2014年 普通救急救命講習会

心電図

講習会01 2014年3月30日、上郷地区センターにおいて第四分団の『普通救急救命講習会』を開催しました。

わたしたちは、いつどこで突然のけがや病気におそわれるか予測できません。また、何かの原因で『意識障害』を起こしてしまった場合、そのままにしておくと舌がのどに落ち込んで呼吸困難となり、ついには心臓も止まり死に至ります。

脳は、心臓が止まると15秒以内に意識がなくなり、3〜4分以上そのままの状態が続くと回復することが困難となります。処置が遅れた場合、たとえ生命が助かったとしても、元の社会生活ができるまでに回復するのは非常に困難となります。

講習会02 現在の状況では、119番通報を受けてから救急車が現場に到着する時間は約8分かかり、交通事情等により到着が遅れる場合も想定されます。
そこで、このような場合には、一刻も早く適切な応急手当を行う必要が生じるのです。

講習会では、応急手当指導員のライセンスを持つ団員が講師となり、講義のあと実地訓練を行いました。
この日は、団員29名が参加しました。

講習会03 栄消防署管内の平成25年中の救急件数は4,929件ですから、毎日13件以上出動した計算になります。
また、救急件数は年々増加しています。
栄消防団では、1995年以降機会があるごとに講習会を開いております。

講習会04 心肺蘇生法等は、普通の生活をしていく上では一生に一度実践する機会があるか無いか程度のことと思われますが、それでもいざという時に備えて会得しておきたい技能です。

研修会ではAED(自動体外式除細動器)を用いた応急手当も研修しました。
栄消防団では、団員全員について講習を受けるように、更には一般の方々に指導できる技術が身に付くように推進中で、今後も毎年継続して講習会を実施していく予定です。

3時間近くの実地訓練で、かなりの技術向上が図れたと思います。

修了証 講習会終了後には、受講者に修了証が交付されます。
今回の講習会は消防団員を対象としておりましたが、希望者があればもちろん一般の方でも講習を受けられます。
希望される方は、最寄りの消防署、消防出張所か消防団員までご連絡下さい。

事故や急病等が発生した場合、迅速な応急手当と119番への通報が、尊い人命を救います。


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