平成20年 横浜市消防操法技術訓練会

開会式 平成20年の横浜市消防操法技術訓練会が絶好の天候に恵まれた、10月25日(土)に横浜市戸塚区の消防訓練センターにて実施されました。
横浜市内から集った消防団員の数の多さにまず驚きますし、そして各団の操法メンバーだけでなく支援する団員達の熱気にも圧倒されました。
開会式では昨年最優秀賞を獲得した栄消防団より、優勝旗の返還です。
今年もこの優勝旗を持ち帰りたいと、選手一同心に思ったことでしょう。

標的を落とす 消防団の部には横浜市内各消防団から21代表が出場し、日頃の訓練成果を競い合います。
栄消防団は、4つの分団から構成されており、毎年順番制で代表を出しています。
今年は第二分団が当番の年です。
夏場からの操法訓練の支援で何度も訓練内容は確認していたので、操法メンバーのスキルにはある程度自信があったのですが、他の消防団の操法を拝見するにうちに「かなりハードルが高い」と感じました。
操法メンバーも順番が近づくにつれて段々と緊張感が高まっているのが感じられました。
栄消防団の順番は後半だったのですが、順番待ちの時もメンバーを普段通りに落ち着かせ、励まし、元気づける団本部の方々や支援のメンバーの姿が印象的でした。

筒先員交代 昨年から審査方法が大幅に変更になり、神奈川県の小型ポンプ操法を基本とすることになりました。
コース分けも変わり、2隊ずつコースを変えて11組に分かれての操法となりました。
選手たちは、順番待ちの時の様な緊張感は意外となく、落ち着いた態度で臨めたように見受けられました。
また事前の方針通り「闇雲にタイムを狙うのではなく技術点で高得点を狙う」内容で、素人目にも上出来の操法でした。
操法終了後のメンバーもやるだけの事はやった達成感からかすっきりとした表情に見受けられました。

表彰式 放水タイムは40秒が満点で、1秒超える毎に1点減点されます。持ち点は20点です。
収納は無くなったのですが、審査項目も大幅に増えた上に厳しさを加えました。
結果発表までの待ち時間は操法の内容についてお互いに批評しあっていたのですが傍目にも高得点が期待出来る内容に支援のメンバーも自信があるようでした。
そして結果は第四位の優秀賞となりました。
結果発表では普段通り(もしかしたら普段以上?)の出来に期待感がかなりあったようですが、タイムが短縮出来なかったのがやはり得点に響いたようでした。
操法メンバーもそれは自覚していたようで謙虚に反省することしきりでした。

記念撮影 技術審査の減点もほとんど無く、総得点は83.5点の高得点です。
最後に「団本部の方々や支援のメンバーに優秀賞がお返し出来て本当に良かった」という操法メンバーからの感謝の言葉が強く印象に残りました。

平成20年度の総合成績は、下記をご覧下さい。
pdf平成20年度横浜市消防操法技術訓練会総合成績

本記事を書くにあたり、第二分団の的場さんに当日の様子を取材して頂き、画像は第三分団の菅原さんより提供して頂きました。
誠にありがとうございました。


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