたいバカですマジで。
このバカにフィラリアをネクロフィリアと教えたどっかのキチガイを殺したいです。
それはボクだけどネ、まあいいねどうでも。

ところで結婚式披露宴の司会をやらなければいけない羽目になりました。
で、あれって、接吻うながさなきゃいけない場面とか、お約束で入っているじゃないですか。 
あれさ、みんな、マジどーしてるの?

ってかさ、かってそういう場面で「キ〜〜ス!キ〜〜ス!」ってやるところを
「ちゅう!ちゅう!ちゅう!」ってやっちゃって、全然普通のオッサンに素で
ネズミかよボケが」って真顔で突っ込まれた哀れな男をボクは知っているンだよ!
ほんとうに悲惨だったンだよそのシーン!突き放したような視線がマジたまらなかった!
あンなふうになるくらいなら… うわっうわっうわー、司会やりたくねー、




そんな感じで僕は日々平穏にすごしていますよ、父さん母さん、心配しなくても大丈夫!
だから、もう、さりげなくツヴァイの案内書とか送ってくるのヤメてください


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