全国女性消防操法大会

開会式 前日の雷雨で少し心配された天候も回復した、2003年10月23日(木)、ここ横浜市戸塚区にある日本消防協会中央消防訓練場(横浜市消防訓練センター)において、第16回全国女性消防操法大会が開催されました。
昭和60年の第1回大会以来、毎年全国の各都道府県代表として選抜された優秀な女性消防隊がこの訓練場に集結し、日頃の訓練成果を競い合います。
午前9時より、選手の入場行進が北海道を先頭に始まり、最後の沖縄県まで47隊が整列しました。

女性消防隊 女性消防隊は、災害の発生時には消防団に対する後方支援活動を実施するとともに、平素は地域の家庭防火のリーダーとして重要な役割を担っています。

この大会の競技では、台車に搭載された可搬消防ポンプを使用して水利から取水し、40ミリホース3本を延長し標的のボール2個を落とします。
操作開始から標的を落とすまでの時間が成績の目安ですが、その間の動作の確実性、安全性も厳しく審査されます。
指揮者と4名の隊員のチームワークが大きく成績を左右します。

消防団 横浜市の消防団では、毎年この大会の支援を行っており、地元近隣の戸塚、泉、栄消防団の団員が競技終了後のホースの撤収と会場の排水作業を行います。
ホースの撤収には10名、排水作業に6名がコース毎(4コース)のチームに分かれ、競技がスムーズに進行するよう、良いコンディションが保てるよう、気を使いながらの作業です。

40ミリホースとはいえ、水が入った状態での駆け足搬送はバランスがとり辛く結構疲れます。

オーロラビジョン また、会場には巨大なオーロラビジョンが設置されていました。

競技中の各選手の様子や成績が時々刻々写し出され、会場内は拍手と歓声、激励の言葉が飛び交っていました。
はるばる駆けつけてきた応援団の皆さんの一喜一憂が痛いほど伝わってきます。

応援席 応援席の後方には、大きなのぼり旗が林立し、郷土の選手達を見守っています。

でも、成績は二の次でも良いのではないでしょうか?
各隊の皆さんは、この会場に立っていること自体、大変優秀であることは実証済みなのですから。
実力以上の成果を残せたチームは勿論ですが、不本意な結果に終わったチームもどうか胸を張って地元へ戻って欲しいと思いました。


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