2005年 震災対策訓練

整列 2005年8月21日(日)、旧豊田高等学校の敷地を拝借して、大規模地震を想定しての栄消防団震災対策訓練が実施されました。
猛暑の日が続き、30度を大幅に越すこの日、栄区内各地から約150名の消防団員が集結しました。

来賓の皆さん 今年初めての試みとして、区内の各町内会、自治会長さん宛に訓練見学のご案内を出させて頂きました。
そうした所、最近地震が頻発していることもあり、吉久保栄区長をはじめ、多数の皆さんが見学に来てくださいました。
少々緊張しますね・・・・。

略式通常点検 集結を完了した団員達は、飯島栄消防団長による略式通常点検を受けます。
訓練開始に先立ち、装備に危険な箇所が無いか、厳しく点検されます。

訓練開始 今年の想定訓練は、大震災が発生し建物火災が起きるとともに、家屋倒壊により人が中に閉じ込められたとの想定のもと、(1)遠距離送水、(2)障害物の除去、(3)要救助者の救出、(4)照明操作、(5)要救助者の救護を同時進行で行います。
実戦的な訓練の為、団本部からの細かな指示は無く、各分団が独自の判断で役割分担を考えて訓練に臨みました。

障害物の除去 障害物の除去では、障害物に見立てた丸太をチェーンソーを使って切断します。
この場合、チェーンソーの刃は下からあてがわないと挟み込んでしまう可能性があります。
こうした細かなことは指示されないので、日頃の注意力が試されます。

照明操作 震災はいつ来るか判りません。
勿論夜間に起きることも十分に考えられます。
また、その際停電は免れないでしょうから、照明の確保も大変重要です。
発電機と投光器により照明操作を行います。

要救助者の救出 倒壊家屋から要救助者を救出する為、油圧ジャッキを使って隙間を作ります。
出来た隙間にチェーンソーで丸太を切って作ったころを入れて行き、倒壊物を除去します。

組立て式タンカ 倒壊物を除去し、要救助者を救出できる状態にした所で、組立て式タンカに乗せて救護所まで搬送します。

心肺蘇生法 救護所では心肺停止状態の要救護者に対して、心肺蘇生法を実施します。

栄消防団では毎年2月に心肺蘇生法の講習会を行っており、各団員ともスムーズに実施していました。

遠距離送水 一方、遠距離送水の方は建物の北回りと南回りの2つのコースから各々3台のポンプを連結し、約20本のホースを使って送水し、放水を行いました。

栄区内には自然水利から離れた場所や、高低差のある場所、通路の狭い場所等が多数あるため、本当に実戦的な訓練ができたと思います。

遠距離送水2 今回の訓練では、自分自身も訓練に参加していたため、画像は広報委員である吉澤さん、臼井さんから提供して頂きました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。(^o^)//


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