2010年 大規模災害対策総合訓練

訓練会場 2010年8月22日(日)、横浜市環境創造局栄第二水再生センターの敷地を拝借して、大規模地震を想定しての栄消防団大規模災害対策総合訓練が実施されました。
連日猛暑の30度を大幅に越すこの日、栄区内各地から約140名の消防団員が集結しました。
内田副団長より、飯島消防団長に対して参加人員等の報告がなされました。

通常点検 団長による通常点検により訓練が開始されました。
通常点検は、団員の個々に対して服装や規律の乱れが無いかや、体調の良し悪し等を確認します。

要援護者救助 今回の訓練は、夜間に大規模災害が発生し、被災者が建物の下敷きになっているとの想定です。
発電投光器の部隊が照明を行い、油圧ジャッキの部隊が倒壊建物から要援護者の救助を試みます。

チェーンソー チェーンソーを担当する部隊は、救出路を確保するため、障害となる柱などを切断していきます。
今回の訓練には女性団員も多数参加しており、このチェーンソー部隊にも女性団員が入っておりました。

心肺蘇生法 倒壊建物から救出された被災者に対して、女性団員が救急救命を実施しました。
三角巾で負傷箇所の手当てを行い、心肺停止状態の被災者に対しては、心肺蘇生法を実施しました。
AED(自動体外式徐細動器)を使用しての救命法も実施しました。

消防車出場 訓練の最後は遠距離送水訓練です。
水源の確保が難しい震災発生時を想定して、3台のポンプを連結し、約30本のホースを使って送水し、筒先は50ミリの2口に分けての放水を行いました。

中継ポンプ 元ポンプを水利の水槽に設置し、10本のホースを延長して中継ポンプに接続し、さらに10本のホース延長の先に先ポンプを置きます。
先ポンプからさらに10本のホース延長を行い、筒先の50ミリの2口へと繋げます。

筒先の放水 幾つかのトラブルもあり、改善すべき箇所のありましたが、概ね初期の訓練目標は達成されたとの団長の講評も頂きました。
日々の訓練の積み重ねが、来るべき大規模災害に備える唯一の手段であると、再認識した一日でした。


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