少年消防クラブ研修会

鈴木予防課長 2006年3月25日(土)、栄区少年少女消防クラブ(BFC:YOKOHAMA BOY'S & GIRL'S FIRE CLUB)の春期研修会が栄消防署で行われました。

栄区には本郷中央、豊田及び上郷の3つの少年少女消防クラブがありますが、3クラブ合同の研修会です。
少年少女消防クラブは、小中学生を対象にしたクラブで、防火防災に対する心構えを身につけてもらうためにあります。

今年の春の研修会は、中学校のクラブ員を対象に救急救命講習を行うことにしています。
画像は開会にあたって挨拶される、栄消防署の鈴木予防課長です。

クラブ員

少年少女消防クラブでは、年に2回ほど研修会を実施しておりますが、指導には栄消防署の職員の皆さんと、各クラブの指導員が協力して当たります。
本郷中央の指導員は消防団の臼井部長と長沼(筆者)が担当しています。

今回の救急救命講習では、まずビデオで救命方法の仕方等を学習してもらいました。
皆、真剣に取組んでおられるのがひしひしと伝わってきます。

実地訓練 ビデオ学習の後は、実地訓練です。
要救助者の発見から、意識の確認、救急車の要請、呼吸の確認、気道の確保、人口呼吸、循環サインの確認、心臓マッサージと順序立てて、署員の方が説明してくれます。

心肺蘇生法 また、現在導入が進んでいるAED(自動体外式徐細動器)の使用方法や止血法なども研修しました。
中学校になると充分な体力がついてきます。
心肺蘇生法も勿論行うことができます。
いつどこで遭遇するかもしれない緊急事態にも、こうした訓練を行ったことがある人が近くにいれば、救命率が上がることは間違いありません。

講習も終えられた皆さんには救急救命講習修了証が授与されますが、中学生でこれも持っている人はまずいないと思います。
ちょっと自慢になるかもしれませんね。


クラブ員 またこの日は、昨年の秋の火災予防運動に合わせてクラブ員が作成してくれた防火ポスターに対しての感謝状の贈呈式が行われました。
いずれも力作で、本郷台駅のコンコースや栄区消防出初式にも展示されたのでご存知の方も多いことでしょう。

防火ポスター展
画像が昨年秋の火災予防運動の期間中にJR本郷台駅コンコースにおいて、展示された栄区少年消防クラブ員が作成した防火ポスターです。
区民の皆様に少年消防クラブの活動を知ってもらうことで、より一層の防火防災の意識高揚を図ることが目的です。

また、今回の応募作品は18年カレンダーとして作成し、区内の小、中学校に配布されます。
学校で評判になり、クラブ員が増えてくれると嬉しいのですが・・・。

樋口栄消防署長 樋口栄消防署長より、クラブ員一人一人に対して感謝状と記念品が贈呈されました。
皆、少しはにかみながらも誇らしげに感謝状を受け取っていました。

記念撮影 最後に、消防署のガレージで栄署自慢の屈折型はしご車や消防指揮車をバックに自分で作成したポスターと共に記念撮影です。
夏休みには、また夏期研修会を予定しています。
楽しみにしていてくださいね。


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