2021年 大規模災害対策総合訓練

ガレージ前から出動 2021年07月11日(日)、横浜市消防訓練センターにおいて、大規模地震を想定しての栄消防団大規模災害対応総合訓練が実施されました。
梅雨末期の不安定な天候が続き、雨天も想定されましたが、真夏を思わせる暑さの中で、熱中症を気にしながらの実施となりました。
123名の消防団員が集結し、増田団長による訓示を受け訓練が開始されました。

元ポンプ 4つの分団が個別に分かれての訓練を実施しました。
第四分団は、第三分団と共に、遠距離送水訓練から行いました。
大規模災害発生時には、消火栓が使えなくなる可能性があります。
火災発生時に防火水槽やプールの水、河川などの自然水利等から取水し、遠距離を送水する事態も想定されます。
今回の訓練ではプールから取水しました。

中継ポンプ 火元までの距離が長いことを想定して、中継ポンプを置きます。
2〜3台のポンプを連結し、各ポンプ間を約10本ずつのホースを使って送水しました。

遠距離送水 最後は媒介により50ミリホース2口にして放水し、無事消火することができました。
逃げ遅れた人がいるとの想定で、建物の内外を捜索しました。

振り返り 田代上郷出張所長より、訓練内容の振り返りをして頂き、注意するべき点や、配慮しなければならない事項を解説して頂きました。

障害物排除 後半は倒壊建物内に複数の被災者が閉じ込められているとの想定で、被災者の検索、救出訓練です。
エンジンカッターや油圧ジャッキなど、救助用資機材を使って、障害物を排除していきます。

被災者の検索 引き続き、倒壊建物に侵入し、被災者を検索します。
大地震発生時は余震が発生することも想定される為、人命救助と二次災害の発生防止を総合的に配慮しなければなりません。
現場指揮者の判断力向上の必要性をひしひしと感じました。

被災者救出 訓練終了後、増田団長からの講評でも、大規模災害発生時には、消防職員、消防団員が一体となって災害に立ち向かわなければならない。いろいろ課題もあったが概ね初期の訓練目標は達成されたとのお言葉でした。
日々の訓練の積み重ねが、来るべき大規模災害に備える唯一の手段であると、再認識した一日でした。


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