混沌の廃墟にて -10-

Sing a Song

1988-10-07 (最終更新: 1996-09-25)

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いきなり本題からそれて雑論から入るが、ワープロで通信している人の中には 2バイト系の文字の途中で1バイト系の文字コードが現れると、強制的に改行され ることがあるらしい。例えば

最近は computer music の話題も定常化しつつ

という文章が、

最近は
computer music の話題も定常化しつつ

と表示されるそうだ。これを避けるには全部2バイトコードで統一して書けば いいのだが、COMPUTING AT CHAOS RUINSと書くと私の 環境ではやけに横幅が取られてバランスがよくない。

本フォーラムではワープロ通信している人も多分パソコンへ転送してプリンタ に出す程度の手段を持っているだろう…と勝手に決め付けているわけだが、文字 コードの切り換えは、あまり気にしないでいいことにしよう…と書き始めてちょ っと考えてみると、私は電子会議の内容をプリンタ出力したことがない。いや、 そもそもプリンタがない。手元にあるワープロとパソコンのデータを変換したこ ともない。言ってる側からこれだから難しい。(*1)


さらに本題からそれるが、bitという雑誌にナノピコ教室というコーナーが ある。この本は FPRG (ほら、つい使ってしまった)会員の皆さんにはおなじみか もしれない。毎月問題が出るのだが、最近の問題で「電話で3人でジャンケンをす るにはどうすればよいか」というのがあった。題意の解釈までを問題とすると親 切な注釈まで付いている。

なぜ2人でなく3人なのか説明すると、出題者の論理によれば2人なら掛け声でも 合わせてエイヤッと「グー」「チョキ」「パー」を同時に言うことにすればなん とかジャンケンになるだろう、という話らしい。2人でジャンケンできるのなら、 2人ずつ計3回ジャンケンをして一番多く勝った人の勝ちにすればよさそうな気も するが、まさか題意はそんな安直ではないと思う。

ところでジャンケンというのは引き分けという場合があるので、3人でジャンケ ンをする時には、だれか2人でジャンケンをして引き分けなら残りの1人が勝つと 決めれば一度の勝負で必ず決着がつく。これだと引き分けでやり直すことがない のでスピーディだ。

問題を少し変えて、「FPRGのリアルタイム会議に10人が参加している。この中 から一人だけを無作為に選ぶにはどのような方法があるか。」とでもすれば、や や現実的である。


最近は computer music の話題も定常化しつつあるが、ごく最近「歌詞とメロ ディを与えて歌うようなプログラムを作れるか」と質問された。すぐに実際に作 らなくてもよい状況だったので「作れる」と答えたが、これはやや楽観的である。 歌を歌うというのは音程通りに発音するだけではなく、感情を込めなければなら ない。それは難しそうだが、やっぱりできそうな気もする。


補足

(*1) プリンタによっては、1バイト文字コードが2バイト文字コードの半分の幅になら ないため、そのような結果を勝手に想定した文章だと、プリントすると期待通り の出力が得られないことがある。


        COMPUTING AT CHAOS RUINS -10-
        1988-10-07, NIFTY-Serve FPROG mes(?)-262
        FPROG SYSOP / SDI00344   フィンローダ
        (C) Phinloda 1988, 1996