2016年 女性消防団員研修会

増田消防団長 5月08日(日)、2016年度の栄消防団女性消防団員研修会が今年4月にリニューアルオープンしたばかりの横浜市民防災センターで実施されました。
この日の研修会には女性団員と栄消防団の分団長以上の役員の計25名と栄消防署から団関係の署員の方々が参加いたしました。
訓示される増田栄消防団長です。

参加団員 研修会は午後1時15分に始まり、増田団長からはスキルアップ訓練も継続して行っていく方針と、合わせて団員確保に向けての更なる協力依頼がありました。

市民防災センターの齊藤さん 横浜市民防災センターの中を案内し、説明してくださるのは齊藤さんです。
齊藤さんはこの春まで栄消防署の庶務課勤務で、消防団を担当してくださっていた方です。
ほとんどの団員は顔なじみで、気軽に冗談を交えながら施設内を案内して頂きました。

地震シミュレーター まず、災害シアターで横浜市で想定されるマグニチュード8.1、震度6を迫力の大画面で見ました。
CGとはわかっていても背筋が寒くなるのを感じました。
次に地震シミュレーターにより、各種の震度体験をしました。このシミュレーターは前後左右だけでなく上下にも振動し、よりリアルな震度体験ができました。

火災シミュレーター 次に体験したのが火災シミュレーターです。火災が起きたらまず通報です。「火事だ〜!」と大きな声で叫び、119番通報しましょう。
そして可能であれば、水や消火器を使って初期消火です。
消火器の使い方は、このホームページ内でも掲載していますので参考にしてください。

怖いのは煙 火災の際に一番怖いのは煙です。焼死者のほとんどは炎ではなく、煙にまかれての窒息死です。
このコーナーでは火災が発生してからどのように煙が流れていくかを見ることが出来ました。
万が一火災に遭遇した際には、姿勢を低くし、ハンカチなどで口を覆いながら避難誘導灯等を頼りに避難しましょう。

減災トレーニングルーム 減災トレーニングルームは本当に優れものだと感心しました。
自分達が普段行っている防災訓練は、地震や火災、水害など被害を想定しての訓練がほとんどです。
この減災トレーニングルームは体験者が部屋の中に入ってから、地震が発生したり、大雨でがけ崩れが発生したりと状況が変わります。
不意の災害に対する対応力が試されます。とっさには人間は動けないものだと実感させられました。

DIG DIG(災害図上訓練)は、Disaster(災害)、Imagination(想像)、Game(ゲーム)の頭文字から取った言葉だそうです。
研修室に戻った団員たちは分団毎に4つのグループに分かれ、栄区の地図を広げました。
まず、自分達の分団の管轄地域を区分けします。町名とかでは分かっていても、地図上にマーキングするとまたイメージが変わります。
さらに主要道路や河川、病院や公共施設、防災拠点などをマークして行きます。
危険個所のプロットでは、地元に住む団員ならではの情報も沢山あり、情報交換にも役立ちました。

和気藹々と 最後に大地震発生による火災発生場所を指定し、いかにして自宅から災害現場に出場するかをシミュレーションしました。
自分の所属する分団だけでなく、他の分団の特性なども知ることができ、大変有意義でした。
さらに女性団員同志が様々な意見交換のできる場面が多々あったとこも研修会の成果だと感じました。


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