2002年 震災対策訓練

震災対策訓練00 2002年8月24日(土)、栄区上郷町の上郷六反町公園周辺において、大規模地震を想定しての栄消防署、栄消防団合同の震災対策訓練が実施されました。
震災により消火栓が使用出来ないことを想定して、柏尾川の支流であるいたち川より取水しての消火訓練です。
昨年の笠間町での訓練に引き続き、公道を使っての訓練となりました。
画像は、訓練の開始に先立ち、挨拶される、栄消防団の飯島団長です。

震災対策訓練01 訓練には、栄消防署及び栄消防団から4つの分団全てが参加しました。
上郷六反町公園に集結した消防団員と栄消防署の職員の皆さんです。

震災対策訓練02 いたち川もこの公園付近までさかのぼってくると、水深はあまり深くありません。
可搬式ポンプで取水する為に、最低でも40センチくらいの水深は確保したいところです。

この為、まず土嚢をつくり、川の水を堰き止め、水利を確保する訓練からはじめました。

震災対策訓練03 消火栓や防火水槽が使用できる場合は問題無いのですが、これらが使えない場合はこうした自然水利の活用が重要なポイントになります。
7月に実施された水害対策訓練でも土嚢積みの訓練は実施しましたが、実際に川を堰き止めての訓練は、経験を積む上でも非常に貴重でした。

震災対策訓練04 水利が確保された後は、送水、放水訓練の開始です。
第三分団のポンプを元ポンプとして、送水圧力を確認した後、ホースを10本、20本、30本、35本、40本と延長していき、送水圧力を変化させていった時の、筒先から放水される圧力を測定していきます。

また、ホース10本毎に合計3台の中継ポンプを置き、送水圧力の変化を測定しました。

震災対策訓練05 画像は、第一中継ポンプ地点(第四分団担当)で送水能力を確認している様子です。
筒先員は臼井班長が担当しました。
後方で補員を行っているのは北村団員です。

震災対策訓練06 こうしたデータ採取により、有効消火能力の確認を実施しましたが、実際の災害発生時には今回の訓練のようになかなか冷静には対応できないと、飯島団長の訓練終了後の講話にもありました。

栄消防団では、いざという時に慌てずに冷静に対応できる様に、こうした訓練を積み重ねてまいります。


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